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編集・管理人: 本 田 哲 康(苦縁讃)   

☆ 原子の誕生
   は じ め に  ・・・・・
 (1) 137億年前に宇宙誕生。  Link  宇宙論(M-理論)
  NASAのマイクロ波観測衛星WMAPが、1年かけて全天体の揺らぎを精密に観測した結果、
  宇宙の年齢は137億年であることが、これまでにない精度で求められた。

                                                  :Newton 2003.5
○ 誕生の後、数秒で最初の原子核ができた。
注: ○ ジョージ ガモフ(1904~1968)のビックバン理論
  この理論によれば、宇宙は高温の火の玉から始まり、爆発的な膨張をする過程で様々な物質が作られていったとする説である。
 しかし、この理論は完璧ではなかった。
 この理論では、H(水素)やHe
(ヘリウム)がどのようにして作られたのか説明できなかったのである。
 林 忠四郎 博士は、湯川秀樹博士の下で学んでいた。
 彼は、素粒子論に基づく計算でこの問題を解決に導いた。


  
(林 忠四郎 博士)が厳密な計算の結果辿り着いた結論は、
 宇宙誕生から0.00001秒後 一兆℃となり様々な素粒子が飛び交う。
 博士の計算によれば、この時、陽子と中性子はほぼ同数誕生した。
 ところで、
 こうした粒子の誕生と同時に生まれたと考えられるのが、粒子と反粒子であった。
 反粒子は、粒子と全く同じ質量を持ち、正反対の電気を帯びている。
 この二つがぶつかると、光を放ち、消滅してしまう。粒子と反粒子が、同じ量だと物質は存在しない。
 では、何故、この宇宙に星達が存在しているのであろうか?
 何故?私たちの地球や自然界は存在し得るのであろうか?
 日本の3人の物理学者が、これに関する発表で、2008年にノーベル賞を受賞された
 宇宙誕生から3分後 10億℃となり 計算によれば、陽子と中性子が結合してHe核が誕生する。
 軽い元素の誕生。
  宇宙誕生から38万年後・・・宇宙の晴れ上がり(3,000K・・・現在の宇宙は3K) 高温で光が放出された。
  その後、膨張して冷却される。・・・宇宙は透明になってくる。
   ・・現在では電波になっている・・・・宇宙の背景放射として観測される
(ここが電磁波観測の限界)。
               注: 重力波望遠鏡でこれ以前のことが判明されようとしている
○ 宇宙が誕生して数十万年後、最初の原子ができた。 
  宇宙誕生から1億年後 ・・・ 大質量星誕生
  宇宙誕生から8億年後まで ・・・ 原始銀河形成
○ さらに、十億年後~100億年までに最初の恒星や銀河が造られた。
 この時、最初に誕生した星には、水素とヘリウム以外の元素がほとんどないはずだという。
 だが、137億年(”150億年”が修正された)後の今、太陽には水素とヘリウム以外の,もっと多い元素を含んでいる。
原子の周期律表  2008年度現在で、111種類の元素が確認されていた。

 現在の周期表は原子番号順に並べられた。

 18族は”希ガス”、17族は"ハロゲン"。

 周期1の「Li」以下を”アルカリ金属”と分類している。


☆ およそ100年前:ロシアのメンデレーエフの周期表には、 66種類が記されている。この中には、存在が予想されていても、判明できないものが7種類あった。彼の周期表は、原子の質量によって分けられていた。
10 11 12 13 14 15 16 17 18
H He
Li Be B C N O F Ne
Na Mg Al Si P S Cl Ar
K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr
Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe
Cs Ba Hf Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn
Fr Ra Rf Db Sg Bh Hs Mt Ds Rg ラ:ランタン ア:アクチニウム
La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu
Ac Th Pa U Np Pu Am Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr
 ○ラ:ランタノイド=一番外側の軌道の電子は同じ、内側の軌道の電子の数が元素ごとに違う。 

