4日目(3月3日)阿里山〜台中

                              阿里山鉄道
 4時半に起きて、直ぐに準備をして5時にはホテルのマイクロバスに乗り込む、阿里山駅には5時15分に到着、駅には沢山の人が来ている、こんなに沢山の人が乗れるが心配するほど・・・・・祝山線の出発時刻は不定期、今日は5時半に阿里山駅を出発する
     
 阿里山駅  列車に乗る人達  切符
 列車は満員、暗い中を電車は走る、段々と明るくなってきた、途中にも駅がある、終点の祝山駅に着いたのは6時、早速、駅から階段を上って展望台へ、沢山の人が日の出を待っているが、その前で、大きな声で説明している人、日の出前の30分以上も、台の上で喋っている、後からガイドに「何の説明?と、聞いたら「お土産の説明」との事
   
 日の出前・・・・展望台から  日の出前  玉山と玉山山脈
 雲が多いが、空は赤く染まっている、日の出は6時45分、まだまだ、時間があるが、夜明け前、寒い、やがて、雲が切れて、山が見えてきた、ガイドが新高山と呼んでいる台湾の最高峰、玉山(3952メートル)が見える、うっすらと、見える雪

 しかし、日の出の時刻が近づくにつれて、目の前に雲が湧き出した、そして日の出の時刻、目の前には雲のカーテンがかかった、
     
 日の出を待つ人々  雲が湧いてくる  日の出の時間
 目の前が、真っ白の世界に変わる、雲のカーテンは空く事も無く、電車の出発の時刻は追っているので、展望台を後にする、日の出は見えなかったけど、玉山が見えたから、良しとするか・・・・・・・

 駅からホテルまでは歩いて帰る人も居て、添乗員は歩く人に同行するので、ガイドと一緒に列車に乗る、
     
 祝山展望台  祝山駅  乗ってきた列車
 駅の周辺には桜が咲いている、ピンクの色が鮮やかな桜、山桜と聞いたが、寒緋桜に良く似ている、帰りの列車からは、来る時には暗くて見えなかった景色が見える、列車は阿里山駅から大きく山を回り込むようにして祝山駅に着いていた、
     
 山を下る  列車内から 
 列車はゆっくりとした速度で、山を下って行く、段々と霧も無くなってきた、列車からは、線路の側の遊歩道が見える、樹林帯の中をハイキング、時間が有ったら、ゆっくりと歩いてみたい道、

 30分近くかかり、7時50分に阿里山駅に到着、ここでホテルのマイクロバスを待つ、青空が見えてきた、8時にホテルのマイクロバスに乗り、そのままレストランへ直行、流石にお腹が空いた、朝食後はホテルのベランダから周りの写真を撮る
     
 ホテルのベランダ  ベランダから見る風景 
 このホテルでは、増築中、2〜3年先には大きなホテルに変わるだろう・・・・荷物を整理した後、出発までの時間、ホテルの周辺の散策に一人で出かける、石段を登って行くと、広い平地に付く、ここには桜が満開
   
 沼平公園の寒緋桜 ?
 ここの桜も日本の寒緋桜に良く似ている、日本から来た桜とガイドが言っていたので、そうかな?・・・・・一面ピンク色が広がっている、歩いている人もチラホラ見え、ホテルであろうか・・・・大きな建物もある、

 小さな橋を渡り、急な石段を登って行くと、白木蓮の花が咲いている、石畳の道を歩くが、その横には線路、今朝、この場所も、列車で通ったのかな〜
     
 石畳の道  登山鉄道の線路  阿里山賓館
 30分程、ホテルの周辺を散策して戻る、9時45分、ホテルを後にする、バスに乗り換え、来た道を帰るが、昨日はどんよりした天気で周囲は見えなかったが、今朝は良く見える、
     
 阿里山へ向かうバス  沿道の風景 
 道は一気に下って行く、阿里山へ向かうバスもいるが、二車線の道路で走りやすい、沿道には桜並木、山が幾重にも重なって、山深くへ入って居たと実感
     
 阿里山道路  茶畑  沿道の村
 山の中腹の道路は、雨季に成ったら、上から土砂が落ちてきそうな感じ、やがて茶畑が見えてきた、山の斜面の上までお茶が植えてある、沿道にはお茶のお店が並んでいるし、小さな村にもコンビニもある、

大規模な道路工事の現場を通り過ぎる、下は千尋の谷、向かいの山では土砂崩れの跡も見える、
     
 道路工事中  土砂崩れの跡  沿道の村
 狭い国土に高い山、山の斜面が急な為に、崩れると大規模になりそう・・・・山の木がヤシの林に変わり、だんだんと下へ下りてきた、青空が広がり、暑くなってくる、

 11時、来る時に寄った道の駅?に到着、ここでトイレ休憩、駐車場には大きな木に赤い花が咲いている、「アフリカチューリップ」の花と教わる、
     
 アフリカチューリップ  観光バス  沿道の店
 休憩後は嘉義の街に入って行く、家も車も多くなってきた、嘉義は野球が有名で、材木とサトウキビなどの産業が有ったが、年々需要が少なくなり、人も少なくなって来ていると、ガイドの説明

