茶馬古道を巡るたび
                                6日目(3月20日)成都〜麗江
 

 旅の途中で、ツアーが変更になる、今日からは茶馬古道を巡る旅、今度はトラブルだけは無いように願おう・・・・・・だが・・・・・・・

 今日の出発は早い、モーニングコールは4時50分、朝食は添乗員がランチボックスを部屋まで差し入れ、慌しく朝食、ホテルを5時50分に出発、6時20分に成都空港に到着、こんなに朝早いのに、空港内は沢山の人達、麗江行きも満席で、私の隣には中国人、7時40分離陸、直ぐに機内食が出る、これは朝食かな?・・・・・
朝食のランチボックス 機内食 麗江へ
 成都の街から離れると、山々が見えてくる、成都は今日も曇っているのか、晴れているのか判らない天気、菜の花畑が見えてきて、遠くに玉龍雪山も見えてきた、1時間ほどのフライト、段々と下降して、空港が目の前・・・・・・・・と、急に上昇??

 放送があり、皆が騒ぎだす・・・・・何があったの?、隣の中国人が説明してくれるが、言葉が判らない、判ったのは、飛行機が麗江空港に着陸しないで、引き返している事だけ・・・・・

 後から添乗員が「麗江空港は風が強いので、着陸出来なかった」と説明、そして飛行機は1時間かけて、成都の空港に逆戻り、今回の旅行はトラブル続き、流石に嫌に成ってくる、トラブルを楽しむ余裕は無し、

 仕方なく、空港の待合室で待機、出発の連絡も無く、その内、弁当が配られる、このまま、出発しなかったら・・・今晩も成都泊まり?なんて事無いよね〜

 12時45分、改めて飛行機に乗り込む、成都から遠ざかるにつれて、朝には無かった雲が多くなっている、機内も揺れる、こんなに揺れて・・・・・無事に着陸出来るだろうか・・・・・祈るような気持ちで着陸を待つ、

 2時30分、麗江空港に無事着陸、パイロットに拍手・・・・朝の時よりも条件は悪かったのに、着陸できると言う事は、パイロットの腕の良し悪しかな・・・・・・・・

 空港の外に出ると、待ちくたびれたバスとガイドの出迎えを受ける、今回のツアーの現地ガイドはキーさん、バスに乗り麗江の街を目指す
麗江市内へ 菜の花畑と麦畑とナシ族の家
 市内へ向かう道々、菜の花が咲き、畑には麦の緑と美しい風景が広がる、成都の空とは違い、青空に白い雲、今は畑仕事が忙しい時期であろうか、沢山の人が畑で働いている、遠くに玉龍雪山が見えてきた、3時に麗江市内へ入る、キーさんが観光の登録を行っている間、バスの中で待つ、近くには民族衣装を着たナシ族の人が買い物をしている、
菜の花畑 玉龍雪山 麗江市内の小さな市場
 予定よりも5時間も遅れたので、今日行く予定だった玉龍雪山の氷河公園と雲杉平は中止、束河村へ向かう、この地域には沢山のナシ族が住んでいる、ガイドのキーさんもナシ族、ナシ族の女性は働き者で、その分、男性は働かない、でも、今では男性が働かないと、お嫁にくる女性が無いとガイドの説明、もっともな話・・・・・・・

