3日目(6月6日)ハミ〜バリコン(巴里抻

 今日は移動距離は短い、出発は9時半の為に、朝食後、ホテルの近くを散策、この町も街路樹が多い、ホテル周辺もきれいだが、朝早くから大きな箒で道路を清掃している人を見る

 9時半にホテル出発、ホテルの近くの「ハミ博物館」へ、2002年に広東との共同出資により建てられた新しい建物、中に入る、中は撮影禁止、

ハミ周辺から出土した石器時代の品々、石で作ったアクセサリー、3000年前の銅鏡、斧、皮をなめして作った羊皮の衣服や靴、などなど・・・・・・昔、昔の品々が陳列されている、
五堡(ゴホ)墓地から出土した3200年前のミイラ、年齢は推定45歳のヨーロッパ人の男性、
足には皮靴を履き、・・・・・・・とても3200年前の人とは思えない

 石が沢山ある部屋へ、ここの岩絵には独特の絵が描いてある、昔の子孫繁栄を願った生殖崇拝の願いである、1時間半ほどの見学が終わり、バスに乗り移動、
ハミの中心地にあるスーパーへ、中国語で「超市」と書いてあるのがスーパーマーケット

ハミ博物館 外観 スーパーマーケット

 中に入ろうとすると、手荷物を預けるように言われる、手荷物と言ってもこんな小さなバックを?・・・・
財布だけを持って、バックをロッカーに入れる、万引き防止・・・・・・・かな・・・
スーパーは品物が豊富、食品などは安い、水が1.5元(約22円)日本だと100円位のお菓子が1元
(15円)ほど、

 レジでお金を払い、出口で品物とレシートを照合して、ようやく、買い物が自分の物?となる、レシートは出口まで、しっかりと持っていないといけない、これはスーパー側がお客を信用していない事になるのだろうか・・・・・・・郷に入れば郷に従うが・・

 買い物を終えて、バリコンに向かう、郊外に出ると砂漠地帯が広がっている、1時間も走ると渓谷の中へ、いよいよ天山山脈越え、・・・・
渓谷の中に入ると、岩山が続く、しかし、その中には川が流れ、胡陽林の緑が美しい

天山山脈越え

 水のある所には緑があるが、岩山には木々が無い、しかし、標高が低くなるにつれて、山には緑の木々が見えてきた、なんとなく日本の風景に似てきて、ホッとするには何故だろう・・・・・13時、標高2230メートルの地点で、写真ストップ、雪を被った天山山脈と黄緑色の草原、すばらしい景色が広がっている、

標高2230メートルからの天山山脈 バリコン平原から見る天山山脈

 昨日は天山山脈を南の位置から見た、今日は同じ山脈を北の位置から見ている、バスは段々と下りていく、それに従い、バスの左手には天山山脈、右手には大草原が広がっている、
草原には、牛、馬、羊、ヤギなどが見えてきた、

 14時20分、バリコンのホテルに到着、ホテルのレストランで遅い昼食、
メニューはバリコンの郷土料理、初めて目にする物が沢山出る、

羊肉とジャガイモ(包んで食べる) 海草のような野菜? 中にナツメが入っている揚げ物

 私はコリアンダー(香菜)と八角だけは苦手だが、後は何でも食べる、特に初めて食べる物は興味があって、何でも挑戦する、野菜はどれも美味しい、日本の山菜みたいかな・・・・・・

 中国のご飯も前に比べると美味しくなった、つい「美味しい」と言った途端に
ツアーの一人から「このご飯が美味しいの?・・・・・貴女は日本でどんな物を食べているの・・・・・」と言われて絶句・・・・・

 食後、ホテルの部屋で休憩をした後、再びバスに乗り出発、周りは広い草原、草原の中に、塩が噴出したのかと思うような場所がある、ガイドの説明によると、白いのはアルカリ性土壌だと言う、
草原にはパオがあり、ここに住んでいるのはカザフ族が多い

草原にカザフ族のパオが並ぶ アルカリ性土壌の土地

 今日の午後の観光地「大河古城」はそんな草原の中にある遺跡、バスは遺跡のそばまで行けなくて途中で降りて歩くが・・・・・・・・日差しが強く、暑い〜、そして遺跡ははるか彼方に〜・・・・・・
引き返そうかな・・・・・・なんて思っていたらトラックが来る、このトラックに乗せてくれると言う
エッ・・・・・・・・感謝、感謝、乗り込むが・・・・・・・

 バスの運転手が近くの村のトラックをチャーターした様子、道々、歩いている人を拾いながら「大河古城」に到着、歩いたら30分以上かかったので助かった〜

大河古城・・・・・・唐時代の遺跡、食料を蓄えて置くための城、今は、添乗員曰く「土のカタマリ
  遺跡近くに住んでいる人達が居る、私も友好の為?、子供たちをチッキで写してプレゼント

大河古城 大河古城の中

 草原の中の遺跡は、牧畜の関係であろうか、虫が多い、子供たちが煙を出す缶で追い払ってくれる
この缶の中で何を燃やしているのかな????と覗き込んだら、動物のを燃やしていた、

簡易式虫よけ機を持つ子供達 桜草

 大河古城は広い場所に土のカタマリ・・・・・・・だけ、付近の草原には桜草の花が咲いていた、1時間ほど見学した後、再びトラックに乗り、バスへ、バスの周辺には地元の人が沢山見物している、日本人が珍しいのかな・・・・・・それとも大河古城を見学する人が珍しいのかな・・・・・

 7時半より、ホテルで夕食、今回は鶏肉の煮た物の上に、鳥の頭が乗っている、トサカの付いた頭をどうして食べるのかな・・・・・・と思っていたらガイドがレストランの人に言って、持って行った、日本人には気味が悪い・・・・・・

 揚げ物には中にバナナが入った物が出る、甘党の私には美味しかったが、全体に不評、
夕食後、部屋に引き上げる、8時半、外は明るい、ぼんやりと外を見ていると、ホテルの庭には、若い男女が、集まり、皆で写真を撮っている、

頭付き鳥の煮物 ホテルの前には若い男女が

 やがて若い男女は帰って行った、今晩も9時半頃に日が沈む、外はまだ明るい時にベットに入るのは、まだ慣れていない、