11日目(6月15日)博楽滞在

 西の方に行った為か、明るくなるのが遅くなった感じ、朝食時間が8時40分の為に、朝食前にホテルの近くを散策、道路は街路樹におおわれている、自転車の荷台にクワなど乗せているのは・・・・・・農場で働く人か?・・・・・・

 道を清掃している人、店の外で揚げ物をしている人、それを買っている人、散歩している人とさまざま・

早朝のホテルの前の道路 博楽郊外、麦畑が広がっている

 10時、ホテルを出発、今日は博楽周辺の観光、現地ガイドの若い女性が同行する、ホテルから5分も行かない内に、国境公安局でパスポートの検査、今年から中国政府の方針で義務付けられたとの事、15分ほど掛かって手続きを終える、

 郊外に出ると畑が広がる、トウモロコシ、綿花、小麦、テンサイ、まんじゅう菊(マリーゴールド)などなど、小麦が色づいている、農作業は漢族が栽培している、

 だんだん街から離れるにつれて、荒野が広がっている、天気は曇り空、ときどき青空が見える、
11時10分、「怪石講」へ付く
怪石講・・・・・・・・・・総面積230平方キロの奇岩群、何万年もの間、風食によって作られた、この場所には2000年前の壁画もある、

犬の顔?に似ている奇岩


 ゲートから中に入り、しばらく行った場所でバスを降りて歩く、一面奇岩、よく見ると、動物に似ている物、建物に似ている物といろいろな形があって面白い

袈裟和尚の名前の石 怪石講

 周りには沢山の花々も咲いている、壁画の場所までのんびりと歩く、見学する人は私達のツアーのほかに、5〜6人の人が居るだけ・・・・・

野生のサンザシの花 トッケツ人の墓

 白いバラに良く似た花が咲いている、野生のバラ・・・・・と思っていたら、ガイドの説明では野生のサンザシの花と教わる、サンザシを使ったお菓子などは、よく目にするが、花を見たのは初めて、
壁画は・・・・・・・・やはり古代人の落書き・・・・・みたい、

 再びバスの所まで帰ってくる、途中でトッケツ人の墓を見る、1982年に発見された墓
12時に怪石講を後にする、ホテルに帰り昼食

 14時半、ホテルを出発、郊外へ、・・・・・シュンガル盆地の最低地点にある「艾比湖(アイビー湖)(海抜189メートル)」に向かう、やがて、右手の線路の向こうに湖が・・・・・・これがアイビー湖
バスを降りると、風が強い、線路の上まで行ってみるが・・・・・・・・汽車が来た!!

線路の上から見たアイビー湖(塩湖) 汽車が来た

この汽車は隣の国、カザフスタンと中国を走る列車、運転手が手を振っている、アイビー湖の側まで行く人も居たが・・・・・・・あまりの風の強さにパス・・・・・・・飛ばされそうだ、

 アイビー湖を通り過ぎると街が見えてきた、旅行の行程表に「国境にある阿拉山口(アラサンコウ)峠へ」と書いてあるので、山の上の峠に行くかと思ったら・・・・・・・・駅がある、駅の名前が「阿拉山口」峠は国境のゲートを指す、

国境の駅、阿拉山口駅 本当の国境、丘の向こうはカザフスタン

 駅の横でバスを降りる、ここも風が強い、近くのホテルに行く、ここではカザフスタンやロシアのお土産が一杯ある、店員の呼び込みが凄い、ゆっくり見る気も起きなくて早々に飛び出すが・・・・・・・・ツアーの人でロシアの人形を買ってきた人が、お土産を入れた袋を見てびっくり

 その袋には日本語が書いてある、それも、和歌山県の温泉の名前が・・・・・・・皆で首をかしげる、
袋のまま「中国のお土産」と言って、渡しても誰も信用しないよ・・・・・・・・と、皆で大笑い、

 バスに乗り、本当の国境?を見に行く事にする、駅が国境では・・・・・納得できないもの、咎められたら・・・・・・・「道に迷って・・・・・」と言う事にして・・・・
監視所のある場所近くまで行く、さすがにこの先には進めない、小高い丘の上には監視所が見える、

 多分、あの監視所からは私達は良く見えるかも・・・・・・隠れるようにして写真を撮り、慌ててバスに乗り撤退する、

 この阿拉山口の街は貿易の町、広州などから、商売に来ている人が多くて、高級住宅地が立っている、一年中、風が強く、夏は暑く、冬が厳しい「風の街
でも、普通のサラリーマンが年収10万元(150万円)に比べると、貿易で商売している人の年収は100万元(1500万円)とか・・・・・・・ガイドの説明、

 これだけ年収があれば、少々環境が悪くても、国境の町に住むのだろう、帰路は同じ道を通って帰る

阿拉山口の街の高級マンション 変化に富む岩山が続く

 5時40分にホテル到着、夕食までの時間があるので、ツアーの人と、昨日行ったスーパーへ行く、今度はバックをロッカーに入れないと、中に入れない、
そこで、半そでのブラウスを買う、25元(375円)・・・・・・安い、ツアーの人もズボンを買うために、「試着をしたい」と言うと、店員は丸椅子を持ってきた??????・・・・・

 この上で試着を・・・・・・・・と、この小さな椅子の上で試着?・・・・・椅子の上に乗ると、お客さん達に丸見え、足元は定まらないし・・・・・私が肩を貸すが・・・・びっくりすると同時に笑える

 お客の為というより、品物を汚されない為に椅子の上の試着をするみたい・・・
とても下着になって試着は出来ない、ツアーの人は、はいている上から試着したが・・・・・・
試着する習慣はないのだろうか・・・・・・・・

 スーパーからの帰り道、リアカーでクッキーを売っている人に出会う、5元(75円)出して「これだけ」と言ったら、7〜8センチの大きなクッキーが19枚も入っていた、味もまぁまぁ〜の味

25元(375円)のブラウス 5元(75円)分のクッキー

 今晩の夕食は街のレストランで、食事をしていると、急に雨が降る出した、夕立の様に激しく降っている、夕食が終わり、ホテルに着く頃には雨は小降りになっていた
明日は、待望のセリム湖へ向かう、良い天気になります様に・・・・・・・・・