9日目(6月13日)トヨク〜ウルホ(鳥爾禾)

 今日も良い天気、ホテルの前の草原では放牧した沢山の牛の移動が行われている、そして、朝早くから馬を引いた人達が観光客目当てに来ている、このホテルでも、働いている人は地元のカザフ族の人では無く、ブルチン県から来ている漢族の人達が多いみたい、

 この地にリゾートホテルが出来ても、地元の人達にはあまり恩恵がある様には思えないが・・・・・・考えすぎかな?・・・・・・・・・・・

泊まったホテル ホテルのトイレットペーパー

 ホテルの外観も、細かい点を除けば部屋もまぁまぁだが、なぜトイレットペーパーがこんなに少ないのだろう・・・・・・今まで泊まったホテルが、ほとんどがこのサイズ、途中で無くなると、補充してもらうが・・・・・従業員が居ない時は困る、今回は青空トイレ、公衆トイレ用に日本からトイレットペーパーを持ってきたので良かったが・・・・・・・・・・・

 9時半にホテルを出発、2000メートルの峠を越える、9時50分、カザフ族のパオを、予告なしに訪問
お土産は添乗員が持ってきた、綺麗なバケツにお菓子を一杯入れて・・・・・・・・こころ好く迎えてくれる
パオの周りは一面、お花畑が広がっている、

 パオは夏の季節だけの住居、二家族が住んでいるが、親戚同士、チッキで写真を撮ってプレゼント、
小さな子供がペットにしている子羊を見せてくれる、そしてパオの中でお茶の接待を受ける、

パオの中 パオの主人夫婦と娘さん

 パオの中は寝具の他に食事が出来るように成っている、煙突があり、ストーブがある、夜になると寒いのだろうか・・・・・・温和なご主人と奥さん、それに娘さん達、私達を見学?する人達と、賑やか・・・・
バター茶を頂く、去年青海省で飲んだバター茶とは違い、バターを入れた紅茶
癖がなくて、飲みやすい

 40分ほど居てからパオを後にする、とても楽しい一時、有難うございました、
花一杯の広い草原で、羊や牛達と暮らす生活、のんびりとして素晴らしいと思うが・・・・・・現実はもっと厳しいだろう・・・・・・そんな事をぼんやりと思いながら・・・・・・・車窓の風景を見る

 やがて草原が無くなり、砂漠地帯へ、一昨日、通ったブルチンの町に到着、今度は、この町のホテルで昼食、ここで甘酒?のスープが出る、少し麹の匂いがするが美味しい、
ホテルの前の通りを歩いている人達、若い人は茶髪の人が目立つ、2時15分出発

 やがてシュンガル盆地へ、草も生えていない岩山、荒々しい景色が続く、所々にオアシスがあり、緑がある、そして人家、しかし、こんなへんぴな場所で、子供達の学校は・・・・・・聞いたら寄宿生活を送りながら勉強しているとの事

砂漠が続く 砂漠の中のオアシス

 バスの前方に軍のトラックが見えてきた、ここでも沢山のトラックを連ねての移動である、中国には兵役制度があり、18歳になると、3年間、兵役に付く義務があると言う、

 やがて、沿道には奇妙な形の岩が見えてきた、ここが「魔鬼城」 ゲートをくぐって中に入る

鳥の形をした岩 魔鬼城

 いろいろな動物に似た岩などが連なっている、しかし、バスは止まることは出来なくて、ゆっくり写真に撮る暇も無い、
この魔鬼城の正体とは・・・・・・・・・「ヤルダン地形」と呼ばれる物、新疆では珍しくないが、ここは風が強いために、鬼がうなっているように聞こえ、人々から恐れられていた、

 ようやくバスは指定された場所に止まる、外に出ると・・暑い〜・・・・・・気温は34度、日差しが強い、
お土産店やラクダが居る、この場所ではメノウが拾えると言うが・・・・・・・・これだけ暑いと歩くだけで嫌になる、

バスを降りて歩くが・・・・・・・・暑い 観光客用のラクダが一頭

 早々にバスの中へ・・・・・・・さすがにこの暑さではバスの冷房もあまり利かない、1時間ほどの見学したから、魔鬼城を後にする

 魔鬼城からは沿道には畑が広がっているが、緑の畑のすぐ横には砂漠が広がっていたり、不思議な風景が続いている、やがて、今日の泊まるホテルがあるウルホに到着、18時20分ホテルに着く

 部屋に入り、早速クーラーを付ける、夕食はホテルのレストランで、今日の走行距離は365キロ
ほとんど、バスに乗っていただけなのに、疲れた、暑さがこたえた、