  補足: ☆ レアメタル54元素の存在度と使用例    From 「Newton」 3.2011
     白金族レアメタル  
     密度 
g/立法cm
 地殻存在度ppm  融点  ℃  価格
 円/g
 用  途 
 44 Ru  ルテニウム Ruthenium  12.37  0.001  2310  870  ハードディスク用薄膜材、電極、抵抗材料
 45 Rh  ロジウム Rhodium  12.41  0.0002  1966  7400 排ガスの浄化装置、白金の合金添加物など 
 46 Pd  パラジウムPalladium  12.02 0.001 1552 1480 排ガスの浄化装置、クロスカップリング用触媒、歯科用合金など
 76 Os  オスミウム Osmium  22.59  0.001  3054   3000
 万年筆のペン先、工業用触媒、研究用試薬
 7 7Ir  イリジウム Iridium  22.56  0.0001  2410  2500  自動車点火プラグ、工業用るつぼ、工業用触媒など
 78 Pt  白金 Platnum 21.45  0.001  1772  4710  排ガスの浄化触媒、宝飾品、燃料電池用触媒など
  備蓄レアメタル        
23 V バナヂウムVanadium  6.11  230  1887  1.5   特殊鋼、耐熱合金、工業用触媒
24 Cr クロム Chromium  7.19  185  1860  0.87~.93   ステンレス鋼、特殊合金、メッキ、耐火材など
25 Mn  マンガン Manganese   7.44 1400  1244  0.26~.27    マンガン鋼、鉄鋼への添加、乾電池、磁性材料、アルミ缶など
27 Co コバルト Cobalt  8.90  29  1495  4.3~4.8   特殊鋼、磁性材料、リチュウムイオン電池、陶磁器の着色料 
28 Ni ニッケル Nickel  8.902  105  1453 2.2~2.3   ステンレス鋼、特殊合金、蓄電池、メッキ、磁石など
31 Ga ガリウム Gallium  5.907  18  27.8  70   発光ダイオード(LED),携帯電話用電子デバイス、太陽電池など
42 Mo モリブデンMolybdenum   10.22 1  2617  14~16   特殊鋼、工業用触媒、自動車部品
49 In インジウム Indium  7.31  0.05  156.6  65~70   液晶ディスプレイ・タッチパネル・太陽電池等の透明電極など
74 W タングステンTungsten  19.3   1 3410  7.3~7.4   ドリルなど超硬工具、特殊鋼、工業用触媒、顔料など
  レアアース(希土類元素)                                         注:   総称ランタノイドが 15元素
21 Sc  スカンジウムScandium  2.989  30  1541  1500   メタルハライドランプ(スタジアム用用夜間照明ランプ)など
39 Y  イットリウム Yttrium  4.47  20  1522   3.7  白色LED,固体レーザー、赤色蛍光体、光学ガラスなど
57 La  ランタン Lanthanum  6.145   16 921  1.1  ニッケル水素電池用水素吸蔵合金、光学レンズ、工業用触媒など
 58 Ce セリウム Celium  8.24  33   799 0.98   UVカットガラス添加剤、ガラス研磨剤、青色蛍光体、白色LEDなど
59 Pr  プラセオジムPraseodymium  6.773   3.9 931  3.6   光ファイバー、プラセオジム磁石、陶器用釉薬、顔料など
60 Nd  ネオジム Neodymium  7.007   16 1021  3.6   ネオジム磁石(ハードディスク・電気自動車・MRI・小型スピーカーなど)
61 Pm  プロメチウムPromethium  7.22  データなし  1168  データなし    人工衛星用原子力電池、夜光塗料、など
62 Sm サマリウム Samarium  7.52  3.5  1077  1.7   サマリウム・コバルト磁石、セラミックスコンデンサなど
 63 Eu  ユウロビウムEuropium  5.243   1.1 822   540  赤色蛍光体、白色LED、エックス線シンチレーターなど
64 Gd  ガドリニウムGadolinium  7.90  3.3  1313  33   緑色蛍光体、光磁気ディスクの記録層、原子炉制御棒、MRI造影剤など
65 Tb  テルビウム Terbium  8.229  0.6  1356  54   ネオジム磁石への添加、光磁気ディスクの記録層など
 66 Dy ジスプロシウムDysprosium  8.55   3.7  1412 23    ネオジム磁石への添加、メタルハライドランプなど
67 Ho ホルミウム Holmium  8.795  0.78  1474   100  医療用レーザー治療器、超電導材料(研究段階)、など
 68 Er エルビウム Erbium  9.066   2.2 1529  60   ガラス着色剤、光ファイバー、超伝道材料(研究段階)など
69 Tm ツリウム Thulium  9.321   0.32 1545  540   光ファイバー、放射線量計、超伝道材料(研究段階)など
70 Yb イッテルビウムYtterbium  6.965  2.2  824  130   レーザー、光学レンズコンデンサー、ガラスの着色剤など
71 Lu  ルテチウム Lutetium 9.84   0.3  1663 620   PET(ポジトロン断層法)装置のシンチレーター、超伝道材料(研究段階)など
      その他のレアメタル
 3  Li リチウム Lithium  0.534  13  180.5  29   リチウムイオン電池、耐熱ガラス、医薬品など
4 Be  ベリリウム Beryllium   1.8477 1.5  1282  4.5   伝動ばね、原子炉用中性子減速・反射材、X線機器、宇宙機器など
5 B ホウ素 Boron  2.34  10   2300 8000   ガラス、特殊合金、工業用触媒、磁性材料、半導体材料など
22 Ti チタン Titanium  4.54  5400  1660  1.1   航空機、宇宙機器、腕時計、ゴルフクラブなど
32 Ge ゲルマニウムGermanium  5.323  1.6  937.4  130~140   PET樹脂重合触媒、光ファイバー、赤外線センサーなど
34 Se セレン Selenium  4.79  0.05   217 3   ガラスの脱色・着色剤、化学薬品、コピー機、太陽電池など
37 Rb ルビジウム Rubidium  1.532  32   39.3 1000   光学ガラス、工業用触媒、医療用薬剤、原子時計など
 38 Sr ストロンチウムStrontium 2.54  260   769 5.6*原料鉱   液晶ディスプレイ用ガラス、磁石材料、花火など
40 Zr ジルコニウム Zirconium  6.506  100  1852  8.3   耐火物、排ガス浄化触媒、超強度セラミクスなど
41 Nb ニオブ Niobium  8.57  11  2468  8~9   自動車・石油パイプライン用鉄鋼、ステンレス鋼、超電導線材など
51 Sb アンチモン Antimony  6.691   0.2 630.6  0.94~.95   難燃剤、ポリエステルの重合触媒、ガラスの清澄剤
52 Te テルル Tellurium  6.24  0.005  449.5  12   特殊合金、DVDなどの光ディスク材料、太陽電池など
55 Cs セシウム Caesium  1.873  1   28.4 1400   樹脂合成触媒、医薬品、研究用試薬、光ファイバー、原子時計など
56 Ba バリウム Barium   3.594  250 729  4.3*原料鉱   光学ガラス、塗料、X線造影剤、花火など
72 Hf ハフニウム Hafnium  13.31  3  2230  54   原子炉の制御棒、耐熱合金など
 73 Ta タンタル Tantalum  16.654  1  2996  130~180   タンタルコンデンサ、ヒータ材料、歯科治療用ねじなど
75 Re  レニウム Rhenium 21.02  0.0005   3180 310~390   航空機エンジン用合金、無鉛ガソリン製造用触媒など
81 Tl タリウム Thallium  11.85  0.36  304  470   赤外線分校プリズム、光ファイバー、殺鼠剤など
83 Bi ビスマス Bismuth  9.747  0.06  271.3   1.9~2.1  火災用スプリンクラー、医薬・化粧品、半導体、自動車塗料など
 90 Th トリウム Thorium  11.72  3.5  1750 25   真空管、電極、鉄鋼添加物、原子力発電燃料(研究段階)など
92 U ウラン Uranium  18.95  0.91  1132.3 7.5   原子力発電燃料など
94 Pu  プルトニウムPlutonium  19.84  データなし  641  データなし     原子力発電燃料、人工衛星用原子力電池など

 それは何故か?
 さて、138億年という、とてつもない果てしない長い時間。ちょっと想像を超えている。    
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 宇宙は138億年前に想像を絶するインフレーションから始まる。1mmの1兆分の一原子核よりも小さいものから10-36乗後に10-43倍というとてつもない加速で急膨張するインフレーションを起こして、宇宙が誕生した。それは喩えれば、「ウィルスが一瞬にして銀河団以上の大きさになるほどの、想像を絶するもの」(「ニュートン別冊『大宇宙-完全版』宇宙図解説)であった。
 この後、膨張速度は急激に遅くなり、宇宙に時間が流れ、空間が広がりはじめた超高温・超高密度の火の玉ビッグバンとなる。質量を持つ前提となる「ヒッグス場」ができ、超高温の宇宙は急激な膨張を起こしながら冷えていき10
-4(一万分の一)秒後に1兆℃に下がると、バラバラに飛び交っていた素粒子の内「クォーク」同士が結びつき、陽子と中性子が誕生した。
 3分後に温度が10億℃になると、陽子と中性子が融合した原子核同士が衝突・融合する核融合反応が起きる。陽子や中性子が集まって、元素のはじまりとなる水素とヘリウム原子が形成された。すべての物質の出発点である。宇宙の大きさは10万光年(現在の10億分の一)まで急膨張していった。
 宇宙誕生から37万年後には宇宙は1000万光年まで拡大し、温度は3000℃程度まで下がると、電子や原子核の飛び交う速度が遅くなり、負の電気を帯びる電子は正の電気を帯びる原子核に捕まり、電子が原子核の周りを回る「原子」が誕生した。
 これまで電子が飛び交っていたので。光は電子とぶつかり宇宙は不透明だったが、光が真っ直ぐに進めるようになって、宇宙が晴れ上がった。
 これ以降、水素原子を主成分とするガスが宇宙に漂っていたが、ガス密度にムラがあり、密度が周囲よりはほんの少し高い部分は重力が高くなり、よりガスを集めるので、ガスの濃淡が少しづつ成長する。まだ、宇宙には天体がなく、暗黒時代であった。
 宇宙誕生方3億年ほど経つと、ガスの固まりから最初の恒星が誕生した。ガスが大量に集まった中心部で温度と圧力が高まり、核融合反応が起きる。水素は原子核に1個が結びついたものだが、高温で核融合を起こすと、原子核2個と結合したヘリウムが形成される。これによってたいりょうのひかりをだして、恒星になる。最初の恒星は、太陽の100倍もあり、輝きも100万倍有ったらしい。その内部では猛烈な核融合反応を進めて、より重い元素が次々に合成されていくが、最も安定した原子核の鉄(Fe原子番号26)ができると核融合は進まなくなる。恒星に働く重力とガスの圧力のバランスが崩れ100倍ほどに膨張するが、300万年後には超新星爆発を起こして、内部で合成した様々な元素を宇宙空間にばらまく。この爆発するときの超高温の中で、鉄以上の核融合反応を起こし、原子番号92のウランまでの元素も合成され、それらも宇宙空間にばらまかれる。爆発の中心部には、強い重力で光さえ飲み込むブラックホールができる。
 ばらまかれた元素のガスからまた恒星が誕生する。そして核融合反応を起こすが、その質量によって寿命が異なり、最後は爆発を起こして死を迎える。こうして恒星の誕生から死までを繰り返し、内部でできた重い元素が増えて、氷や岩石などの塵からなる天体や惑星ができるようになる。宇宙誕生から5億年後頃には、恒星や天体が集まった銀河が生まれていたらしい。
 太陽は、宇宙誕生から92億年後、現在から46億年前に誕生した恒星
(直径140万km)である。太陽も、直前にあった超新星爆発によってまき散らされた元素を材料にして形成され、核融合反応によって輝いている。地球は太陽系のチリが集まったものである。微惑星の衝突から成長していったが、マグマオーシャンから水蒸気が雨になって数千年も降り続いて海ができた。
 2012年には標準理論で予測されていた16種類すべての素粒子が実験的に確認された。膨大な研究の積み重ねによって、138億年前の宇宙誕生以来、今日に至るまでのことが、素粒子からすねての元素、物質、生命、人間、惑星、恒星、銀河、さらに宇宙の大構造に至るまで、統一した形で説明可能になったようである。(「哲学思想を今考える ー歴史の中デー」 魚住孝至」著 放送大学教育振興会 NHK出版より 2018.04.14補)
 
