貴方は  番目のお客様です。ようこそ! 
           編集・管理人: 本 田 哲 康(苦縁讃) 
             
地球誕生のあらまし
 
                
  あらまし   46億年前 ・・厚い雲に覆われた地球 NHKスペシャル 地球大進化「地球誕生以後の歴史」&「水が語る地球と宇宙」(NHK高校講座地学)より抜粋
 太陽を巡って周辺を回り続ける惑星。
 この惑星の一員に、我らが地球もある。『宇宙衛星・地球号』だ。
時速に計算すると、マッハ90の速度で太陽を回っているという。
 この地球は、元は今の大きさの1割程度であったという。他の惑星も同様に小さかった。
 幾多の惑星同士の衝突の末に、今の大きさとなった。
 そして豊かな水と多様な生物を賜った。
 豊かな自然は、ザッと俯瞰すれば下記のような風にできあがったのである。
 地球の内側に水星と金星が廻っていて、外側には火星や木星などが廻っている。
 地球よりも質量の大きい星々がうまく内側と外側に廻り巡っていて、地球の多様な生命を守っているのである。
 太陽から降り注ぐ紫外線やエックス線の傘となったり、宇宙の塵が降り注ぐのを、覆い被さって少なくもしている。
 こうして、地球は守られていることに、意外と気づかない。
 また、太陽系の多くの惑星達の相互間の質量の差異は、ほどよくバランスがとられている。
 このお陰で、地軸は何度も代わったが、46億年間、惑星の軌道は変わらずにず〜っと、太陽を回り続けていることも、考えようによっては”不思議”と言うほかない。
自転の速度は、赤道付近ではマッハ1.4であるという。だが、静かである。
 ついでに申せば、我が国日本は、地球上においては”乾燥地帯”に位置する場所にある。
 だが、その乾燥地帯に置かれている日本に、(時には災害に泣くが・・・・)豊富な水があり、瑞穂の国とも言われるのは何故であろうか?それは、遙か彼方にそびえているヒマラヤ山脈のお陰であることも忘れてはならない。
 豊かな水のお陰で、日本の山野は茂っている。「地表に塩が吹き出して、作物のできない。」等という地域もない。多くの偶然が重なって、その下で、無力な人間がうごめいている。
 それにしても、”水”は清浄で、豊かで多様な森林を持つ日本が、『農』を顧みなくなった今の状況は、素直には肯くことができない。
                                   ・・・・・ 苦縁讃
◎ 46億年前  雲の下は一面赤の世界→大気の量が今より遙かに多く地上に赤い光しか届かなかった。大陸はなくほとんどマグマの海に覆われていた。地球の大きさが今の十分の一しかなかった。
 ********
 この頃に、巨大な(直径6千キロ・地球の半分ほどの大きさ)原子惑星ティアが衝突(=ジャイアントインパクトと称される)。地球に斜めから衝突し、その時の衝撃で地球の多くがはぎ取られマグマが大量に宇宙空間に放出された。その飛び散った天体が合体して月(現在直径3,476Km)となった。地球から約二万キロの近くを廻る惑星であった。
 この衝突後、地球表面がえぐり取られ、地球内部から蒸発物が噴出して、生命に必要な水(水蒸気)や二酸化炭素ガス・大気と、鉄などの重い金属は素早く中心部へと沈み込んで中心核がつくられマントルも形成された。衝突から数時間の間の出来事であった。この事件は生命誕生に大切な事実であった。スタンフォード大學ノーマン・スリープ教授2014.9追加 
◎ 45.6億年前〜45億年前 ・・・・マグマの海
 衝突する微惑星の運動エネルギーが熱として解放され、形成期の地球は高温だった。地球の材料物質から放出されたガスによって、原始大気が作られる。
 水蒸気や二酸化炭素などの保温効果により、地表温度は1,000℃以上まで上昇し、岩石が溶けて深さ1,000kmに及ぶマグマの海に覆われた。それから金属鉄が中心部に沈んで核ができた。
       ・・・・・ ここ Newton別冊 「時間と空間を軸にえがいた 新宇宙図」 2008年12月10日 第3版
 より 
☆ ア・ラ・カルト ☆ 兄弟惑星たち 
○水星・金星・地球・火星までは、地球形惑星という。
 ・・・岩石で構成される。地球と同様の大きさ。直径は1万3千キロくらい。
○木星(14万Km)・土星・天王星・海王星には輪があり、木星形惑星という。
  これらは、ガスで構成された惑星。

