7日目(3月21日)麗江~黎明
 
 今日の出発は8時、7時に朝食を済ませた後、朝の麗江古城を散策する、昨日はあんなに人が多かったのが、今朝は人が居なくて静か・・・・
朝食 早朝の麗江古城
 古城の中に入っていく、町並みは10年前と同じだけど・・・・建物は新しい、時々、2~3人の観光客が宿から出てきて、歩いているのに逢う、あまり静かで、人が住んでいるかと・・・・思うほど、
早朝の麗江古城 早朝の玉龍雪山
 赤の好きな中国らしく、至る所に赤い提灯があるのが印象的、四方街まで行こうと思ったが、時間が無くなり、途中で引き返す、ホテルの近くからは玉龍雪山が良く見える、今日も良い天気、

 8時にホテルを出発、昨日行けなかった玉龍雪山風景区を目指す、沢山のバスが、皆同じ方向へ行く、今日は雲ひとつ無い真っ青な空、あまり景色が良いので、バスを停めて写真撮影の要望、その間、多くのバスが追い抜いていく、早く行かないと・・・
ビジターセンターへ向かう道で ビジターセンターから
 ロープウェーに乗るためには、途中でバスを降りて、シャトルバスに乗り換えなくては成らない、ビジターセンターでバスを降りる、ここからも綺麗な玉龍雪山が見える、良く晴れているが、風は冷たい、

 ここは広い公園になっていて、今日はこの場所で、有名な歌手のコンサートがあるとかで、その場所に向かう人が多い、此処からシャトルバスに乗り換えるため、地下のトンネルを通り、待合室へ、此処で1時間待ち、

 沢山の人が、食べたりして待っているが、食べた残骸を片付けていかないので、テーブルの上は包装紙や紙コップなどが散乱している、その横では、店の定員が、呼び込みをしている、片付けないのかな・・・・と見ていたけど、一向に片付ける様子も無く、ただ、呼び込みをしているだけ・・・・・・掃除の人は別に居るのかな・・・・・・

 10時頃、シャトルバスに乗る、バスは松林の中を進んでいく、15分ほど乗ったであろうか・・・ロープウェー乗り場に到着、直ぐにバスを降りるが、ここでも長い行列が出来ている、この駅の標高は3356メートル、20分ほど待ってからロープウェーに乗る、ロープウェーは6人乗り、上に行くに従い、眼下には素晴らしい景色が広がる、
ロープウェーの中から
 段々と上に登るに従い、山が迫ってくるような感じに襲われる、空は紺碧の青、雪は純白、ワクワクする、高山病は・・・景色の凄さに、何処かへふっ飛んだ!

 10分ほどで、標高4506メートルの氷河公園駅に到着、此処から4680メートルまで、木の階段が出来ている、階段の上り口に横には氷河・・・・こんなに身近に氷河が見えるのは驚き、ゆっくりと階段を登っていく
手が届きそうな氷河 登山道の階段 階段を登る
 良く晴れているが、風は強い、此処は標高4500メートル強、一段一段登るだけでも息が弾む、携帯用の酸素ボンベを持って、登っている人や雪の平原に出て、雪と戯れている人達と、それぞれ楽しんでいる、しかし、風が強くて、うっかりすると、風に飛ばされそう・・・やがて、玉龍雪山の主峰が目の前に・・・
玉龍雪山   主峰 扇子陡(5596メートル)
 玉龍雪山は5000メートル級の峰が13あり、氷河が19もある麗江のシンボル的な山、前回来た時には、殆ど見る事が出来なかったので、初めて見る事が出来た、「初めまして・・・・・・・逢えて嬉しいです」と挨拶、

 階段はまだまだ上に続いている、この辺りで登るのを止めようかな~・・・・・と思いながらも、また、一段一段登る、
4680メートルの展望台 眼下に見える玉龍雪山の峰
 とうとう、海抜4591メートルの表示のある場所でリタイア、後、少し登れば展望台まで行けるが、下山に不安を抱える身では無理は出来ない、残念だ、
この階段を登ると展望台だ ロープウェー駅の周辺の雪原 下の町
 杖と手すりを使って降りてくる、思ったよりも簡単に降りることが出来た、これだったら、展望台まで行けたかも~1時間ほどの予定内の時間に、出発地点まで戻る、休憩する場所で熱くて、甘~い中国式のコーヒーを飲む、12時20分、今度は待つ事も無く、下りのロープウェーに乗る、
下りのロープウェーから 作業している人 山麓駅
 下りのロープウェーからは、少しだけだが、石楠花の花が見える、花のシーズンになったら沢山咲くのかな・・・そしてこのロープウェーを整備?している作業員の姿などが見える、山麓駅に戻ると、私達が並んだ時よりも、長い行列が出来ていた、ここから又リムジンバスに乗り、駐車場へ