 
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  ① 例えば、 以下の「物差し」で、見てみよう。
     138億年前に、この宇宙が生まれ、生命が誕生した。  そこで、1億年を1mとすると、長さは138mとなる。 
 この物差しで、一番端に立って、ザ~っと過去を振り返ると・・・
ビッグバン・

この宇宙誕生

LINK宇宙論
137億年前

注:
2003年6月
137億年前であったと、修正された。

およそ10年後、138億年に修正。
全長137mの物差しを伸ばしてみる。
 はじめは、
 水素とヘリウムしかなかった。
 植物に必要な10大元素は、炭素(C),水素(H),酸素(O),窒素(N),イオウ(S),リン(P),カリウム(K),カルシウム(Ca)マグネシウム(Mg),鉄(Fe)です。
 
<O:酸素は植物だって作っているじゃないか?! いいや、これは炭酸ガスCo2から分離させているだけのこと。>
 やがて、その後、動物が誕生
水素ガスの集合体 120億年前 向こう端から120mの間
1水素ガスの集団の中で、約1億年で水素ガスの塊・星が誕生。
 銀河系形成の始まり。

だんだんと塊の中で渦を巻き出す。
 宇宙にある銀河の半分程が、このように渦を巻いている。新しいもの程、渦巻きが多い。
 渦を巻いていない銀河を「楕円銀河」と呼んでいる。
銀河と呼ばれる天体が、この宇宙に数千億個あると言われる。
    
注::この水素の中から星が誕生。・・・水素やヘリウムのガス ・・・M(メシエ)16 わし星雲  M16の上部の輝いた部分に、星の繭が見える。 ガス体の集合::CG提供 国立天文台「四次元デジタル宇宙プロジェクト」
        
’09年、性能を40倍高めた望遠鏡を取り付けた。        一層鮮明と成った。     
核融合で原子(宇宙の塵)を生成
ここまでに銀河団の形成
およそ
100億年間
 星間分子雲で誕生した星は、原始星と呼ばれる。それは、やがて安定した主系列星となる。生まれた星は、その時の質量によって、寿命が異なっている。
 星たちは、核融合や、その後の爆発等によって進化を繰り返す。
 7億℃  Ne(ネオン), Mg(マグネシュウム)
 30億℃  Si(シリコン),S(イオウ),Ar(アルゴン),Ca(カルシュウム)
 赤色巨星(太陽)の8倍ほどの大きさの星
            
C(炭素),N(窒素)
 50億℃  鉄:Fe
  超新星は赤色巨星の60倍の大きさの星
(50億℃は、太陽の60倍程の規模の星でないと不可能)
 爆発して、更に高温に  鉄より重い60種の元素
 1兆℃ 金Au 
※鉄(Fe)は、赤い血液のヘモグロビンの重要な構成要素である。
 ここまでは、星の核融合で作られる。これ以上の重い原子は、星の爆発によって生まれる。
 また、カルシウムは、骨格や歯の主要成分だ!
 
  
 
 星の質量と生成元素   星の死と進化
 太陽より小さい星  H,He   余熱で光を放ち、白色矮星となる。
 半径:太陽の1/100
 1立方㎝:約1t
 小さくなり宇宙の塵となる
  
 ほぼ太陽の大きさ  H,He,C,O
 太陽の数倍の星  それに Si,Mg
 太陽の十倍以上の星
主系列星(質量
 更に Fe  赤色巨星となり、膨張・収縮を繰り返し、超新星爆発。
 ここからニュートリノ
  鉄(Fe)は、核融合反応でできる最終元素
 超新星爆発の後  中性子星:超新星爆発の後に遺った小さな星
磁場を持ちパルス状の電波と光
半径:10Km
1立方㎝:約10億t
ブラックホール   太陽の数千倍の質量
 X線を放ち、すべてを吸い込む
太陽系誕生 50億年前 50m前
地球誕生 46億年前 46m前の出来事。そして、40億年前 地核が誕生し後、豪雨が降り続く
生命 誕生 43億年前~ 43m前
 グリ-ンランドで、38億年前の岩石から太古の生命の痕跡を発見した。発見者は、ミニック・ロージング博士(デンマーク地質博物館)。
 畳半畳ほどの小さな岩に幅30cmの黒い帯。生命が這い回った痕跡と思われる。しかし、生物の化石はない。
 38億年前にはここは水深数百mの静かな海の底であった。
 顕微鏡で見ると炭素の粒が確認できた。これは38億年前の生物の体を構成していたものであることが確認できた。
 体長は1mmの百分の一位。現在のバクテリアのようなものであった。
 水中を漂いながら、海中から炭素を含む栄養分を採って生きていたと考えられる。
 彼は「海ができると同時に生命は誕生していた。早ければ43億年前であったろう。」と言う。
巨大隕石落下 40億年前 40m前
 隕石落下の衝撃で、地殻が10kmめくり取られ、地殻津波となる。
 隕石衝突後一日で、地殻津波は地球全面を覆い隠す。
 およそ一年近くかかって覆う。
 海面は泡立ち、沸騰し、一分間に5cm干上がって行く、塩が残るが、やがて、これも蒸発する。
 1ヶ月後、海に水はなくなる。水深4,000mの海もなくなった。全海洋蒸発である。数千mの塩の結晶の”海”となった。
 だが、したたかにも地中深くに侵出した微生物は生き残った。
 隕石落下から1,000年後、雨が降り始める。
 の誕生 隕石落下から千年後  2千年間続いた日夜の連続した豪雨の結果、再び海が生まれた。地球は冷えた。
 その後しばらくして海水中にバクテリアとらん藻が発生。
(’04.4に一部変更・更新:NHKによる)
酸素を作る生物誕生 30億年前 30m前  酸素
ミトコンドリア存在 27億年前 27m前。・・・・これまでの生物の一部は、いずれ、酸素を嫌って、他の細胞内に侵入し共生を始めることになる(ミトコンドリア&葉緑体)
 日光を利用して、光合成をするシアノバクテリア誕生。
 ストロマトライト。→ 
酸素大量生成。
真核生物誕生する 21億年前 21m前
酸素を利用する
動物誕生
20億年前 20m前酸素を利用して生きる細胞が誕生した。
 このような細胞は運動能力を持つ。

