4日目(7月10日)瑪沁滞在

 6時半ごろ目覚める、頭痛も息苦しさも無くなっている、高度に順応したようだ、
8時に昨日と同じレストランで朝食、お粥が出る、日本から持ってきたふりかけが役に立つ、
今日は瑪沁に滞在し、近郊でブルーポピーを見る予定だが・・・・・天気は良くない、

 9時にホテルを出発、今日は車も乗るメンバーも変わる、女性ばかり3人、賑やかになりそう・・・・
郊外に出ると草原が続く、40分ほどで峠に到着、

 峠には沢山のタルチョ(祈りの旗)がなびいている、その周辺ではヤクがのんびりと草を食べている
人もいない、広々とした草原、こんな場所がとても好き、曇り空での写真はやはり暗くなる、

 再び車に乗る、車窓からは草原をチョロチョロ走り回る小さな動物が目につくようになる、
マーモットにしては小さいが・・・・・・草原ネズミと教わる、沢山いる、そしてすばしっこい
トイレ休憩の時に、粘ってようやく写真に収める事が出来たが、・・・・・すごく可愛い・・・・

草原ネズミ 草原の花々 名前の知らない珍しい花

 青空トイレは花々の咲き乱れる草原の一角で・・・・これぞお花摘みに行く〜

 道にはヤクの群れや羊の群れが多い、やがて道は川の中に入って行く、川と言っても橋は無い、
連日の雨で川は増水している、この川の中に車は入って行く、乗っていると車ごと流されそうで怖い!
しかし、全部の車は無事に川を渡りきる、さすが!四駆、・・・・・・
 
 渡りきり、ふと見ると、川の中に砂に埋もれた車が見える、流されて・・・・・あの姿に?
川を渡ると日差しが出る、ここで休憩、

橋の無い川を渡る 砂に埋まっていた車 草チンチョウゲの花

 この川は黄河の支流であるが、名前は無いと言う、中国では6000メートル級の山でも名前が無い
それだけ国土が広いと言う事か・・・・・

 対岸に渡り、川に沿って走る、やがて沢山のテントが見えてきた、半農半牧生活を営むチベット族の人たちのテント、側にはヤクがのんびりと・・・・

 再び山の中へ、雨が降ったり、止んだりの天気、12時、雨が止んで青空が見えてきた、
やがて車は何百頭もあるヤギの群れに行く手を阻まれる、凄い・・・・・その群れを率いる馬上の男性のたくましい姿、、茶髪にピアスの柔な日本の若い男性とは大違い、これぞ・・・・・

 だんだんと標高が高くなるに従い、周りにはイエローポピーが見えてくる、そして待望のブルーポピー
車が止まると同時に外に出るが・・・・・・残念又雨が降る出した、
仕方なく、傘を指しての観察撮影となる、

雨の中のブルーポピー

 標高4000メートル近い場所に咲くブルーポピーの花は鮮やかなブルー、背丈は20センチ前後、柔らかな花びらとは対照的に蕾や葉っぱは刺があり、この蕾にこんな可憐な花が咲くのかと思うほど・・・・
園芸用のブルーポピーは見たことがあるが、野生のプルーポピーのたくましさには・・・・感激、

 今日の昼食は外で花を見ながら食べる予定であったが、生憎の雨、仕方なく車の中でのランチ、
流石に標高が高いので雨が降ると寒い、昼食後はピクニックを楽しむ予定であったが、この天気では無理、仕方なく帰る事になる、

 元来た道を引き返す、川の水は来る時よりも増水していて、車は一気に渡らなと流されそう・・・・
オートバイが川の中で流されそうになり、四苦八苦してようやく岸に上がっている、
途中でぬかるみに入り、動かなくなったりと、帰路も大変、雨がアラレに変わる、寒いはずだ・・・・・

 5時10分、ホテルに到着、部屋はシャワーもトイレの詰りも直っている、今晩はシャワーが使えそう、
6時半にホテルの近くのレストランで夕食、ここでは標高が高いのでアルコールは出ない、
お茶は塩茶、

 夕食後、シャワーを浴びて、寝ようとするとが無い、標高の高い場所での必需品、慌てて添乗員へ
水はホテルから離れた場所の車の中、添乗員が取りに行って貰うが・・・・・・・
悪いなぁ〜と思いながら、水を貰い部屋の中へ・・・・・・

 ふと・・・・ベットの側に、お湯の入ったポットが置いてあった、完全な高山ボケ、・・・・・にしておこう、
夕べの様に頭痛に悩まされる事も無いが、地道を走ったので腰が痛い