 * 地球〜月(38万Km) ・・・・太陽→地球の距離=1天文単位
 * 火星の外側には白い小惑星のドーナツ城の帯
     → 小惑星帯(約10万個以上の惑星)
 * 土星までが、太陽→地球間の距離の10倍(10天文単位)
 * 冥王星は、外の天体達に比較すると、軌道が随分とずれている。
 * 冥王星と同じような仲間がその外側に別々の軌道で回っている。
    エリス(2005年発見)・セドナ
 * 1光年(9兆5,000億Km)辺りにオールトの雲(彗星産まれる場所)
           ・・国立天文台 縣 秀彦 教授
 地球の大きさが今の十分の一しかなかった。・・・・・国立天文台の小久保英一郎博士は説く。
 小さな地球の周りには、同じようなミニ惑星が、惑星がひしめくように回っていた。
 今、水星・金星・地球・火星と四個の惑星の範囲に、惑星達がひしめくように回っていた。そして、惑星達の衝突が繰り返された。
 やがて、惑星は20個のみになって、1000万年の間廻っていたが、その後、また、衝突を繰り返す。
 ・水星→ 1〜2個の惑星の衝突によって今の形となった。
'8,8.20追加
○地球との最近距離 7,700万Km ○直径:地球の3分の一 ○自転速度:地球の58日で一回転
 大気が存在し、僅かながら酸素もある。 45億年前の小惑星の衝突によってできたクレーターが数多く存在。大きなクレーターは、直径1300Kmもある。この衝撃波が地表を駆けめぐり、水星のそのクレーターの裏側に山脈を作り上げた程である。 ◇ 地表温度 夜はー180℃ 昼 450℃ この激しい高温で、水星の大気はほとんど蒸発してしまった。 
 ・金星→ 8個前後が合体(現在、表面温度はおよそ450℃)
'8,8.20追加
○地球との最近距離 4,200万Km ○直径 地球の95% 
 厚い大気に覆われているために、地表を見ることはできない。 1975年10月ソヴィエトの金星探査機が、地表の写真を送ることに成功した。そこは、不毛の砂漠であった。 最近になってより詳しい金星表面の状況が解ってきた。80Km上空から厚い強酸性の雲に覆われていて、金属をも溶かしてしまう程である。この雲は、金星の火山活動が造り出した物だと考えられている。火山によって大量の硫黄が空中に吹き上げられ、これが水蒸気にとけ込み濃度の高い硫酸を作り出しものである。金星表面の気圧は、地球の90倍。大気の成分はほとんどが二酸化炭素。これが温室効果をもたらして気温がどんどん上昇している。 ◇地表温度 480℃ 鉛をも溶かす温度であるが、数十億年前には微生物が棲んでいた可能性が認められる。海の水はほとんどが蒸発してしまったが、一部の生物は大気中に存在しているのではないかとの説もある。 しかし、地球上では硫酸の中に生存する生物も発見されている。 ・・・・・デンバー自然科学博物館 デビッド・グリンスプーン教授

 ・地球→ およそ10個の惑星が衝突して今日の大きさになる。(直径12,756Km)  5億年前の地球の自転は、およそ5時間/日
       太陽から一億5千万Kmの距離は、光の速さでも8分以上掛かる距離

 ・火星→ 一度も衝突を経験していない。ミニ惑星の生き残りと考えられている。
       (直径6,794Km・表面温度はマイナス6℃、重量は、地球のおよそ三分の一。)
'8,8.20追加
○地球との最近距離 5,600万Km ○直径 地球の50%  ○磁場が存在しない
 50億年前に太陽が誕生したときに、太陽から強力で高速の放射線が太陽系全体に放射された。それは今でも続いている。幸い地球には磁場が存在し、これが盾の役割を果たして放射線を地球から反らせてくれている。火星には磁場が存在しないため、放射線は地表を直撃する。長い間太陽からの放射線や太陽風を浴びたことで,地表から、水は蒸発してしまった。表面は不毛の砂漠である。表面は、乾燥した酸化鉄の塵で覆われている。太陽光に温められた地表では,小さな砂嵐が竜巻状に起こる。時には、相互に共鳴し合って大きなものとなり、小麦粉のような小さな塵が全体を覆ってしまうこともある。  ・・・・・ アリゾナ州立大学 ロナルド・グリーリー教授
 ・木星→ ○地球との最近距離  5億8,700万Km ○直径 地球の11倍(その内部に地球が1,300個入る大きさ)
'8,8.20追加
 すべてガスでできていて、堅い地表は存在しない。大気の上層部には,互い違いの方向に渦を巻く雲の塊がある。木星には,強い風が吹き荒れている。
 ◇ 自転速度 10時間 早い自転速度が、表面にある縞模様を作り出している。この雲の衝突によって、太陽系で最大の嵐・大赤斑(だいせきはん)を起こす。これは地球のハリケーンに似ているが大きなちがいもある。ハリケーンは陸に地下ずくと小さくなっておよそ2週間で治まるが、大赤斑は300年以上も続くのである。
 表面の雲を下降していくと、水素の雲にかわり気圧は次第に上昇していく。中心に近づくと気体は水銀に似た液体金属へと変化する。木星の中心核に到達する。
 ◇ 木星の中心核 温度 2万2,000℃ 圧力 地球表面の1億倍。1,000頭の象の重力が、女性のハイヒールのかかと部に集中した程の圧力である。
   ・・・・・・コロラド大学 フラン・バグナル 教授
 ☆ 木星の衛星「イオ」では、激しい火山活動。ハワイのキナウエア山がよく似た場所。表面は固まっているが、地下には厚いマグマが流れている。
  しかし、「イオ」の火山の出す溶岩流はハワイとは比べようもない程に大量である。
  また、大量の放射線を放射している。これが高速で回転する木星の周りを包み込んで、ミクロの弾丸のような「放射線帯」を造っている。
  ・・・・・ NASA ジェット推進研究所 ロザリー・ロペス