 酸素を利用すると、同じものからおよそ20倍のエネルギーを取り出すことが可能である。
→ ミトコンドリアや葉緑体は、それぞれ独自のDNAを持っている。
 彼らは、酸素内で生きられる生物の細胞内に入り込んで、動物と植物の細胞内に共生し、その細胞内で、酸素を使ってエネルギー生産の役割を果たして、酸素があっても生存可能な道を選んだ。

 
※この頃真核細胞の動物・植物・菌類が生まれた。と言う説もある
18~15億年前 15億~18億年前に新しい真核細胞の動物・植物・菌類が生まれた。
多細胞生物誕生 10億年前 10m前 多細胞生物誕生。
全球凍結時代 6億年前


「地質時代」と呼ばれる
6m前地球が凍りついた。数百万年氷結が続く。
 一部の火山地帯の暖かいところで、生物は生き延びる。
 大気中の酸素量が現在の100分の1となる。
 これ以降、発酵作用よりも30倍も効率の良い酸素呼吸によってエネルギーを得るようになる。
   (それまでは、生物は糖類を分解する発酵作用によってエネルギーを得ていた。)

 
この頃から、アノマロカリス(節足動物)誕生。 出土する化石が急に多くなる。氷河が静かに削った痕跡が残っている。数百万年氷結が続く。
 一部の火山地帯の暖かいところで、生物は生き延びる。
 やがて氷が溶けてくると酸素が増加しだす。
 大気中の酸素量が現在の100分の1となる。 これ以降、発酵作用よりも30倍も効率の良い酸素呼吸によってエネルギーを得るようになる。
 プテリデニウム・ヨルギア(30cm)・キンベレラ等のエディアカラ動物群(軟体動物)誕生。
第1回大量絶滅 5億4,300年前 5.43m前・大量絶滅の原因不明。
 この時期に、大量絶滅は無かったという研究者もいる。
 ベント紀が終わりカンブリア紀に入る。
 海洋生物の繁栄、 生物の大爆発 ・・・・ 珊瑚礁が広がり、バージェス動物群・三葉虫、尾鰭だけの最古の魚・アランダスピス(20cm)、そして、鰭を持つユーステノプテロン等。
○ 節足動物(エビ、かに類)が生息 カンブリア紀
(5.4億~5億年前)に誕生。
ここまで、
先カンブリア時代
5億4,200万年前 魚類誕生  














脊索動物誕生 億年前 5m前巨大大陸の形成。軟体動物(貝・イカの仲間)
○ オウム貝:この頃より、
  海底から海を泳ぎ回る様になる。
○ イカはスピードを・・。そして三つの心臓を持つ。
○ タコの知性。
  (タコの知性は、未だ解明されていない。)
○ 扁形動物(ウズムシの仲間)
○ 刺胞動物(イソギンチャク類・クラゲ)
○ アノマロカリス(節足動物)→
  カンブリア紀の最強の肉食動物も、
  これにはかなわなかった。

○ その他、プテリデニウム、ヨルギア、キンベレラなど、
  エディアカラ生物群(この頃の化石で確認)
4億8800万年前  大気中にオゾン層が形成される。

 植物の上陸(ライニー植物群)・推管束植物。
 そして、無脊椎動物の上陸開始。
 脊椎動物・魚類など






4億4400万年前
第2回大量絶滅 4億3900万年前 4.39m前。・・急激な寒冷化が原因と考えられている。
オルドビス紀(5億~ )が終わりシルル紀( ~4億年前)に入る。
4億1600万年前  無脊椎動物の上陸




0
0
















0
0

脊椎動物の上陸・魚類繁栄 4億年前 4m前。大気中の酸素量、現在の10分の一となる。
 両生類誕生
 シーラカンスこの頃に生存。今も同じ形で生きている。
 現在の陸上・脊椎動物の祖先。口の先端部に電気センサーを持ち逆立ちして、頭を下にし待機し、獲物を感知する。
 卵胎生。タンザニア・インドネシアでも発見された。
(2008年更新
  地表から10~50
Kmの所にオゾン層
動物・海から河に進出  骨格を持つことによって、自重を支えて骨のCaを利用して心臓の働きを円滑に行うことが出来るようになる。
肺魚誕生 3億7000万年前  食道から突起した肺を持つ魚・肺魚誕生。
第3回大量絶滅 3億6700万年前 3.67m前・・隕石の衝突が原因ではないかと考えられている。デボン紀末期。
 この後が石炭紀( ~3億年前)。
陸上動物誕生 3億6000万年前  河から陸に上がる。※前記のとおり「もっと以前から・・」との説も出ている。
3億5900万年前
3.59

石炭紀

2.99
シダ植物・シダ種子類の繁栄
3億4600万年前  爬虫類誕生。背中に帆のような熱交換の板持つディメトロドンは、目の後ろに穴があり、ほ乳類の祖先かと思われている。
ほ乳類鳥類が別れる(分岐)

裸子植物
3億年前 3m前。ほ乳類と鳥類が別れる(分岐)。
 エオマイア・スカンソリアは、胎盤を持つほ乳類の祖先。はじめは、現在のネズミの大きさ。
2.99













2.51
第4回大量絶滅 2億800万年前 2.8m前 ・・絶滅は、大規模な火山噴火が原因ではないかと考えられている。炭酸ガスの増加が、認められる。
 気温が8℃上昇
(極地では25℃上昇)生物の95%が絶滅。
 ペルム紀が終わり三畳紀に入る。
 酸素は減少するが、気嚢(きのう)を持った動物は繁栄する。
第5回大量絶滅 2億5100万年前 2.51m前。 ・・隕石の衝突が原因ではないかと考えられていたが、地球のマントルの大噴出による。
 三畳紀が終わりジュラ紀の初期の出来事。
 この時期の植物は、針
葉樹・シダ類・ソテツ・イチョウ類だった。






















