 私達のバスが止まっている駐車場が遠いので、巡回バスに乗ると満員、立っていたら中国の人に席を譲られた、今回の旅行では空港のバスなどでも、席を譲られる事が多い、とうとう~そんな歳に見られる様になったか・・・・・・・ありがたく座る
 
 5分の走らない内に降りて、自分達のバスに乗る、麗江の街に帰っていく、途中から見る風景、前に来た時に、この辺りから、雲の中から少し見えてきた玉龍雪山を見た覚えがある、その時には、周りには沢山の桜草が咲いていたが、今は花が無い枯れ草と小さな木々の風景が広がる、
玉龍雪山に続く峰 玉泉公園
 1時40分麗江の玉泉公園の近くのレストランで昼食、2時20分、麗江の街を後にする、雲杉平も行く予定だったが、昨日は飛行機が5時間も遅れて、時間が無くなり行く事が出来なくなった、ここでも、前回見えなかった玉龍雪山を見たかったのに残念、でも、氷河公園で素晴らしい玉龍雪山を目にしたから、良しとするか・・・・・・

 バスは麗江の郊外に向かう、田園風景と、農家がある、麗江古城や束河村の様な綺麗な家ではなく、古い家が多い
麗江郊外の農村地帯 農家
 道はだんだんと山の上に登っていく、急に青空に雲??・・・・と思うような大量の煙が見えてくる、火事!!この所の乾燥のせいで山火事が起きた様子、遠くに炎も見える、でも、山火事はこのまま、自然に消えるのを待つだけと・・・道まで広がって来ないのか心配になるが・・・・・峠を越えて、途中の展望の良い場所でトイレ休憩、
山火事 段々畑が広がる 金沙江
 この場所から見る下の村々には段々畑が広がっている、峠から下りて金沙江の辺にでる、河の水はエメラルドグリーン、畑には菜の花とソラマメが植えてある、ピンクの花は桃の花、白い花は梨の花、真っ青な空、しばし景色に見とれる、野菜も作ってある、名前を聞いたらニガ菜、ほうれん草みたいだけど・・・・食べたら苦いのかな~

 バスは金沙江に沿って走る、4時、石鼓鎮に到着、バスを降りると道端には沢山の出店が並んでいる、此処は前に来た所、前来た時もこんなに沢山店が出ていたのかな????記憶がない、
村の名前の由来となった石の太鼓 つり橋 川で泳ぐ子供達
 石の太鼓のある場所へ、ここは10年前と変わっていない、そしてつり橋、ここでも「単騎、千里を走る」のロケが行われた場所、つり橋の袂では、音楽を演奏している老人達が居る、前は居なかったが・・・・つり橋の下では子供達が泳いでいる、それほど、此処は暑い、

 高台には解放軍の像が昔と同じように立っていて、ここから見る石鼓鎮の村々はナシ族特有の屋根の形が綺麗だ

高台から見る石鼓鎮
 遠くには金沙江が大きくカーブしている長江第一湾が見える、この場所に珍しい花が咲いている、ツル状になっていて、花も藤の花の様に重なって咲いている、藤の花よりも大きく、1つ1つ見るとランの花の様だ、何の花だろう・・・・・
長江第一湾 何の花だろう・・・・
 高台から降りて村の中を散策、前に来た時には、この場所で市が開かれていたが、今日は何もない、市は開かれなくなったかと思ったら、市は曜日によって開かれている様子、

 狭い通りに入る、前に来た時にサクランボを頂いた家があったが・・・・・・捜すと、サクランボの木がある家がある、木は切られて小さくなっているが・・・・この家だったかな・・・・お爺さんは元気だろうか? 門が閉ざされていて中を覗く事も出来なかった、
村の通り 3階建ての家 サクランボの木がある家
 5時、駐車場に戻りバスに乗る、石鼓鎮を後にする、バスは金沙江に沿って走る、周りには菜の花や麦の畑が広がっている、対岸にも同じような小さな村々が点在する、
金沙江 麦畑と菜の花畑 一面の麦畑
 天気が良いので、山も川も畑も色鮮やか、こんな風景を堪能する、何となく日本の風景に似ている、6時20分「老君山黎明風景区」に到着、ゲートを入った村の入り口にあるゲストハウスが今日の宿泊する場所、

 此処から大きな岩山がそびえている、ガイドのキーさんが「明日、あの山に登ります」 エッ!!何処から登るの?
黎明への道 黎明の村と千亀山 ゲストハウス
 先ずはゲストハウスへチックイン、部屋は村のメーンストリートに面している、私の部屋は一階、夕食までの間、外に出てみる、ホテルの人が食事の準備、麗江で畑に植えてある日本に無い野菜「青笋を調理している、夕食に出てきたけど、味は淡白で、美味しいとは思えず、
青笋 青笋の料理 ゲストハウスの部屋
 明日はあの凄い山に登るが、馬で行く事が出来ると言われて、馬を頼んでおく、とても自分の足で登る自信が無い、シャワーはぬるいお湯しか出なくて、シャワーは無し、明日に備えて早めに寝る、