   ・土星→ ○地球との最近距離 12億8,700万Km ○直系 地球の9倍。
'8,8.20追加
 ◇ 土星の輪は、氷と岩石の集まってできたものである。岩石の大きさは様々だ。すべてが、弾丸を超える速さで動いている。
 ◇ 土星の大気は、木星と似て、互い違いの帯が時速1,600Kmで廻っている。二つの雲の帯が接する当たりでは、微粒子の衝突によって雲の間で雷のように放電が起きている。地球上では想像もできないような巨大な稲妻が起こっている。地球の稲妻は、一瞬のうちに温度が2万8,000℃になることがある。その高温のために,地上に落ちて、砂が溶けガラス状のチューブができる程である。しかし、土星ではアメリカ全土を覆い尽くす程の巨大な嵐が発生しているのである。それに比べれば、地球の稲妻は小さな火花に過ぎない。地球の嵐は1〜2週間続くこともあるが、土星では少なくとも数年間継続して轟くのだ。    NASAジェット推進研究所 ケビン・グレイジア

 ・天王星→ これといった特色はない。

 ・海王星→ ○地球との最近距離 48億2,700万Km  ○直径 地球の4倍
'8,8.20追加
 水素と少量のヘリウム、そしてごく僅かなメタンからなる大気の色で、青い星に見える。温度の低い上層でメタンが凍ってできる雲に覆われている。
 白い雲を追って一連の写真を撮影した結果、雲の流れる速度は太陽系で最も早いものであった。時速2,000Kmに達するところもあった。
 地球上で最も破壊的な風と言えば竜巻である。1996年の地球史上最大の竜巻(オクラホマ地方で発生)は道路のアスファルトさえ引きはがしていった。その時の最大風速は,時速512Km.。海王星の風は、その竜巻の4倍の速さで吹き荒れているのである。  ・・・・・宇宙科学研究所 ハイディ・ハメル博士
 ◇ 海王星の第一衛星「トリトン」は、二酸化炭素・一酸化炭素・メタンの氷、そして、凍った窒素の氷に覆われた極度に温度の低い天体である。
   温度は、ー234℃。凍った表面の下には、大量の液体窒素が存在し、それが太陽の熱で温められると、大量のガスに変わる。温泉のように噴出し、地上に塵を吹き出す。               ・・・・・サウスウエスト研究所 ジョン・スペンサー博士
                     
 
※火星には昔(今から数十億年前)海があった。(左下の図はシミュレーションによる)
  しかし、今、海は消えてしまった。重力が小さかったので、火星の重力は大気をも引き留めることができなかったのである。※
今から数十億年前の、シミュレーション図 直径6,794Km・表面温度はマイナス6℃
 「最近、この火星に今も水が存在するのではないかという証拠が出てきた。」東京・三鷹 国立天文台 渡部潤一教授(太陽系の天体の研究)
 1996年火星探査機「マーズ・グローバル・サーベイヤー」が打ち上げられ、今も火星に水があるということを示す画像を送ってきた。
 2001年の画像と2005年のそれを比べると、僅かな違いが見られる。
 「同じ場所何ちがっているところがある。内部の水が溶けて浸みだし、斜面を走ったと思われる形跡が認められた。」
 火星の気候は地球よりも激しく変動する。そのため地中の温度が上昇し、地下の氷が溶けて流れ出たと考えられている。

 さて、地球の最後の惑星との合体は劇的なものであった。
  9個の惑星が合体した原始地球は、たび重なる衝突・合体で雲が薄くなり、隙間から海が見えたと考えられる。
   @ そこへ最後のミニ惑星が近づいてくる。
   A 衝突する。
   B 衝突の勢いで、解けた岩石が宇宙へ飛び出して行く。
   C そして原始地球の重力によって再び地球へ引き戻される。
             
 しかし、破片の多くは宇宙空間に留まった。ミニ惑星がぶつかった場所が中心を外れていたので、遠くまで飛ばされたからだ。
 その光景は、まるで土星の輪のように空一杯に広がっていた。
            
   D 空間に漂っていた破片は、また、衝突を繰り返しやがて大きな星になって行く。
     ・・・これが月である。

   地球は大きくなって、初めて生命を長く繁栄させることのできる星となったのである。

◎ 43億年前 ・・・・海洋の形成  2014年修正(45→43)
  微惑星の衝突がおさまると、冷え始める。大気中の水蒸気が凝結して地表に降りそそぎ、海洋が誕生した。地球の表面は高温状態から100℃程度まで下がったと考えられる。マグマの海も急速に固まっていった。
  ・・・・・ ここ Newton別冊 「時間と空間を軸にえがいた 新宇宙図」 2008年12月10日 第3版 より
 この頃の地球の自転:一日が6時間だった。地軸の傾きは10度(現在はおよそ23°。誕生した月の引力によりほぼ固定された)。月は今よりも地球に近い位置(32,000Km)にいて、潮の干満は、今の4倍ほどと大きかった。この、潮の干満による摩擦が、大陸を形成させ、地球の自転も長い年月を掛けて遅くなり、今のスピードになった。
(古い時代の波打ち際の化石から時点を計算)
 ******* 月の影響による、潮の朝夕が生命誕生に大きな影響があった。RNAが生成されるという実験的な証明がされた。(2014年)
◎ 40億年前 ・・・・隕石が宇宙から降り込んでくる。1,000年後、雨が降り続き海ができる。
          