2.51






1.996
激しい火山活動・超大陸パンゲア

ほ乳類の出現
恐竜の出現
ソテツ類・イチョウ類
2億5100万年前 2.5m前地球がチリやガスの雲に覆われた。地球上の種の95%絶滅。
 
詳細は下表「そして、いのち」に示しました(2005.11.7更新
2億2千万年前 2.2m前 白亜紀の始まりに恐竜が誕生(少なくとも35種類以上生存)(2008年放映)
 アデロバシレウス:ほ乳類の祖先。卵生。 コエロフィシスが、この卵を狙う。
(2010年放映)
ジュラ紀 山河誕生恐竜の繁栄・鳥類の出現  地殻の移動・山脈・河ができはじめる。アンモナイト多様化。




0







6550
被子植物の出現・有袋盤類

白亜紀の始まり

被子植物の繁栄

石油・黒色泥岩
1億4550万年前  被子植物の出現
1億4千万年前  恐竜大繁栄
1億3千500万年前 ワニが存在していた(鼻以外は、ほぼ、今と変わらない姿)(2008年放映更新)
真獣類の最古の化石発見 1億2500万年前  中生代の白亜紀前期の哺乳(ほにゅう)類のうち、ヒトなどを含む真獣類の最古の化石発見
 中国遼寧省で、エオマイア・ほ乳類の祖先。胎生。ネズミほどの大きさ。(2010年放映)
霊長類の起源 8,510万年前 85.1cm前  霊長類の起源












恐竜絶滅 6,550万年前 65cm前の所巨大隕石の衝突。この頃、およそ150種類の恐竜が存在。
  この頃、鯨は海に帰ったという説あり。
コウモリ空を飛ぶ 6、000万年前 60cm前 コウモリ空を飛ぶようになる
   昆虫類はそれ以前
5、500万年前 55cm前  カバと鯨が、この頃、枝分かれしたという説あり(パキスタンで化石発掘)。  DNA研究によって、カバと鯨の関係の深さが証明された。カバは、他のどんな動物よりも鯨に近い動物(人とチンパンジーの関係に等しい)であった。共通点:鼻孔が水中にはいると閉じる。水中でも仲間相互間でコミュニケーション。下顎の骨が音を聞き取る。('09.2更新)











初期の霊長類

ウマ科

ほ乳類適応放散

被子植物栄える





5、000万年前 50cm前 この頃の南極は、亜熱帯の植物が広がる温暖の地であった。


インド大陸が北上し大陸と接合、ヒマラヤをつくる。
     
**********




翼長6mの鳥類 軍艦鳥の祖先。ダチョウの大きさ。
 エミューの祖先
(ディアトリマとは違う)、キツツキの祖先、及びヒワ などが生息。
     
**********



イルカの祖先:メソニクス、長い陸上生活の後水中に入り、徐々に適応していった。この時代には、未だ鼻は顔の前方にあった。
3、400万年前  この頃から、ヒマラヤ山脈から冷気が降り注ぎだして、アフリカ大陸に乾期が訪れる。
 それまでは一年中雨期の森林地帯であった。
 
 33390


























3、300万年前 この頃、オーストラリアは南アメリカ大陸から離れる。すると地球の自転の影響で、この大陸を廻る海流(周極流)が生まれ、赤道から流れる暖流を遮って、南極は氷の大陸となり、地球全体を冷やし始める。以後、地球が寒冷化を始める
草原が広がる・イネ科植物 2、303万年前
1、800万年前  テナガザルとオランウータン分かれる。オランウータンの出産間隔8年。
1、400万年前  オランウータンとゴリラ分かれる。ゴリラの出産間隔4年。
1、200万年前  北極地方まで寒冷化が進む。
1、000万年前 10cm前  虎とライオン分岐(:Newton)
900万年前  ゴリラとチンパンジー分かれる。チンパンジーの出産間隔5年。
人類誕生(およそ20種)
700万年前 7cm前類人猿 ・・・・ 食糧不足の危機の中で・・・。直立歩行の類人猿(トゥーマイ)、アフリカの中央・チャド共和国で発見される。
 そこは開けた草原大地、湖の畔であった。
 同じ頃地層にサーベルタイガー魚の化石も発見された。
 
この頃、ホモサピエンス、チンパンジーから分かれた。ヒトの出産間隔1年。
サヘラントロプス 700~600万年前
オロリン 600~580万年前
ラミダス猿人 570~440万年前

 脳の容量は300~350ccと小ぶりなチンパンジー程度で、チンパンジーよりも原始的で枝からぶら下がるのには適さないが、木登りはできる手があったことが判明。一方、その後登場したアウストラロピテクスよりも原始的だが二足歩行もできる足や骨盤の構造を持ち、体格の男女差が少なく、顔が小さく、雑食性が高いなど、ヒトに近い特徴があることも分かった。
 当時の環境は森林地帯だったとみられ、樹上での生活もしつつ、地上では二足歩行をしていたと考えられるという。(共同通信'09.10.2)









500万年前 5cm前。 羊と山羊、アフリカ象とアジア象分岐:Newton)
アナム猿人 420~390万年前
アファール猿人 370~300万年 370~300万年前に絶滅。身長1.1~1.5m。脳400cc。果実や地下茎を食す。東アフリカに生息。体重30~60Kg
アウストラルピテクス・アファレンシス 320万年前  この頃、誕生。”ルーシー” 300万年前から二足歩行をする。
300万年前 3cm前。  馬とロバ分岐(:Newton)
アウストラルピテクス 250万年前 石器を使い出した頃か? (2008.11更新)
言語の起源 200~300万年前 言語の起源?この頃より脳の大きさが増す。(:Newton)
ホモ・ハビリス 240~170万年前 脳600~700cc。体重30~60Kg。打製石器を初めて使用。死んだ腐肉を食す。→ 原人(ホモ・エレクトス)へと進化。東アフリカに生息。(180万年前の地層)。
人間は各地に別れて分散を始める 200万年前

この頃は地球環境の寒冷化がはじまっており、アフリカの熱帯雨林は草原化していた
cm前
 200万年前の現状・・・アフリカに大地溝帯が出来、その両側には高さ2,000mの山が連なった。
 内陸部はサバンナとなる。このサバンナによって、ここに棲む生物の勢力図が一変した。
 草食獣と肉食獣の進化が大幅に変化した。
最近の氷河期始まり。最盛期には北半球を氷が覆う。変温動物の恐竜と爬虫類の大半は完全に死滅したと考えられる。しかし、最近の研究から恒温動物の恐竜が居たことが、最近判明。彼らは暖かい南に移動して生存したと思われる。ある種は、今の狐と同じ脳容積。(2008年放映・更新








ホモ・エレクトス
(原人)


ホモ属人類出現
180~30万年前  160万年前の地層から発見。野火や落雷を利用して火を利用。栄養摂取量の増加により、ホモ・ハビリスよりも脳が大きくなり歯が小さくなる。
 高度な石器発明。脳の容積1000ml。脳の側頭葉にブローカー中枢の存在が確認された(
160万年前より言語を話すようになったか?!・・・・・2008,11更新
 アフリカを出てアジアに進出。 
→ ジャワ原人 → 北京原人 と繋がった。
ホモ・エルガステル

