6日目(7月12日)瑪沁〜瑪多
朝起きたら空を見る、今日は青空が広がっている・・・・・・・良かった、
今日は車とメンバーが変わる、男性二人の中に私一人の女性、昨日みたいに賑やかに・・
とは無理かな・・・・
8時ホテル出発、瑪沁の町を後にする、やがて2日間通った峠に到着、
今までは見えなかった待望のアムネマチンの峰が雲の間から見える、思わず歓声が・・・・・・
初めて見えたアムネマチン主峰 |
あぁ〜あの山の麓まで行ってみたかった・・・・・・・
昨日と同じ道を走り、分岐の場所では一昨日と同じ左に進路を取る、今回も川を渡るが前の時よりは川の水は少なくなっている、前の時と同じように沢山の羊の群れ、雲が出てきたり、日がさしたりと、山の天気は気まぐれである、
道は一昨日プルーポピーを見た山へ、そこから少し奥に入った場所でプルーポピーの写真を・・
一面、プルーポピー、イエローポピーなどなど、高山植物の花盛り、
私たちが写真を撮っている間、運転手達は車座になり、カードゲーム、中国の人達は賭け事が好きだ
羊の群れ | 未舗装の道を行く | イエローポピー |
30分ほど写真を撮った後、再び車に乗り山奥へ、道はだんだんと悪くなり、ここまで来るとヤクも羊もいない寂しい風景が広がる、
道は峠を目指して登り始める、道は一段と悪くなり、とうとう道路の割れ目に入り、一台の車のバンバーが外れてしまった、
車のバンバーが外れる | 雪山が見える | オオバハナゴマ |
12時半、標高4700メートル、尼卓瑪山(ニドテ)峠に到着、車から降りると寒〜い
こんな高い峠にも、ブルーポピーを始め、いろいろな花が咲いている、写真を撮っているだけでも寒い
2〜3度位ではないだろうか・・・・早々に車の中へ
ニドテ峠、4700メートル | 峠に咲く花 | ゲンチアナ、峠にて |
峠を下っていく、小さな川が流れ、その周囲は花園、時々雨が降ったり、青空が見えたりの気まぐれな天気、1時、花園で車を降りてランチを・・・・・色々な種類の食べ物を貰い、各自思い思いの場所で食べる、紫色の豆科の植物の花が咲き乱れている、こんな風景見るのは初めて・・・・・・
私たちの他に車も人間も、動物もいない、
山奥の花園での昼食 |
花園の中で寝そべってみる、これが皆野生、人知れず咲き、散っていく・・・・・花
こんな所でのんびりしたいが・・・・・寒い・・・・食事を終わり、車に乗り込むと10分もしない内にヒョウが降ってきた、寒いはず・・・・・
未舗装の道を走る、見渡す限りの草原、人も羊もヤクもいない、
2時、ようやく舗装道路に入る、途端に車はスピードを出して走る、周りは草原
道は少し上り坂、黒い雲の中に入ると、雪が降り出した、見る見るうちに周囲が白く染まっていく、
7月中旬に雪とは・・・・・・厳しい土地である、
草原の道 | 雪がふる出した |
3時半、花石峡の町に到着、青空が見えてきた、この町の入り口には沢山のタルチョがはためいている、この町で給油、ここは3方向に行く分岐の町である、
この町を後に瑪多に向かう、広い広い草原が続く道、地平線まで草原が続く
この草原を野生のロバが歩いている、久しぶりの青空、快適である
タルチョがはためく花石峡の郊外 | 瑪多へと続く草原の道 |
5時、瑪多の招待所に到着、標高は4300メートル、今回の旅行で一番標高の高い場所
ホテルに付いた途端、雨が降り出す、急に気温が下がり始めて・・・・・・寒い
部屋は2階、今日の走行距離は284キロ
部屋はベットとストーブ、テレビあるだけ、トイレは野外、ポットにお湯が入っているので、そのお湯で部屋にある洗面器で廊下に置いてある水を加えて顔や身体を拭く、テレビが部屋の真中にデンと置いてあるのが印象的
夕食はホテルの前の食堂へ、雨は上がっている、夕食のメニューは野菜料理が多い、この野菜も中国の各地から来たのであろうか・・・・・・この高い土地では野菜類は出来ないと思うが・・・・、
運転手達は同じ食堂でカードをしている、こんなに賭け事をしていたら、一日の稼ぎがパーなんて事にならないのかな・・・・・・
夕食後、ホテルの近くの雑貨店へ、添乗員に貰ったばかりの会話集で玄関マットを10元値切って買う
しかし、値切ると言う事は・・・・・私は値段よりも値切る面白さを楽しんでいるが、現地の人にとっては
10元安くする事は大変な事ではないだろうか・・・・・・私には150円は些細な金額であるが、現地の人達は私が考えているよりも価値があるではないだろうか・・・・・・・?
観光地ではないこの辺境の場所で、値切ると言う事・・・・・・・考えさせられた問題
部屋にはストーブが入り暖かい、早速洗濯物を乾かす、
瑪多の招待所 | 招待所の部屋 | 値切って買った玄関マット |