 アリゾナ大隕石孔国定記念物(バリンガー隕石孔)がある。・・今から5万年前に隕石の衝突した跡である。
 今から百年前、ダニエル・バリンガーが買い取る。そして、私財をなげうって、鉄とニッケルを採取しようとした。
 25年間、掘っても出てこなかった。
          
 40億年前には、重さで、この隕石の一兆倍・直径では一万倍の隕石が落ちてきたと推定されている。
    △ ノーマン・スリーブ博士 (スタンフォード大学)は、・・・・























・月のクレーターを元に遙か昔の地球への隕石の落下の実績を割り出した。
 
 月の25倍の数の隕石が落ちてきたと思われる。   その内訳は・・・・・
 直径200km以上 10〜20回
 直径300km以上 3〜11回
 直径400Km以上  8回以下 時速7万2千キロで衝突。
厚さ10Kmの地殻が丸ごとめくり挙げられ、そして→地殻津波が起きる。
砕かれた破片が、高さ数千km。クレータの縁は高さ7千メートル。
クレーターの直径は4千km。
           
△ ピート・シュルツ博士 ブラウン大学   NASAエイムズ研究センター アメリカカリフォルニア州は、・・・
 直径6mmのアルミニウムの玉を、水面に向けてピストルの弾のおよそ2万倍の速度で打ち付けて結果を測定した。
           
 その実験から推計すると・・・・・
@ 隕石の運動エネルギーが熱に変わる。その温度は、6,000℃=太陽表面と同じ温度となって、水は蒸気に変わる
A 高温は岩石も蒸発させる。 岩は、沸騰し蒸発し、岩石蒸気となる。
B 熱は、クレーターの周囲に伝わって行く。
C 岩石蒸気は、一気にあらゆる方向に広がって行く。
D 山に達し、雪の水もまもなく蒸発。ジャングルは火の海と化す。
E 衝突から一日で、地球全面を覆い隠す。およそ一年近く覆う。
F 海面は泡立ち、沸騰し、一分間に5cm干上がって行く、塩が残るがこれも蒸発。
G 1ヶ月後、海に水はなくなる。水深4,000mの海もない。全海洋が蒸発し、数千mの塩の結晶となる。
           
△ NASA ケビン・ザンレ博士は、
   「40億年前、もっと高温になる隕石の衝突があった。海底2,000℃に
まで達した。」という。
  
 隕石降下から1,000年後、雨。年間降水量3,000ml。
 雨は断続的に2,000年にも渡って降り続いた。
 海は元の深さにも回復。地下にいた微生物が海中に再び進出。
 地球最初の生命 ・・・・ 38億年前 0.01mmの大きさの生物
○ グリ−ンランドは、 国土の80%が氷に覆われている。
 ここグリ−ンランドで、38億年前の岩石から太古の生命の痕跡を発見した。発見者は、ミニック・ロージング博士(デンマーク地質博物館)。
 畳半畳ほどの小さな岩に幅30cmの黒い帯。生命が這い回った痕跡と思われる。しかし、生物の化石はない。
 38億年前にはここは水深数百mの静かな海の底であった。
 顕微鏡で見ると炭素の粒が確認できた。これは38億年前の生物の体を構成していたものであることが確認できた。
 体長は1mmの百分の一位。現在のバクテリアのようなものであった。
 水中を漂いながら、海中から炭素を含む栄養分を採って生きていたと考えられる。
 彼は「海ができると同時に生命は誕生していた。早ければ43億年前であったろう。」と言う。








△ スタンフォード大学 ノーマン・スリーブ博士は、塩の堆積する場所よりも深い場所に着眼した。
  地下1,000mなら50℃以下である。
    
 南アフリカの金の鉱山(エバンダ金鉱山)において、 地下3,500mを調査した。
 ここにおいて発見した微生物は、地表にいない微生物にもかかわらず、酸素呼吸など地下では役に立たない遺伝子を持っている微生物が沢山見つかった。
 それは、遙か昔に地表からこの地下深くに侵入したことを物語っている。
 岩の隙間という、この住み慣れない場所で命を繋いできたわけである。
           
かつて科学者は、地面から深さ60cm位までしか生物は住めないと考えられてきた。→
エスタ・ファンフェンデン博士(フリーステート大学)
                                         
  リンク    原子、そして"いのち"








先カンブリア期

海洋生物の繁栄
46億年





5.42億



中生代を三分類

2.51億年





0.655億年
三畳紀 明確に堆積岩が分かれる

 大型生物が繁栄
ジュラ紀 SWISSとフランス間の
ジュラ山脈に分布する地層
白亜紀 英仏海峡の両岸のチョークと呼ばれる
白い石灰岩で出来た地層
古生代
2.51億年
中生代 0.655億年
新生代


