11日目(6月30日) マルカブ滞在

 朝、外のトイレに行って、ふと、近くの山を見て驚く、山の上の方が雪が降ったのか、白くなっている、夕べ、雨が降り、それが朝方、雪に変わった様子、日が出ると直ぐに消えた、
ゲストハウスの庭から山、雪がある 雪がある山
 今日はここに連泊するので、朝はのんびりとしている、朝食は7時半から、ホットケーキに良く似た物が出る、美味しい、ツアーの大半の人がお腹を壊している、やはり、油が強いのかな・・・・・・私は今の所、お腹は快調、
ゲストハウスのベットの部屋 ゲストハウスの庭に立つユンタ 朝食
 8時半、マルカブの村の散策に出発、歩いていく、途中にきれいな井戸がある、この井戸は日本が援助して作った井戸、ポンプ式で、簡単に水が出る、その近くには昔ながらのつるべ式の井戸があり、お婆さんが苦労して水を汲んでいる、何故、ポンプ式の井戸を使わないの?・・・・・・・・・井戸にも区割りがあり、この地区では使えないとの事、どうせなら、誰でも使える井戸にすれば、良いと思うが・・・・複雑な事情があるだろう・・・
日本が作ったポンプ式の井戸 昔ながらのつるべ式の井戸 マルカブの町
 マルカブの名前の様に日差しが強い、歩いて居るだけども、肌が焼け付く、バザールへ行く、食べ物から衣服など、品数は豊富、でも、品物はロシアや中国、キルギスから運ばれて来ている、

 バザールの中で不思議な物を売っている、草?・・・・・何に使うだろう・・・・・これは山の麓に生えている草を乾燥させて、家の中で燃やす、この匂いが病などに掛からない効果があると言う、  ハーブの一種だろうか・・・・バザールには独特の帽子、キルギス帽をかぶった人が多い、写真を・・・・・と言ったけど断られる、一人の男性が「自分を写して」と言われて、写す、
バザール 香草? バザールで・・・・
 村の散策を終えた後、車に乗る、今度も2号車・・・はぁ〜 車は郊外へ・・・・キルギス人のお墓の前で車を降りる、

ギス族の人達は、殆どがイスラム教徒だが、アラブ人侵攻前は、アニミズム(自然崇拝)で、今でもこの辺りでは、イスラムとアニミズムが混じる独特の宗教観を持つ、本来、イスラム教ではお墓は、復活の日までは寝ている所で飾り立ては良しとはされなかった、しかし、ここではヤクや馬のしっぽの毛を棒に結び立てる事が特徴である、(添乗員の資料から)

 確かに、墓の周りには棒が立ててあり、黒い毛が結んである、
キルギス族の墓 マルカブの郊外へ
 郊外に行くに従って、雄大な景色が広がっている、川の流れている場所で車を降りる、この一面はお花畑、皆は「マルディアン岩刻画」を見に行くが、私はパスをして、回りのお花畑を散策、一面に桜草が咲いていて、池もあり、素敵な所だが・・・・・・やぶ蚊とアブが多い・・・・蚊柱が立つほどの多さ、この凄いやぶ蚊とアブの大群と、格闘しながら花を写す
お花畑の花々
 岩刻画を見に行った人達も、やぶ蚊に襲われて早々に車に帰ってくる、車に乗っても、蚊やアブが車の中まで付いてくる
お花畑
 ここを離れて、小さな小川に沿って登って行く、11時頃、3番目の温泉「エリスー温泉」に到着、ここはキルギス族の家族が管理する温泉、横にはユンタがある、この温泉の標高は3500メートル、風呂に入ったのは女性陣では私を含めて2人、他の人達は足湯、湯は透明、肌がすべすべする、ここでも女性は裸、男性は水着着用
浴槽 温泉の周り 温泉の施設
 温泉から上がり、隣にあるユンタで昼食、久しぶりに日本のカップうどんを食べる、食後は温泉施設の周りを散策、面白い髪型をした子供達が居る、きっと何か理由があるだろう・・・・・・
昼食場所のユンタ 子供たち 沿道に咲く花
再び、マルガムに戻り、ゲストハウスで休憩、ここでは私達以外にも、泊まっている人が居る、イギリス人でタシケントの大使館に勤めて見える人などが泊まっていた、バックパッカーも来ている様子、でも、交通の不便な場所、添乗員も今朝、バザールで、車に乗せて貰えないかと・・・・・・・・声を掛けられたと言っていた、

 再び、車に乗り、近くのモスクまで行く、キルギス族のモスクは、他のモスクに比べると質素でシンプルな作りに成っている、薄暗い室内は、ウズベキスタン等の華やかなモスクに比べて、装飾も無く、普通の集会所の感じ、
マルカブの町   モスクから マルカブのモスク ガイド、ムカデスさん
帰りはゆっくりと歩いてくる、何となく体が重たい、やはり温泉に入り、疲れたかな・・・・・と思ったけど、ここは標高3580メートル、富士山の8合目あたり、体が重たいのは仕方が無いか・・・・・・

 今まで、ガイドをしてくれたムカデスさん、年は47歳、子供は21歳の長女を頭に5人、フリーのガイド、すごく勉強をしていて、熱心、英語で話し、添乗員が通訳、明日一日でお別れである、

 モスクからゲストハウスまでの道のりは、歩くと長い、町の中に入ると迷路、家々の間に狭い道があり、まるで袋小路に迷い込んだ感じがする、ようやくゲストハウスの前に、その横にはコンビニ?があり、日用品を売っていた、
夕食後はシャワーを浴び、久しぶりに髪を洗う、今日がタジキスタンでの最後の日、