10日目(6月14日)ウルホ〜ハクラク(博楽)

 朝食の席で「夕べはうるさくて寝れなかった」と話をしている、私はぐっすり寝たので気が付かなかったが、昨晩、遅くまでホテルの前の広場で農場で働く人達が、歌を歌ったり、音楽を掛けて楽しんでいた様子、夜中までうるさく騒いで・・・・・・・・・・と一夜限りの旅行者が文句を言っても始まらない

 朝食後、ホテルの近くを散策、朝早くから、トラックが道路清掃員を乗せて、走っている、この人達の一ヶ月の給料は500元(7500円)ホテルの前の広場では、沢山の人が太極拳をしている、
その人達を目当てに、セールスマンが来ている、売っているものはガスを節約する為の器具、

 サクラがいるのか、一人の人が「すごく良い」なんて言っている様子、すると周りの人達が次々と買っていく、何だが・・・・・・・・昔の日本の見慣れた風景

早朝のホテル前 主婦達にガス器具の売り込み

 8時出発予定、8時5分出発、予定通りに出発出来ないのは、この頃はあきらめ・・・・・・・た、
郊外に出ると、相変わらず砂漠が広がっている、ここからは石油採油機を目にする事が多くなる

石油採油機 取った油はパイプを通り石油基地へ

 しかし、この石油の採油は地盤沈下の原因になっていると言う、やがて緑豊かなオアシス都市、カラマイ市に入る、この町は石油施設で働いている人の為の都市で、石油施設で働くのは給料が良いのであろうか・・・・・・・豊かな人が多いとか、

カラマイ市 砂ナツメの木

この町を通り過ぎると、また砂漠が続く、高速道を走るので、青空トイレは出来なくて、ガソリンスタンドでトイレ休憩、しかし、ここのトイレは扉は無く、中は!!!!!!・・・・青空トイレの方が良い
ここの売店で缶コーヒーを買う、値段は3.5元(約53円)日本の缶コーヒーと同じ味

 やがて緑豊かな村が見えてきた、川の側には砂ナツメの木がぎっしりと植えてある、村の名前が日本人にはユニーク「五五チンチン(ゴウゴウチンチン)」ここはスルーガイドの生まれ故郷、この村はお酒が有名で海外に輸出されているとか、他には綿花、綿花の摘み取りの時期には、学生や他の場所からの人達を雇うと言う、ちなみに賃金は1キロあたり1元(15円) 朝7時から20時までが勤務時間、

 11時、フーテン市に到着、この町のホテルで昼食、毎食、中華料理のフルコースでは胃がもたれる、
この町で国道が交わる、東に行くとウルムチ、私達は西へ・・・

西に向かうに沿道には豊かな畑と砂漠が交互に現れる、この畑は砂漠を開墾して作った畑だろうか・・

豊かな緑と砂漠が交互に現れる

 バスの左手には天山山脈が見えてきた、でも・・・雲が多くなり、上の方は雲の中、空が急に暗くなったと思ったら・・・・・・・・・ポツポツと雨が降り出した、今回の旅行で初めての雨

雨が降り出す 高速道を下りる

広い荒野の空、一面が黒い雲におおわれる様子は怖くなる、でも、段々と西に移動するに従い、雨も止み青空が見えてきた、15時10分、精河の町で高速道を下りる、そこから段々と街に近づくにつれて、緑が見えてきた、天気は回復したが、風が強い

 15時30分、博楽のホテルに到着、博楽では一番良いホテルではあるが、エレベーターは無い、階段を上がって部屋へ、部屋に落ち着くと、お茶とオシボリのサービスがある、

 その後、有志で近くのスーパーへ、今回はバックは預けなくても入ることが出来た、品物は豊富である、見ているだけで楽しいが、買いたい物は無い、
夕食は清真料理ではなくて、普通の中華料理、豚肉のハンバーグが出る、今回は添乗員が恒例のソーメンを茹でて、食卓に出る、久しぶりのソーメンは美味しいが・・・・・・・・・

 この旅行社の定番とは言え、日本から材料を持って来て、現地のホテルの厨房を借りて、茹でるのは大変、気の毒になる、

 今日の走行距離は530キロ、高速道の為に距離があっても、時間的には早かった、
夜の9時頃には空は雲におおわれ、蒸し暑い