◎ 32〜27億年前 ・・・・金属核と磁場の発生
  27億年前には、磁場は現在の強さまで発達した。これは中心部の個体の鉄が析出して内核が成長しはじめたことで、外核の対流が活発になり、液体金属の激しい運動による発電作用が起きた結果ではないかと考えられている。
   ・・・・・ ここ Newton別冊 「時間と空間を軸にえがいた 新宇宙図」 2008年12月10日 第3版 より
  27億年前に、海中に光合成生物誕生。酸素が作られると、鉄分と化合して土壌に縞状鉄鉱層を作る。
◎ 22億年前 全球凍結。 大気中の温室効果ガスが大きく減少して、温室効果が弱まったために起きたらしい。大陸配置やマントル対流の変化によって大気中の二酸化炭素が炭酸塩岩に閉じ込められやすくなった可能性や、酸素を発生する生物の繁栄で大気中のメタンが分解された可能性などが提案されている。
 その期間、数千万年の間。しかし、生命は耐えることなく生き続けた。
◎ 21億年前 ・・・・真核生物誕生。
◎ 〜20億年前 ・・・・超大陸の出現
◎  6億年前  全球凍結。しかし、生命は耐えることなく生き続けた。もっとも暑い赤道付近の石にも氷河が満ちていた。
氷河が静かに削った痕跡が残っている。数百万年氷結が続く。
 一部の火山地帯の暖かいところで、生物は生き延びる。
 やがて氷が溶けてくると酸素が増加しだす。
 大気中の酸素量が現在の100分の1となる。これ以降、発酵作用よりも30倍も効率の良い酸素呼吸によってエネルギーを得るようになる。
 プテリデニウム・ヨルギア(30cm)
・キンベレラ等のエディアカラ動物群(軟体動物)誕生。
   5億年前  この頃の月は、1年間に2cm、地球から遠ざかっていた。(今、3.5cm/年)ユタ大学:地質学者マージョリー・チャン。
◎ 5.42 〜4.88億年カンブリア紀  海洋生物の繁栄、 生物の大爆発 ・・・・ 珊瑚礁が広がり、バージェス動物群・三葉虫、尾鰭だけの最古の魚・アランダスピス(20cm)、そして、鰭を持つユーステノプテロン等。 
◎ 4.88 〜 4.44億年オルドビス紀  脊椎動物、魚類
◎ 4,44 〜4.16億年シルル紀  大気中にオゾン層が形成される。植物の上陸(ライニー植物群)、そして、無脊椎動物の上陸



◎ 4.16 〜3.59億年 デボン紀  脊椎動物の上陸、魚類の繁栄  
◎ 3.7億年前  食道から突起した肺を持つ魚・肺魚誕生。
◎ 3.6億年前  3.6億年前に、大陸の衝突と巨大山脈の生成。浅い海の動物の8割はえら呼吸の板皮類であった。残りの弱い動物はもっと別な場所を求めた。しかし、海中の低酸素が板皮類の絶滅を招いた。
 しかし、特別な呼吸器官(肺)を進化させたものが生き延びた。海の酸素不足が解消されると魚の肺は浮き袋となって機能した。
 やがて動物に手足の生成。生物は陸に上がる。

 化石:アカンソステガ=水中の浅瀬で落ち葉や小枝をかき分けて歩いた。肉食獣から身を隠していた。その後、生物の手足と進化した。
 


◎ 3.59 〜2.95億年 石炭紀  シダ植物繁栄
◎ 3.5億年前  この頃、地球の一年はおよそ400日であったことが、珊瑚の化石を調査して知ることができた。



◎ 2.99 〜2.51億年ペルム紀  超大陸パンゲアができる。生物の大量絶滅
◎ 2.5億年前

 地球内部のマントルが一気に吹き出す(スーパー・プルーム:直径1千Km)。
 → 極付近では20℃程気温上昇。海中の無脊椎動物の96%、陸上動物の50%の生物死滅
その後一億年もの間、地球は低酸素の状態を続けた。
低酸素の状態下で、ほ乳類は胎生で、子宮内で子供をはぐくむシステムを獲得した。
     
◇ 全海洋蒸発にも堪えて、生物は生き残ったのである。
 2.5億年前の塩の中から、水を検査した結果完全な形の微生物を発見した。これを4ヶ月間の培養の末、微生物は生き返った。
       (ラッセル・ブリーランド博士 ウエストチェスター大学)
◇ 2.37 〜1.66億年  この間に、静かにパンゲア大陸の分裂が始まった。これまでは、大陸は一つの固まりだった。
◎ 2.5億年前  この頃、Y染色体によって性が決定されるシステムができた。
 ヒトの男性染色体(Y染色体)、この頃は1,000以上の染色体

 それまで普通の染色体二本のペアだったが、一方の染色体に男性となる遺伝子・SRY遺伝子が獲得された。更に、この染色体に精子を造る遺伝子も獲得。
 更に精子を造る遺伝子も獲得された。こうして男性の役割を担うY染色体が造られた。
 これによって、雄と雌の生まれる確率が、確実に50%ずつというメリットが生まれた。しかし、X染色体とは異なった染色体は、X染色体と交わることが不可能となった。
 そこで、代を重ねるにつれて、父から息子へ伝える時に、これがコピーミスをしたりして欠損したり、突然変異を起こしたりした部分は、補い合って修正することなく、欠損したまま小さくなっていった。
 

  
現代人のヒトの男性遺伝子Y染色体数は78。これが,更に減少の傾向にある。
 いずれ、速くても来週、遅くとも500〜600万年後には、Y染色体は消滅するかもしれないというのである
 このことは、人類の存続に関わる問題だ。男性は居なくなってしまうというのだ。