パラントロプス・ロプストス
170万年前~150万年前  この頃には、二種類の人類が存在していた。
 この二種類の人類は、弱肉強食の世界に進出していったのである。
 これは危険と隣り合わせの選択であった。
 この頃一大勢力を誇っていたのはサーベルタイガーであった。
 このサーベルタイガーに襲われた痕跡のある人頭骨の化石が発見されている。南アフリカの最南端・ノースウエスト州人類のゆりかごと呼ばれてユネスコの世界遺産に登録されている。
 ここから化石発見。共通の祖先からまったく性質の異なる二種類の人類が共存していた。
       
○ホモ・エルガステル・・ 170cmの身長。 脳の容積900ml。木の根を食べたり、死んだ獣の肉を食べていたと思われる。肉食獣の残した肉を食べる。肉食獣は、柔らかい内臓を食べる。残った部分を食べ、骨は割って骨髄まで食したと思われる(200万年前の草食動物の化石にその痕跡がある)。狩りを行うより簡単に手に入れることが出来た。
      
○ パラントロプス・ロプストス・・ 頭の上に突起:顔の筋肉を支える為の突起。150cm 丸い顔。咬む力は現代人の三倍はあったと思われる。脳の容積500ml。 化石の歯によって「ハイポクセス(現存するランの一種)の固い根を食べていた。」ことをが分かった。この100万年語後滅する。
☆ ヘンリー・バン博士(ウィスコンシン大学)
 
「人類の肉食はおよそ250万年前からはじまった。初期の人類には、まだ、狩りをして肉を得るという知恵も体力もなかった。
 そこで一番最初は、彼らは肉食獣の食べ残しを探すという最も簡単な方法からはじまった。」「肉を得るという狩りの方法を工夫すると言うことが人類の脳を大きくすることに結びついたと思われる。肉食と脳の巨大化は互いに関連しながら起こった現象である。その意味では、肉食こそが私たちを”人”にしたのだと思う。」
 
小惑星が降りかかり、地上に達する前に爆発
50万年前     タイ・ベトナム・中国などアジア一帯に、小惑星が降りかかり、地上に達する前に爆発。すざまじい高熱地獄となる。
 この一帯の動植物はすべて死滅した。
    
(2008年1月放映・更新)
フロレス原人

ホモ・フロレスエンシス

(およそ半分しかない:現代人の3歳児程度の身長)
2003.10発見


2005年6月末放映。


2009年10月発掘調査中の放映。


























































































80万年前








1.2万年前









       









































 2003年10月、バリ島の南、「コモド島」の隣、インドネシアの孤島「フロレス島」で発見された。
 まるでおとぎ話の
コビトのような体格である。今のこの島の原住民達には、「昔、歯の丈夫なコビトの原人が住んでいた。」という言い伝えがある。これを彼らは『アブゴゴ』と呼んでいる。
 「『アブゴゴ』は、およそ300年ほど前に姿を消したと言われている。」。古生物学者:ゲルト・ヴァン・デル・ベルク氏は語った。 ???
 大人の身長で、1m程度である。
 「フロレス島は、過去に大陸と陸続きになったことはない。」考古学者:マイク・モーウッド氏は述べた。
 ここ「フロレス島」ではガラパゴスやマダガスカルの生物と同じ動物がいた。ステゴドン(ゾウの祖先)は、通常の半分ほど。小さかった。しかし、は虫類は大きかった。オオトカゲは8mにもなった。
 原人の体格は、およそ80万年前にこの島に到着してからここで生き延びるために原人も小型化したと思われる。最初の
フロレス原人達は、竹の筏で海を渡ったと思われる。
 
ジャワ原人とは明らかに異なっている。眉と額の特徴が原人と似ている。脳の容積は信じられないほど小さい(400ml)。小さいが、小頭症のような異常ではない。
 分析の結果、小頭症の脳とは異なっている部分がある。ムブティー
(アフリカのジャングルに住む小柄な人種)とも異なっている。大きさがムブティーのものよりも格段に小さい(およそ半分しかない:現代人の3歳児程度の身長)のである。
 子供のように小さな化石であるが、頭蓋骨縫合は完成されており、奥歯には親知らずまで生えそろっていた。
 
フロレス原人は、我々とはまったく違った人類であると判明した。
 ステゴドン(ゾウの祖先)の化石の側に石器を発見した。脳の容積は我々の3分の一程度
(チンパンジー程度の大きさ)の人類が、武器を巧みに使いこなしていたと思われる。しかし、チンパンジーの脳とは明らかに異なっている。
 ドイツの学者ブロードマンの脳地図
(前頭葉)による「第10野」といわれる部分がチンパンジーにはなくて人類や原人・類人猿には必ずあるのだ。
 この部分は計画を立てたり、意志を貫いたりする時に必ず必要な部分である。ここが大きく盛り上がっている。原人のモノよりも大きく盛り上がっている。
 直立歩行できたことを示す大腿骨。
 デンバー自然科学博物館のジョン・ガーチーが、顔の復元を試みた。
 この原人は集団で暮らしていたことが判明。同じ場所で7体の化石が発掘された。10万年前のモノや、1.3万年前のモノまで・・・、個々の化石の間には、年代に大きな差が見られた。つまり、フロレス原人は8万年以上にわたって、このフロレス島に生息していたことになる。集団で狩りをしながら何世代にもわたって世代を残してきたのであった。
 絶滅した?原因は何か???
 私たちの祖先がこの辺りに辿り着いたのは、およそ5万年前。年代学者:バート・ロバーツ氏は言う。「フロレス原人と同じ時期に同じ場所で暮らしていたと言うことができる。しかし、どのような交流があったのかは不明である。彼らを襲ったのか?それとも無関心だったのか?上手く交流をし協調したのか?」。両方が島の住人であった期間はおよそ3万年。共存していたとすれば、今も何処かで隠れて生存しているのかも知れない?!
 最初に見つかった化石(女性のもの)がもっとも完全なものであったが、特に致命的な外傷は見あたらなかった。死因については不明である。
 怪我により沼に倒れ込んだ結果、害獣に体を荒らされることがなかった。そして、この洞窟に生息していた集団は、1.2万年前に絶滅したことが判明した。
 この時火山灰がかなりの勢いで洞窟を埋め尽くした。白い火山灰の層が1m堆積している。その上の層からはフロレス原人の骨は見つかっていない。ほかの地域を発掘すれば新しい事実が発見できるかも知れない。
 「インドネシアだけでも、1万8千もの島がある。
 ほかの島にもこのようなまったく新しい人類の後が見つかるかも知れない。」と、年代学者:バート・ロバーツ氏は言う。
 