 12時20分、嘉義の街のホテルのレストランで昼食、今日のメニューは飲茶、ホテルのレストランでの食事は美味しい、昼食を食べに来ている人も多く、混雑している、デザートのバナナの揚げ物、餅?と変化に富んでいる
     
 飲茶  デザート  嘉義の街
 1時10分、昼食を終えて、高速道を北へ向かって走る、この道は一昨日、集集線に乗るために、走った道、今日も黄金の大黒仏が見える、

 バスの中では台湾の風習についての話が面白い、台湾ではお祝いには必ず赤い祝儀袋を使う、日本人がお礼と言って、裸のお札では失礼と思い、ティシュに包んで渡すが、白い紙に包むのは葬式の時だけ、大変失礼に当たるとの事、勉強になった・・・・・・・・気をつけねば・・・・・

 2時に高速道を下りる、沿道には田んぼが広がる、田植えは終わっている、オレンジの畑、グァバの畑と果物畑が多い、山の中に入るとヤシの林が多くなる、このヤシの種類は、ブータンやインド、台湾などで使われているビンロウの実が取れるビンロウヤシの木
     
 オレンジ畑  ビンロウヤシの林  日月潭
 やがて、木立の間から湖が見えてきた、海抜1760メートル、周囲35キロ、北側に太陽、南側が月に見える事から名付けられた日月潭、湖は青く、キラキラと輝いている、

 バスは湖を離れて、ジグザグの道を山に登って行く、3時、日月潭の側の高台に建つ「玄奘寺」に到着、ここは三蔵法師の遺骨が祭られている場所、山門を入り境内へ
     
 玄奘寺山門  おみくじ台?  おみくじ
 境内で地元の人がおみくじを引いているのを見て、私もチャレンジ、10元入れると、女性の人形が音楽と共に動き出し、奥の社からおみくじを持って来て、箱に入れるが、おみくじを持ってこない!取られ損・・・・・・・・まぁ〜賽銭だと思えば良いけど、

 再度、チャレンジすると、今回はおみくじを持ってきた、漢字、英語、日本語で書いてある、おみくじは日本だけの習慣と思って居たので、台湾でおみくじが引けた事の方が驚き、おみくじの文面は・・・・良いことが書いてある様子だが、意味が解りずらい、
     
 玄奘寺本尊  玄奘寺から見る日月潭  日月潭
 おみくじは日本の様に木に巻き付けたりしないで、持って帰ると言われてバックに入れる、玄奘寺を後にする、湖の周りにはホテルやリゾート施設があり、沢山の観光バスが止っている、

 前方にきれいな建物が見えてきた、手前でバスを降りて歩いて行く、日本から来た他のツアー客も同じように歩いている、この場所は、日本の観光客が多い、
文武廟に着く、
   
 文武廟 
 壮大な山門を入り、石段を登ると、大きな玉に乗った獅子の像が目に付く、台湾のお寺は装飾が凄い、ほとんどが吉兆の色である赤と金が使ってある
     
 境内の獅子  武聖堂 岳飛と関羽の像  神ペイ
 武聖堂には三国志で有名な、戦いの神、岳飛と関羽の像が祭ってある、そして面白い形の石?シンペイ、何に使うかと、聞いたら、二つの石を投げて、落ちた方向や裏表などの位置で、善行を占うと言う、

 武聖堂の奥には文聖堂、ここには孔子が祭ってある、
     
 文聖堂  孔子の像  茹で卵
 文聖堂の近くでは良い匂いがする、付近をみると、銀モクセイが咲いていた、そこから下へ下りていく、道路の横では、お土産店があり、キノコと一緒に卵を茹でている、前に来た時に、食べてみたいと思った卵、今回は早速、買う、1個10元、バスに戻って座って食べる、台湾では立って食べるのは、行儀が悪い・・・・・・との事

 ダシと醤油?が染み込んで、日本の味付け卵と一緒、美味しかった、4時半にバスに乗り、日月潭を後にする、途中、沿道に沢山のお墓がある、台湾の墓は広い敷地にある、お墓の面積は広ければ、広いほど良いとされ、裕福な人達は、広い敷地に立派なお墓を立てると言う、 お墓には3重の塔もある、
     
 墓地  建設中の道路  台中の街
 台中に近づくにつれて、高速道が多くなる、建設中の道路も見えて・・・・・数年もたつと、見違える程に変わるだろう・・・湖では良く晴れていたが、街に入るとどんよりとした天気に変わる、

 5時40分、台中のホテルに到着、部屋に入ると、ウエルカムフルーツならぬ、煎餅がある、夕食までの時間、少しお腹が空いたので、選挙事務所でもらったグァバを食べてみる・・・・・・が美味しくない、前に来た時に、グァバはジュース用と聞いたが・・・・・
     
 ウエルカム煎餅  グァバ  部屋から見る夜景
 7時より、ホテルのレストランで夕食、今日のホテルは近くにはコンビニも無いし、9時には寝るが、長い一日だった