 
いずれ、人類は自滅するだろう。
」というのだ。
  男(雄)の精子に含まれる遺伝子の命令で、哺乳動物の女(雌)に胎盤を造らせる。
 
Y染色体のみに、雌の体に着床するための胎盤を造る遺伝子が二つある。この結果、ほ乳類の胎盤は、男性が居なければできないという運命を背負ったのだ。
 胎盤を造る遺伝子が、何故、男性側にあるのか?それはまだ分かっていない。
 しかし、胎盤によって、ほ乳類の繁栄を確かにしたことは事実である。寒いところでも暑いところでも、更に海の中でも・・・・。
 だが、・・・
 今、男性の精子の劣化が顕著になっている。その原因は不明である。
2002年「NATURE」誌(オーストラリア国立大学教授 ジェニファ・グレーブス博士)
◎ 2.35〜   
       6.5千年前
 この間、気のうを持つ恐竜が栄えた。現在(2008年)、800種類の恐竜が確認されている。
骨盤の形態で
二分される
竜盤目 竜脚形類 テラノサウルス・レックス白亜紀後期(体長11.3m)、マメンチサウルス・ホチアネンシスジュラ紀後期(23.2m)
獣脚類  現在の鳥類に進化
鳥 盤 目 カスモサウルス白亜紀(5.2m)、サウロロフス白亜紀後期(10.6m)、
  巨大隕石(直径10Km)落下。例えば、北アメリカ大陸が消滅するほどの規模であった。
◎ 5.5千年前  再び大陸の分裂が始まって、メタンハイドレードの噴出による地球の温暖化。→ 豊かな緑に覆われる地球。
 眼の進化→網膜の中にフォベア(光を感じる神経の集中した部分)は、色彩を鮮明に感じることができた・三色型色覚。
◎ 3.3千年前

 南極が孤立し、南極周辺を廻る海流(周極流)が、赤道からの暖流を断絶した。そして南極は氷の大陸に変貌。そして南極生まれの冷たい海流が地球全体を冷やすことになった。地球の温度は30度も低下した。寒冷化と乾燥化が始まり、動物たちの食物争奪戦が始まることとなった。
 この窮地がほ乳類に新しい進化をもたらした。眼の後ろに骨の壁(眼窩後壁)ができた。
 これによって、眼球を支えて鮮明な景色を見ることが可能となった。このころにフォベア
(光を感じる神経の集中した部分)ができたと推測される。
 更に果実が少なくなって更に食物の獲得が困難になった。→ このお陰で赤い若葉の識別(三色識別)ができるようになった。今の私たちのような色彩感覚を獲得するようになったと思われる。
 地球は、水に満ちあふれている希な星 ・・・・ その『水』が大陸を造った。(2008年4月の放映)
水と地球  海洋研究開発機構 巽 好幸氏 プログラムディレクターの解説
世界最高の性能を誇る地球深部探査船「ちきゅう」  今から三十数億年前、地球の殆どは海に覆われていて、大陸は存在しなかった。  その後、小笠原諸島のような島々が生まれ、それが大陸に成長した 「この大陸は水がないと出来なかったのだ。」
  「地球の地形は二つに大きく分けることが出来る。一つは海。もう一つは大陸。この大陸は水がないと出来なかったのだ。」
 実は今から三十数億年前、地球の殆どは海に覆われていて、大陸は存在しなかった。
 その後、小笠原諸島のような島々が生まれ、それが大陸に成長したのである。
 水は何故、大陸を造るのに必要なのだろうか?
「大陸の形成には、水はどのような役割を果たしてきたのか?
 そのことを知るには、地球の内部がどのようになっているかを知る必要がある。」
 地球の内側には、「核」と呼ばれる金属で出来た部分がある。
  地殻は大陸形成と深い関係がある。
 海の底を造る地殻は、地球を縫うように走る海の中を走る大山脈で造られている。
 地球の内側には、「核」と呼ばれる金属で出来た部分がある。
   ○ 5,000℃の内核。 ○ 4,000℃の外核。
   ○ その外側にはマントルと呼ばれる部分で、内側は3,000℃、外側は1,000℃の岩石から成っている。
   ○ 更にその外側には、非常に薄い厚さ5Km〜数十Kmの地殻で、岩石から成っているが、マントルとは少し性質が異なっている。
   ○ マントルの一番表面の部分と地殻を併せた部分をプレートと呼んでいる。
      (内核の中心から地殻までの半径は6,300Km。外殻から地殻までは2,900Km。)
深海の噴火。
 この大山脈こそマントルが溶けてマントルとなり、海に出てくる場所である。 海に出たマグマは海水で急速に冷やされることで、固まって岩石となる。
 地殻は大陸形成と深い関係がある。
 海の底を造る地殻は、地球を縫うように走る海の中を走る大山脈で造られる。
 そこでは活発な火山活動が起きている。
 地殻が深くまで沈み込んでいくと、水が浸みだしてくる。その水は、個体であるマントルを溶かし、液体のマントルに代える。
 この大山脈こそマントルが溶けてマントルとなり、海に出てくる場所である。
 海に出たマグマは海水で急速に冷やされることで、固まって岩石となる。
 この岩石が新しい地殻となるのだ。海底にある大山脈はこの新しい海の地殻を作り続けている。
 海の地殻は、自らの重みによってまた、地球内部の熱の影響を受けて動いていく。
 そして海溝と呼ばれる海の深い部分に沈み込む。つまり、再び地球の中に戻っていく。
 沈み込みの起こる海溝の付近を観察みると、ここでは、地殻が深くまで沈み込んでいく。
 すると、水が浸みだしてくる。その水は、個体であるマントルを溶かし、液体のマントルに代える。
 海底を造る地殻を、海洋地殻という。大陸を造る地殻を、大陸地殻という。
 水が造ったマグマが大陸地殻になるのである。
  「水は非常に反応しやすい物質なので、岩石の中にも入っている。海洋地殻を造っている岩石にも水は含まれている。この海洋地殻が、マントルの中に沈み込むことによって、温度・圧力が上昇して、その為に水が岩石の中から浸みだしてくる。その水が、マントルを溶かしてマグマを発生させるのだ。これが、大陸形成の第一段階である。
 次のステップは、水に溶かされたマグマの上昇から始まる。この時、マグマの成分は海洋地殻と大な違いはない。ところが、地下でそれが変化していくのである。
 軽い岩石は上に、重い岩石は下にと別れ、だんだん大きくなっていくのだ。このように、軽い岩石が成長することで、大陸地殻、つまり、大陸ができあがるのである。
 「マントルが溶けて出来たマグマは上昇していく。そして、冷えて固まったり、また、溶けるということを繰り返す。そのようななかで、軽い成分が、上の方に集まるようになる。そうして集まった岩石が、白い岩石でこれが大陸地殻を形成していくのだ。」

