7日目(6月26日)カライクム〜ホログ

 5時に起きる、まだ、誰もいない、夕べは暗くて判らなかったが、家の前の庭には、サクランボなどの果物があり、畑には作物が作ってある、川では洗濯をしている姿が見える、7時半から、庭で朝食を食べる、テーブルの上にはぶどう棚があり、青い葡萄が実っていた、
泊まった民家 民家の庭
 9時に村の中を散策、カライクム村はクム・オブ川とハンジ川の合流点にある、小さな村、ハンジ川の対岸はアフガニスタン、
民家の子供たち クム・オブ川 カライクム村
 きれいな川がクム・オブ川、民家の横を流れていた、その川が直ぐ側で灰色に濁ったハンジ川と合流する、そしてハンジ川の対岸がよその国、信じられないような近い場所が、隣の国、カライクム村を歩き、車に乗る、3号車は他のツアーを迎えに行く為にここで離脱、故障して動かなくなった1号車が、直って復帰、今回は2号車、

 高台で車を降りて、対岸のアフガニスタンを見る、対岸には同じような、緑に囲まれた村がある、川を隔てただけ、こんなに近いのに・・・・・・簡単には往来できない、アフガニスタンにも、この村と同じようなタジク人が沢山居ると言う、国境って・・何だろう?
タジギスタン側から見るアフガニスタンの村 カライクム村から・・・・・対岸のアフガニスタン
 車に乗り、ハンジ川沿いの道を走る、対岸にも道が見えるが、狭い道で、歩いている人や、ロバに乗った人が見える、車は通る程の道幅は無い、車の中から手を振ると、対岸からは同じように手を振っている、道はカーブが多く、砂埃が激しい、地雷が埋まっている場所を通る、内戦の時に埋めた地雷が、取り除くお金が無いので、まだ、埋まっている、
砂塵が舞う道路 地雷エリア ワンジ川
 沿道には銃を持った兵士に逢うようになる、怖いような装備の兵士達だが、顔を見ると、まだあどけなさが残る、青年達、ここは一見平和そうに見えるが、内戦が続くアフガニスタンとの国境である、

 対岸に川で遊ぶ子供たちが見えてきた、車を降りて写真を撮っていると、手を振っている、林の中には学校がある様子、内戦が続くアフガニスタンにあって、この地区は平和な場所だと・・・・・・・思いたい、
川で遊ぶ子供たち    アフガニスタン 平和な?村      アフガニスタン
 13時10分、道の途中にある木陰にテーブルを置いたチャイハナで昼食、豆腐が出たのにはびっくり、今は常温で何ヶ月も持つ豆腐があるとの事、目からウロコ状態、冷奴で食べる、まさか、こんな場所で冷奴を食べれるとは思わなかった!!現地スタップの人達が玉ねぎとジャガイモの炒め物を作ってくれる、これも美味しい、
昼食    冷奴 玉ねぎとジャガイモの炒め物 昼食場所周辺
 昼食後は同じように川に沿って走る、対岸には、岩に刻まれて狭い道、こんな道を歩いていて、川に落ちそう・・・・・やがて車は止まる??、小さな村、降りるが、この村に何があるの?、ガイドの後を付いていく、村の人達がジロジロと見ている、5分ほど歩くとマーケットがある、マーケットの中には衣料品が多いが・・・・・・
岩に刻まれた細い道  ユーシャンの村 マーケット
 マーケットを通り過ぎ、小さな家へ、ガイドの知り合いで、狭い場所で話を聞くが、暑くて〜早々に外に飛び出したので何を話されたのか・・・・判らなかった、この村の名前はユーシャン、岩山に囲まれ、狭い耕地しかないが、この村の人達は、何で生計を立てているのだろうか・・・・・

 再び、車に乗り、少し走るとパスポートチック、現地スタップが手続きをしている間、写真はOKと言われて、写真を撮っていると、ダメと言われる、手続きが終った途端、写真OKの許可が出る、???首を傾げる事が多い、
上流にはサレーズ湖 ホルグへ
 この川の上流120キロ先には、地震で出来たサレーズ湖があり、今も一番危険な湖として、日本のテレビにも紹介されたとの事、サレーズ湖は刻々と水位が上昇して、何時、決壊しても不思議ではない状態が続いている、

 17時10分、橋が見えてきた、この橋を渡ると、アフガニスタンに行ける、もちろんビザは必要だけど・・・・・・この近くにあるホテルが今日の宿、近代的なホテル、ここはゴルノ・バタフシャン州、ホルグの町の郊外、こんな場所に立派なホテルがあるのは驚き

 この地域はイスラム教、イスマイリ派が多く住む地域、イスマイリ派のアガハーンが取り仕切る「アガハーン財団」が経営するホテル、世界各地にあり、このホテルもその一つ(添乗員の資料から)

 今日は私達のツアーだけが宿泊する、従って一人部屋が取れた、部屋の中はきれいだが、冷房が無くて、古い扇風機があるだけ、それでもお湯は出るので、身体を洗い、洗濯をする、これだけ乾燥していると、洗濯物は直ぐに乾くので助かる、

 7時に夕食の為に車に乗り込む、車はホルグ町の中心地へ、現地スタップの娘さんのお姉さんの嫁ぎ先のレストランへ、建物の中に入ると、部屋はバミール調の作りに成っていて、天井に特徴がある、この天井は宇宙観を表している、それを囲む様に建つ4本の柱は、空気、水、土、火を表す。
ホテルのロビー バミール調の天井 サムサ
 夕食はスープに続いて、サムサが出る、ここでもワインやウオッカが出て、皆は良く飲む、飲むと陽気になり、話が弾む、飲めない私も、今回は楽しく騒ぐ、夕食は2時間ほど、かかり、再び、車に乗り、ホテルに帰るが、沿道は人家も少なく、真っ暗、車のライトだけが、明かり・・・・・今日は一人でのんびりと・・・・・