 2005年6月末放映・更新
古代ホモ・サピエンス 60~4万年前 絶滅
    ホモ・ハイデルベルゲンシス  50万年前    50~40万年前にアフリカとヨーロッパを占拠。40万年前にネアンデルタール人と現生ホモサピエンスは分岐。(「5万年前に人類に何が起きたか?」 リチャード・G・クライン他  新書館)
     現ホモサピエンス分岐 40万年前   ネアンデルタール人と現生ホモサピエンス分岐
ネアンデルタール人
(ホモ・ネアンレルターレンシス)
30万年前3万年前 絶滅イラク・シャニダール洞窟で発見。遺骨の周辺に当時の草花の花粉化石を発見し、死者に花を捧げて埋葬した痕跡と思われたが、これは後に否定される。
 イラク・シャニダール洞窟に、死者の近くに花の花粉化石。今にもある野草の種類。脳の容積1400ml。氷河期のヨーロッパに棲息。
 現在のホモ・サピエンスと一時期共存。言葉をしゃべってはいたが、言葉の母音が自由に発音できなかった。従って複雑な言語を操れなかった。猿類と同じように喉仏が高い位置にあった。
 ホモサピエンスとはこの点が異なっていた。話す能力に違いがあった。
 フランス南西部のペリゴール地方に多くの遺跡がある。その中のレグルドュー遺跡7万年前のネアンデルタール人の最盛期の遺跡。
 ホモサピエンスの使った石器と殆ど変わらないものであった。
 彼らは、偉大なハンターであった。バイソンなどを狩り最盛期には50万人程にもなった。死者を埋葬したと思われる。
 ホモサピエンスとの違い
 ① 第三臼歯の後縁に隙間がある。
 ② 顔は、縦に長く鼻が大きい。眼窩が大き
  く眼窩上突起がくっきりと二重のアーチ。
 ③ 脳容量は、1,245~1,750mlと、平均
  1,520mlで、現生人平均よりも120cc大きい。
 ④ イヌイットに似た体型であるが、彼らの場
  合は極端である。肘と手首の間・膝とくるぶ
  しの間が短く、関節の両端が太い。
 ⑤ 男女ともにがっちりとした体格。
 ⑥ 単純な石器
  (「5万年前に人類に何が起きたか?」 リチャード・G・クライン他  新書館)
現代ホモ・サピエンス

20万年前~?

いつまでかな?
 ミトコンドリアDNAは物語る。全世界に35人の母親。
日本には9人の母。

2mm前。 人類は、アフリカで進化し道具や火を使い出す。
    18万年前、アフリカから各地へ
  ☆ 100万年以上前には、インドネシア諸島に原人が住んでいた。
 地球は氷河期に入り、海面が130mも低かったため、移動が可能になったのだ。
 文字の発明は、5,300年前頃か・・・。
       ('8.11月更新
補足:☆ ホモサピエンスとネアンデルタール人との遭遇 ☆ 「一万年の旅路 ー ネイティヴ・アメリカンの口承史 ー」 より抜粋:
 絶滅してしまったネアンデルタール人と我々の祖先・ホモサピエンスとが、どこかで遭遇していたことは、
容易に想像できる。
 以下に示す抜粋文章(P224~)は、この時の状況を示すモノだという。
 伝えた女性 →Paula Underwood 氏。
 1932年ロスアンジェルスに生まれ、幼少時より父についてアメリカ北東部の先住民に伝わった長大
な口承史を学び思春期までに正式な継承者となった。
 このページの末尾に、興味深い口承史の抜粋をご紹介します。   
日本列島に人類が来た 2万3000年前 0.23mm前
    ・・・・と言ったわけである。
                      

 ***************************   ***************************
「150億年の遺産   ー 生命に刻まれた星の生と死 ー   (NHK TV 番組にて放映)
☆ 黄金
   ・・・ 
17世紀 ボヘミアで、「人工的に作れないか」と錬金術師たちの試みが盛んに行った。

 これはスズを加工処理し、一見黄金のように思わせた。
 しかし、200年後これが偽物であったことが明らかとなった。  
 これは現代の科学技術を持ってしては製造不可能なことである。

さて、
 世界の基本となる物質 元素は 軽い水素からもっとも重いウランまで100種類以上ある。
         (なお、人間が造りだした元素も増えている。)
 そのうち、25種類が、
に欠かせない元素なのだ。
 我々人類を含めて、生命体はこれら宇宙の星の、誕生と消滅の長い歴史の結果、長い時間を経て作られたものばかりである。

☆ 元素を作り出すには巨大なエネルギー(超高温・高圧)が必要 なのだ。
 ***************************  ***************************


    ☆ 「先ず、原子ありき !」 
  以下の実験が行われた
 
   (1)  太陽ではヘリウムまでしかできない。これより重い元素は作れないということだ。
アメリカ

サンディア国立研究所
 サンディア国立研究所で、核融合実験装置を使って、50兆ワットの電流を針の先ほどの場所に集中して、太陽に匹敵する数百万度という超高温を作り融合実験を試みた。
 その結果、
 水素からヘリウムができた。
 プラスの電子を持っているので、お互いに反発するから、超高圧が必要であった。・・・とのことである。 
 それによって水素を高速で飛び回らせて衝突・融合させて変化するのを観察した。
     <太陽の中でも同じことが起こっている(核融合)>
  実験の結果、太陽ではヘリウムまでしかできない。これより重い元素は作れない。

  
と言う結果を得た。
 ところで、
19世紀 ドイツのレンズ職人 ヨーゼフ・フォン・フランホーファー
(1787 1826)が、プリズムを使用して、七色の虹を観察中、この虹の光の中に不思議なもの発見した。

 細かい観察の結果をスケッチしてみれば、黒い線が合計→574本存在していた。
 彼は、生涯をかけてこの
虹の中の線を必死に調べたが、何故「線」なのか?
  何故、574本なのか不明のままだった。

半世紀後に、この線は元素を示していることが解った。
 ナトリウム元素を燃やしてプリズムを通してみると、彼のスケッチと同じところに在る線と一致したのである。
 虹の中に見える赤と黄色の間の線であった。これはすなわち太陽にナトリウム元素があることを示している。

 このことは、最近の装置で調べた結果と、見事に一致したから驚きである。
 そこで、同じ方法で検証を重ねると、太陽に数多くの原子の存在が判明したのである。
 だが、しかし、「太陽内ではヘリウムしか生産できない。」ことは実験で明らかなはずであった。


 
 (2) 宇宙の塵のお話  ・・・ 最新装置で調査した結果・・・   
ラスカンパナス天文台 アンドリュウ・マクミリアム博士 カーネギー研究所勤務(アメリカ)は、
 アンデス山中(南米 チリ 標高2,400m)で、口径 6.5mの巨大望遠鏡を使って、宇宙誕生当時の様子を知るために、太陽より古い宇宙誕生間もない頃の星を調査した。
  
  10年間に数百万個の星を一個一個調査した。
 結果、その内・・銀河系の中心から離れた目立たない星 
        : 記号 CS22892-052 を発見した。
  これは、137億年前に「宇宙誕生当時に誕生した星である」と判明した。
 これを光の分析をしてみると・・・、
 水素とヘリウム以外の元素がほとんどないことが判った。 このことにより、「宇宙誕生当時は、水素・ヘリウムのみだったようだ。」
と、立証した。
☆ しかし、上記の実験が示すように、137億年後の今、水素とヘリウム以外に・・・、太陽にはもっと多い原子を含んでいるではないか。 
 私たちの住む太陽系の誕生は、そのおよそ100億年後である。
 即ち、私たちの太陽系は、
宇宙のちりを集めて作られたと考えられるのだ。
アメリカ カーネギー研究所 隕石を調査すると、太陽系を作り出したチリと同じ成分が、
    これら隕石の中に閉じこめられていた。
        
 アメリカ カーネギー研究所で、隕石を分析の結果、シリコン、鉄、ニッケル、炭素、等、すなわち宇宙の塵の中の元素があった。
 ちりの形や含まれる元素の性質によって、隕石は、30個以上の様々な大きさの星のかけらの集まりであると言うことが解った。
 これによって、太陽系誕生の頃、すなわち46億年前には、 すでに様々な元素が存在していたことが判明した。

☆ では、どのような場所で、これらの原子は作られたんであろうか?・・・?
  