 大陸地殻と海洋地殻は、どのような岩石から出来ているのであろうか?
 「地球の表層を覆っている地殻は、二種類の地殻から成っている。一つは海洋地殻と呼ばれ、玄武岩質の岩石から出来ている。もう一つは、大陸地殻と呼ばれ、閃緑岩や花崗岩から成っている。
 この岩石は白いのが特徴です。この大陸地殻は海洋地殻に比べてずっと軽くてマントル上にぷかぷか浮いているような状態と考えても良いだろう。」
ドリルを使って海底を掘り、 サンプルを採取 重い、一方が沈み込む。軽い方は持ち上がる。
摩擦によって下に引きずり込まれた部分は、エネルギーが蓄えられて、ある時に跳ね返る。これが自身。海水は動き、時には津波となって、大陸に押し寄せる。
 私たちの住んでいる大陸は、マントルに浮かぶ軽い岩石に過ぎない。その大陸は地球内部の動きによって作られている。そして「水」は大陸形成に大きな働きをしていたのである。地球深部探査船「ちきゅう」は、大陸形成の仕組みをより詳しく調べようとしている。
 この船は、ドリルを使って海底を掘り、サンプルを採取して研究するために作られた。その掘削能力は、海底下7,000m。
 これは人類未到のマントルまで届く深さである。
 写真は実際に採取したコアである。これを様々な方法で詳しく調べることで、大陸形成以外の水の働きが、いま、解明されてきている。
 「今、この探査船によって、地球と生命の進化において、水がどのような役割を果たしてきたかが解ろうとしている。
 その一つが、地下の生命圏だ。地下には水の存在によっていろんな生命が育まれている。その生命の謎を解くことによって、我々生命の誕生の謎が解かれると期待されている。
 もう一つは、地震の発生だ。プレートのせめぎ合いによって起こる地震の発生は、水が非常に多くの役割を果たしていると考えられているが、まだその詳細はよくわかっていない。このことも掘削することによって理解を深めることが出来よう。」
△ 水と大気 ・・・地球規模の水の循環システム 東京大学生産技術研究所 沖 大幹 教授 の解説による 
 「水は、生命にとって不可欠であるばかりでなく、環境が生命にとって快適であるためにも、非常に重要な役割を果たしている。例えば、大洋から来るエネルギーをうまく分配し、快適な気温に保つにも水が重要な役割を果たしている。」
 地球において、液体の殆どが海にある。水が固体となった状態は、極地や高山にある。気体となった水蒸気は、大気の中にある。これらの水はどのようにして太陽からのエネルギーを分配し、地球上を快適な状態にしているのであろうか?
太陽 白い雲は太陽の光を反射 白い雲が少ないと、太陽エネルギーを吸収 極地方の氷
 「地球を宇宙から眺めたら、白い雲に覆われている。白い雲は太陽の光を反射している。同様に、極地方も同様である。こうして太陽からエネルギーが入り過ぎないようにしている。逆に、海は黒く見える。これは太陽のエネルギーを沢山吸収していることになる。」
 反射と吸収のバランスが崩れてしまうと、地球環境は大きく変わってしまう。
 海に浮かんでいた氷が溶けてしまうと、これまで氷が反射していたエネルギーをこんどは海が吸収するようになるので、地球の温度は大きく上昇するのだ。
 海に浮かぶすべての氷が溶けて無くなったらどうなるのかを、東京大学気候システム研究センターがシミュレーションしたものによると、氷が溶けてから20年後、地球全体の平均気温がおよそ2℃上昇することが解った。
 ほんの僅かな上昇のように感じられるが、最大で地球全体の30%の動植物が絶滅する危険がふえるであろうと考えられる。
 水の働きはそれだけではない。
 「水は、地球の平均気温を適正にする以外に、地球の緯度による温度分布をなめらかにして、温度差を縮める働きがある。」
赤道と極地方の温度差はおよそ40℃である。もしも水がなければ、温度差はもっと大きなものになる。
 「赤道付近では、エネルギーを垂直に受け、極地方では斜め方向からエネルギーを受けるので、大変温度差が大きいはずである。それを大気や海洋がエネルギーを両極に運ぶことによって、地球の温度差が和らいでいる。
 水と水蒸気の役割は、これに大きな役割を担っている。」
水蒸気を含んだ大気は大循環をしている、そして熱をうまく運んでいる。日本列島に毎年のようにやってくる台風も、熱を大量に運んでいる。
台風が生まれるのは南の海上だ。