 4時に束河村に到着、此処には明代の建物があり、麗江古城と同じ世界遺産に成っている、駐車場の近くには馬と馬車?、これに乗って行くのかな・・・・・・・私達は自分の足で歩いていくが・・・・
駐車場に居る馬と馬車? 門を入る 束河村
 門を入ると綺麗な水の池、そこから村の家並みが続く、此処にも沢山の観光客、周りの建物は、お土産店とレストラン街、世界遺産は、昔のままの建物と、生活を想像しそうだが、大分違う
束河村 元?風景 撮影
 それでも、生活感がある様にと、トウモロコシが干してある、その一角ではモデルを使っての撮影風景、綺麗な河が流れ、川べりのレストランではライブをしている若者も居る、演奏している曲も最新の曲みたいだが・・・・・段々と変わっていくのだろうか・・・
村の中心地を流れる川 ナシ族の女性
 民族衣装を着たナシ族の女性が歩いている、そして買い物を・・・まだ、此処には生活感がある、古い家並みが残っている場所に移動、
太鼓橋 古い家並みが続く 店先の品物
 橋から続く古い家並みの通りは、高倉健が出演した映画「単騎・千里を走る」の撮影場所、店先には色々な食品を売っている、これをどの様にして食べるのか、とても興味がある、此処は茶馬古道の交易に関係する場所で、狭い小路には、茶馬古道の表示もある、
茶馬古道 蚊取り線香 青笋
 昔、こんな狭い路地を馬に乗せてお茶を運んだろうか・・・・・店先には不思議な物を見つける、添乗員に聞くと蚊取り線香の様な物と言われたので、匂いをかいだら・・・・・・凄い匂いがした、蚊より先に人間の方が目を回しそう・・・・

 畑には珍しい野菜が植えてある、ガイドのキーさんに聞いたら、日本には無い野菜、名前を書いて教えてもらったけど、何と読むのだろう・・・・この野菜は葉も根の部分も食べると言う、

 広場に出る、村の中心にある四方街、広場を取り囲む様に、古い家が建っている、ここも人が多い、ナシ族は工芸品などを作るのに優れているとかで、窓の格子の飾りが綺麗だ、
四方街 窓の格子 ユニークな家
 四方街を通り過ぎ駐車場に向かう道には、屋根にサボテンを作ってある家を見る、1時間半の見学を終えてバスに戻る、5時半、出発、30分ほど走ると、麗江の中心へ、今日のホテルは麗江古城の入り口にあるホテル、部屋からは玉龍雪山が見える、

 6時15分にロビーに集合して歩いて麗江古城へ、10年ぶりの麗江古城ではあるが、人の多さにビックリ、周りがお土産店とレストランになっているのに、又ビックリ、10年前は、まだ、生活感があったのに、今はテーマパーク化している、

 あまりの変わりようにショックを受ける、麗江の街を一望出来る「万古楼」へ行く、長い坂道と石段を登っていく、途中で白い花が咲いている、十里(ジュウリ)の花と教わる、とても良い匂いがする、
麗江古城 ジュウリの花
 万古楼の展望台に到着、万古楼は此処から、林の中を登った場所、展望は此処からが良いとの事で、私はパス、此処からの展望を楽しむ、前回来たときには、此処には来ていないので、初めての風景、
万古楼の展望台から見る麗江の町並み
 ここから見る麗江の町並みは素晴らしい、この町並みだけは変わっていないと思うが・・・・・こんなに麗江古城が変わったのは、ナシ族の人達は、家を漢族に貸し、漢族が中国人観光客用にお土産や、レストランなどを経営しているからとガイドが言っていた、あまり変わり過ぎると、麗江の良さが無くなりそうで、残念、

 下に降りていく、四方街では民族衣装を着たナシ族の人が踊っているが、前に来た時に比べて、民族衣装がカラフルになっている、何だか、民族衣装と言うよりも、舞台衣装、
カラフルな民族衣装を着たナシ族の踊り子? 夜の麗江古城 山に生える海苔?の煮物
 人ごみの中を夕食のレストランを目指して歩く、人が多いので、うっかりすると迷子に成りそう・・・・路地の奥にあるレストランへ入る、食事には珍しい物が出てくる、ガイドのキーさんは「山に生えている海苔」と言うけど・・・・・綺麗な河にある川海苔か、それともキノコの種類かな・・・・・味は・・・・・淡白な味、

 夕食後は、メーンストリートまで戻り、自由解散、古城内を歩く人も居るが、私はホテルの近くに戻り、ホテルの周辺の店に入り、Tシャツを買う、でも、この周辺の店では、簡単な英語も通じなかった、もちろん日本語も通じない・・・・・

 後はホテルに帰り、寝るだけ・・・・・・夜、遅くまでホテルの近くの繁華街は賑やかだ、