5日目(6月9日)ジムサル〜アルタイ(阿勒泰

 今日は一日中移動、その為に出発は早い・・・・・が、中国のホテルはチックアウトした後に係りの人が入り、備品のチック、その為に時間がかかる、ましてやトラブルがあるとなおさら・・・・・・

 今朝はこのトラブルが発生、ツアーの人が使ったタオルが汚い・・・から、洗濯代を出せ・・・・・と、・・・・身に覚えがある人が居ないのに・・・・・・怒っても,らちがあかなくて、出発時間も追っているので仕方なく洗濯代を払う、(ガイドが払ったので幾ら払ったのかは判らなかったが・・・・・)
これが、この町で一番のホテルである、中国式とは言え、納得できない出来事



10分ほど遅れて8時15分に出発

ホテルの前、早朝の静かな通り ジムサルの町

 朝が早いので、町の通りは静かである、郊外に出て、高速道を1時間も走ると、分岐がある、このまままっすぐ行くとウルムチへ行く、私たちのバスは右手へ、
砂漠が広がっている、

 道路の横には葦が立ててある、風を防ぐ為だろうか・・・・・道路は直線、この砂漠を含めたシュンガル盆地は中国では二番目に大きな盆地、この中に日本列島が入ってしますほどの大きさ、

砂漠の中の高速道、葦が植えて?ある、 砂漠の中の石油施設

 道路沿いのガソリンスタンドでトイレ休憩、このトイレは珍しくきれいな水洗トイレ、こんな砂漠の中でトイレに水が使えるのが不思議、道からは赤い山が見えてきた、
火焼山と呼ばれる場所

火焼山

赤い山の周りには緑の草、不思議な風景が広がっている、砂漠の道路は直線、その為であろうか、トラックが転倒していたりするのを、良く見る、単調な景色で居眠り運転か・・・・・・・スピードの出し過ぎか・・・私たちのバスもスピードの出し過ぎでは?・・・・・・・・・・

 何も無いような場所でも石油施設があったり、野生のロバや鹿などがいる、バスの窓には鳥がぶつかったりする、
やがて、道の両側に黄色の木のような植物が群生している、止まってゆっくりと見てみたいが・・・・・・・
今日の工程は長い、遠慮して言えず・・・・・・
後から一本だけ写真に撮ったが、こんな木らしき花が群生している

黄色い花の群生 黄色の花

 シュンガル盆地・・・・・・・中国第二の大盆地(第一はタリム盆地)面積は38万平方キロ、東から西に緩やかに傾斜しており、海抜189メートル〜1000メートルにもなる

 12時15分、チャウト鎮の町に到着、この町のレストランで昼食、メニューは中華料理、レストランの裏手は小学校、子供たちの声が聞こえる、ここも砂漠のオアシスの町

 13時、出発、町を過ぎると、直ぐに砂漠の風景が広がる、この何も無いような砂漠にも、沢山の花々が咲いている、

砂漠に咲く花々

 3時頃に新しい道路を作って居る為に迂回路に入る、途端に道はデコボコ道、1時間ほど迂回路を走ったが・・・・・・・・道に迷ってしまう、
30分ほど、あちこち走っているが・・・・・いまだに道が判らない・・・・・

 幹線道路から外れて走っていると、パトカーが止まっている、良かった〜これで道を聞けると思ったが・・・・この警察官、スピード違反の取締りをしていて、バスの運転手も捕まった!!!
そんなにスピードを出しているようには思えなかったが・・・・・それでも罰金200元(3000円)高い〜

 この罰金、せめて警察官の懐に入らない事を願っているが・・・・罰金は運転手の自腹、
気を取り直して、目的に向けて出発、沿道にはピンクの花を見る事が多くなる、

タマリスク(紅ヤナギ) 砂ナツメ

 ピンクの花はタマリスク、砂漠に強い植物で、タクラマカン砂漠にも人の手によって、多数植えられているとの事、黄色の花は砂ナツメ

 何年か前にカシュガルで「香妃」の物語を聞いた、昔、砂ナツメの花の香りがする香妃というお姫様がいて・・・の話の中、砂ナツメの花の香りとはどんな香りだろうか・・・・・・・考えた
今、砂ナツメの香りをかいでみる、甘いとても良い匂いがする、

 ここからは砂ナツメとタマリスクの花を見ることが多くなる、ようやく北屯の町に到着、ここからは道は判るとの事で安心、北屯の町を通り、又砂漠の中へ
きれいな湖が見えてきた、大きな湖だが・・・・・ダム湖

アルタイ郊外のダム湖 アルタイホテルの近く

 6時35分、予定時間よりも1時間、早くアルタイのホテルに到着、今日の走行距離は700キロ
長〜い一日が終わった、