 暖かい海の水が水蒸気となり、台風を作るのだ。この時台風は海から大量の熱を奪い蓄える。大量の熱を蓄えた台風には、直径1,000Kmにも及ぶものもある。それが北上するのである。
 そして日本に沢山の雨をもたらす。この時に台風は多くの熱も放出しているのだ。このように、台風は水を運び手として熱を南から北に運んでいる。しかし、大気の働きだけでは、温度差は今ほど小さくは成らない。
 「大気以上に、海流が地球表層のエネルギーを大量に運んでいる。」
 海には一定方向の流れがある。それが海流である。海流は、貿易風や偏西風、地球の自転などによっておきる。
 「気体の水は空気の1,000倍の熱容量があり、それが極地方で1度温度が下がったということは、きわめて大量のエネルギーを放出したということになる。」
 黒潮は、フィリピン沖付近から北上して、毎秒5,000万tの水を輸送している。
 「北緯40〜50度では3〜4ペタワット(ジュール)/秒の熱が南から北に運ばれている。」
  注:4ペタ=4×415 (15乗)=4,000兆
  4,000兆のエネルギーとは、9万5千tの原油を燃やしたエネルギーに相当する。
 非常大きなエネルギーが、僅か一秒間に海と大気の水によって運ばれているのである。
 そのため我々生き物は、地球上の殆どのところで暮らすことが出来るのだ。
  沖さんの最近の研究に、河川の水の循環をシミュレートするものがある。そのプログラムには、自然の循環だけではなく、人間の活動も入っている。人間が、地球規模の水循環に影響を与え、今後の地球環境を大きく左右すると考えられているからだ。
 「ダムなどを造って、水を蓄えたり放流したりして、水の循環を考慮できるようになっている。
 取水された水も田畑へ灌漑されて作物によって吸収され、それが蒸発して再び大気中に戻るなども計算に入れられている。これによって、作物がどれほど育つかということも計算に入れられている。大気・海洋だけではなくそこに住む生き物人間も気候システムを形作っているということが大切点である。」
△ 宇宙と水 ・・・・宇宙における水の存在について 東京・三鷹 国立天文台  渡部 潤一教授
 「地球の植物が青々と存在するのは、地球に水があるからである。地球の水は、宇宙からもたらされたものだ。」
 137億年前に宇宙が生まれたときには水素とヘリウムしか存在しなかった。その後、自ら光り輝く星・恒星の中で酸素をはじめとする様々な元素が生まれた。
 大きな恒星は、寿命が尽きたときに大爆発を起こす。これによっても元素が作られ、宇宙空間に飛び散っていく。そのため宇宙には水を構成する水素も酸素もたくさんあるのだ。
 「水は宇宙の何処にでもある物質だ。しかし、それが、液体として存在するのはこの地球のみだ。」
 豊富な水。それは宇宙では奇跡に近いことなのである。国立天文台では、太陽系のモデルで、その奇跡に迫ってみよう。
 モデルは、太陽と太陽系が実際の距離に対応して配置されている。
 「太陽から一億5千万Kmの距離に地球がある。この距離こそ、地球上に液体として水を存在せしめている重要な要因になっている。」
 太陽から一億5千万Kmの距離は、光の速さでも8分以上掛かる距離である。
 「地球がもう少し太陽側に位置してたとすると、太陽から受ける熱エネルギーが大きくなって、水は水蒸気となって飛散してしまう。また、火星の位置では、水は液体ではなく氷となってしまう。」
 水が液体として存在できる範囲は非常に狭いのだ。地球の内側をまわっている金星では表面温度はおよそ450℃になる。地球の平均温度は15摂氏。火星はー60℃である。
 しかし、太陽から適切な距離に置かれているだけでは、水は存在できない。
 「惑星上に水が存在するために重要な条件は、惑星の大きさも関係するのである。火星は地球の半分以下の直径6,794Km(地球は12,756Km)重力は三分の一しかない。そのために、火星は地球環境とは全く異なっている。火星にはかつて水が存在したが、重力の影響によって、水は蒸気となって宇宙空間に逃げ去ってしまったのだ。」

  3,500万年前 直立歩行して道具を使う猿:フサオマキザル(南米のチンパンジー)が、チンパンジーと分岐
 700万年前 人類の祖先、チンパンジーから分岐
 20万年前 アフリカで誕生(ホモサピエンス)
  5万年前 アジアに到達
  1万年前 南米へ
   3,000年前メラネシア・ポリネシアへ
   1,000年前 ハワイ・イースター島に到達する。