塵のルーツは何処か?  調べてみた・・・。
惑星状

星雲
惑星状星雲(最大でも太陽の8倍ほどの大きさの星。これは惑星状星雲のもとになる星だ。)
       
 このような星雲は、銀河系に千個程存在する。  ここには炭素・窒素が存在していた。
 この中のひとつ、ダンベル星雲(天の川の中心部近く)。これは240年前に発見された星である。
 今になって、これはちりやガスの集まりで、中心には多くの星があり、現在、ちりやガスが拡散しつつあること  が解った。また、これらのちりやガスは、やはり、星のかけらであることが判明した。
 こと座のリング星雲については、
<元は太陽と同じ大きさの星であったが、現在は10兆キロの広大な範囲に拡散中である。>
  同様に、これを光から分析すると・・炭素、窒素が存在していることが判った。
  ・・が、しかし、大きさから推測すると、理論上酸素以上の重さの元素はできないはずである。 ?!
 疑問は、なお残った。
       
 (3) 原子の核融合とは、
   星において水素が全部ヘリウムに変わったとき、中心部の温度が上がる。 ・・ さて、
  ○ その星が、太陽の大きさだったら・・・・・
   太陽系で例えてみると、太陽が金星に触れるほどまで膨張した頃、太陽の中心部は2億℃となる。・・・・。
   するとヘリウムが次々核融合して
酸素になる。
   最終的に、地球を飲み込むほどに太陽が膨張し大きくなると核融合は停止する。
   そして、太陽は崩壊を始める。
    崩壊した太陽はちりとなって空間に拡散するのだ。

   だが、
太陽では、重さが足りなくて酸素より重い元素を作り出せない。
                    
    
赤色巨星の限界はこれまでである。  酸素までは作ることができる。
               
 
しかし、
  宇宙にはもっと大きな星々がある。

 ○ 蠍(さそり)座のアンタレス・・・・中心で赤く輝く 大きさが赤色巨星の3倍以上の星
 ○ ベテルギウス(オリオン座)
は、赤色巨星の60倍もある。
 
 ☆ 「カシオペアA」   ・・・・ こんな情景です!  Link → カシオペアAの姿
   
アメリカ チャンドラX線天文台で、10万キロ上空の宇宙空間・銀河中心部に青いガスが見える。
   ここにX線望遠鏡を向けてみた。 ここはカシオペア座にある「カシオペアA」。
   大爆発を起こして一生を終わりつつある星だ。
   今、広範囲に広がっている。その温度は、
5,000万℃。
   チリとなって飛び散る。ここには、元素の固まりも見えた。
   そして、
   部分部分に緑いガス→ Si
(シリコン) 赤い→ Fe(鉄)、Ca(カルシウム) の固まりも見えた。
     赤色巨星では作れなかった元素が生まれていることが判明した。
  ☆ そのほかにも、
   
100万年前、「カシオペアA」の基となった星も確認。
   更に、今、爆発直前の星など、・・・、様々な星が瞬く。
   星の中心部は、温度が急激に上昇しつつ核融合を行わしめる。
             (もともとは、水素・H、ヘリウム・Heしかないのだが・・・


 7億℃越えると  ネオン(Ne)  マグネシュウム(Mg)
 30億℃  シリコン(Si)、硫黄(S)、アルゴン(Ar)、カルシウム(Ca)
 50億℃  鉄(Fe)
爆発と共に更に高温
(中心温度1兆℃)
 鉄より重い60種の元素
   生まれた元素は,秒速数千キロメートルの速度で、ちりやガスとなって宇宙空間に拡散するのである。

およそ、
90種の元素で、この世界を形づくるわけである。
 このときに、黄金も造られたと想われるが、しかし、これらのスケールの星だけでは、宇宙に存在する黄金のすべての量を生み出すことは困難だ。
              
さて、誰もが求める黄金・・・。これはどんな状況下で作られるのであろうか?

 
黄金の謎 カシオペアAのような星では、宇宙に存在する量の金を生み出すことは困難であった。
「もっと巨大なエネルギーを生み出す星があったのではないか?」と思う。
  そこで、ステファン・ロスボグ博士(レスター大学)は 
  ・・・
                  

  ○ 牡牛座のかに星雲・・950年前に爆発して太陽系の10倍以上に広がって輝く  
残骸の中心に白く輝く部分は、直径10Km。
  大爆発によって中心部が押し詰められて輝く
   スプーン一杯で数十億屯の中性子星となっている。
  このような中性子星同士がぶつかると、どうなるであろうか?・・・・・、
 
そこで、シミュレーションすると・・・・・・
    円を描いて回りながら100kmまで近ずくと、重力のバランスが崩れ衝突することが判った。
     このときの
中心温度は1兆度になる。これは宇宙一の巨大なエネルギーだ。
     衝突の後、巨大な渦巻きとなって飛散する。
     この渦巻きの枝の部分で、
金ができるのである。
     金は、灼熱世界で生まれるということだ。
    
     星の死が、元素を作る。     
□   ゆっくりとふくらんで崩壊する惑星状星雲
□   大爆発する巨大な星(星の死)
     □   互いに衝突し粉々に砕ける中性子星雲

      
・・・・と、いろんな種類の星達が、多くの元素を作り出してきたのである。



 星の誕生
 ちりやガスがどのようにして再び集まったのか?そして、太陽系を産んだメカニズムは??
 
南米 アンデス山中に、名古屋大学は電波望遠鏡「なんてん」を1996年に建造した。 
 これによると、天の川に、一部にちりやガスで満ちた部分が在る。
                              
   :福井康雄教授 名古屋大学
しかし、これらは不思議な集まり方をしていた。
 竜骨座カリーナ星雲のあたり、卵の殻のように球面の状態の上に並ん
でいる。(形状は蛸の卵状に見える)このようなものを、10年間に数十個発見した。これらは、星の爆発による爆風のために、1万倍に圧縮された結果できるものだという。とても濃密な部分だ。
 これは、星の爆発の衝撃波によるちりやガスの圧縮作業の結果である。爆発によってかき集め、固まりを作ると言うことだ。
 

 
これらの一つがカリーナ星雲である。この中で星の誕生が成されているのだ。
 ここが銀河系の中でもっとも活発な星の誕生を行っている。
 太陽の数十倍の大きさの星が、200~300と言う数で一気に次々と誕生していることが判った。

LINK:最新の宇宙観測衛星報告(2006.12) 
さて、
6億年前、太陽系が生まれ、太陽、地球が生まれた。
 星の死によって生まれたチリが、星を造り・・・・、やがて、生命をつくった
 遙かな時間と果てしない距離を超えて、私たちに結びついた。宇宙137億年の遺産を引き継いで、

 今、ここに生きている。