4日目(3月18日) ゴンボギャムダ〜バーイー
 
肝心な場所にいけないかも知れないのに、天気はしゃくに成るほどの良い天気、7時に起きるが、外はまだ暗い、7時半、窓から朝日に輝く雪山を見る、この場所が標高3400メートルとすれば、見えている山々は5〜6000メートルあるだろうか?
ホテルの部屋から見る山々
 白い山が真っ赤に染まるのは素晴らしい、8時に荷物を出して、8時半にホテルをチックアウトして昨晩食事をしたレストランへ、朝食はお粥やマントウ、卵などが出て種類は豊富、朝食後、出発まで少し時間があるので町の様子を写真に撮る
コンボギャムダの町 町のレストラン 朝食
 この町の女性が着ている民族衣装はとても変わっている、衣装の腰の部分に日本の帯の柄の様な模様が縫い付けてある、民族衣装の女性の写真を撮りたかったけど・・・・・・言い出せず・・・

 9時15分に車に乗り出発、車はニャンチュ川に沿って走るが、青空にそびえる雪の山、青い川、目が離せない
川に写る雪の山 タルチョがかかる川と雪山
 遠くにはカラフルな屋根のチベット族の家、たまに大きな建物があるが、観光客が遊ぶ施設だろうか・・・・・・静かで、時が止まっている様だ、
カラフルな屋根の家 新しい町
 新しい町も出来ている、10時30分、検問、一人一人並んでチックを受ける、現地の人達も検問を受けている、やはり、何かあるだろうか?・・・・・・・その緊張とは関係なく、景色は目を見張るほど素晴らしい、
 
 10時50分、道路端で食事をしている巡礼の人達を見る、早速、車を停めて訪問?・・家族だろうか・・・若い娘さんや息子さんに混じって50代位の男女も居る、勝手に写真を撮っていたけど・・・・チッキで写真を撮って渡すと、無表情だった娘さんたちが、笑顔になる、若い男性からは自分も撮って・・・・と、写して渡す
巡礼の人達 運転席の前にも・・・・・
 道には車とリヤカーが置いてある、疲れた時には車に乗ったりして、ラサまで行くのかな〜運転手達もチベット族の人が多い、車の運転席の前にはマニ車?が置いてある、運転手に茹でたジャガイモとヤクの肉を貰う、素朴な味で美味しい、
沿道の風景 畑には麦 きれいな川
 11時25分、又検問、道路には麦畑が広がる、途中で立ち寄るはずだったチベットニンマ派のの聖地「パソンツォ(湖)」は観光客の立ち入りは禁止されているとの理由で、旅遊許可に関係なく立ち入りが禁止されていて、行く事が出来なかった、

 12時、バーイーの街に到着、ここは大きな街、街のレストランで昼食、その間、現地ガイドの黄さんが林芝地区の許可を取りに行く、レストランで、包装された食器が出た、
包装された食器 チラシ寿司 パーイーの街のレストラン
 包装されていると衛生的、これは工場で洗って包装するとか、添乗員が作ったチラシ寿司も出て、久しぶりの日本食に舌鼓を打つ、此処で添乗員から「良いニュースと悪いニュースがあります」・・・・・・・と、悪いニュースは、禁止の通達は取り消されなかった事、政府が出した通達は取り消す事は無いだろう・・・・・・と思っていたけど、改めてガックリ、

 良いニュースは、何とかセチ・ラ(峠)までは行けるとの事、峠からは晴れていたら、ヒマラヤ東端の「ナムチェバルワ峰(7782メートル)が見えるかも知れない、

 昼食後、1時50分、セチ・ラ(峠)に向かって出発、朝は雲ひとつ無い天気だったが、午後になると雲が出てきた、峠はどうだろう・・・・車は標高を上げていくが、周りの山には松の木が生えている、
緑豊かな山 雪が積もっている 峠、近し
 だんだんと上に登るに従い、雪が残っている、道路には雪は無いけど、2〜3日前に雪が降ったと言っていた、頂上まではジグザグの道を登っていく、2時55分、4500メートルのセチ・ラ(峠)に到着
セチ・ラ(峠)から見るナムチェパルワ峰(7782メートル) 巡礼者たち
 峠には雪が5〜6センチ積もっている、反対車線からは公安に先導され、トラックの荷台に乗った巡礼者たちが峠を登ってきた、巡礼者たちは陽気な人達、ニコニコして手を振ったり、年齢も若い人から老人まで、大きな荷物を持っている、こんな人達を見ると、何も起こらない平和な土地に思えるのに・・・・・・・
巡礼者たちのトラック セチ・ラ(峠)4500メートル セチ・ラから見る周りの山々
 この峠を越えて向こうまで行く予定だったのに・・・・・・此処までしか来れなかったのは残念だ、リベンジはあるだろうか・・・中国の観光客が、雪の上で飛んだり、跳ねたりして写真を撮っている、ここは標高4500の世界、疲れるだろうに・・・・・・

 ナムチェパルワ峰が頂上近くに雲が掛かっているので、その雲が無くなるまで・・・・・・と、待っていたが、雲が切れる事が無かった、山の下にはヤルツァンポ川が流れている為に、雲が発生しやすいらしい、

 40分ほど峠で過ごした後、引き返す、途中に桃の花が沢山咲いていた場所で、車を降りて写真を撮る、
桃の花が咲く
 沢山の桃の木がある、畑の一角には集中して花が咲いているので、撮ろうと思ったら、そこで写真を写すのはお金が要った、桃の花のモデル料である、流石、中国だ・・・モデル料の要らない桃の花を写真に撮る、日本の様に、花を選別して落としたりはしない様だ、

 4時40分、ホテルに到着、正面には「日本からのお客さんを歓迎します」の垂れ幕、シーズン初めての団体客だった、喜ぶべきだろうが・・・・・・素直に喜べない気分、このホテルの部屋の段数が面白い、私の部屋は512号、5階の12号室だと思ったら、4階の12号室、エレベーターの表示には4階の表示が無い、どうして行くの??

 5階の表示を押すと、4階にもとまる、そして部屋のドアーの表示が6512、何だが頭が混乱する、食事前に、ホテルの前の通りを散策する、一人で歩いていたが、ツアーの人を見つけて、一緒に歩く、公安に捕まったら・・・・・皆で捕まれば怖くない!
ハーイーの街 泊まったホテル 黒ブタ
 小さな商店街、お土産の表示が出ている店には、お酒、漢方薬、などが置いてある、街の一角には黒ブタの親子、今までも放し飼いにしている黒ブタを良く見た、牛や羊が道路を歩いているのは良く見たが、ブタが道路を歩いているのを見たのは、こちらに来て始めてみた、

 6時半よりホテルの近くのレストランで夕食、キノコ鍋が出る、鍋の中には豆腐、春雨、野菜などを入れる、美味しかった
ハーイーの街 夕食のレストラン キノコ鍋
 夕食後は今後の事に付いての話し合いが行われる、明日はこの近くにある林芝空港から成都へ飛ぶ事になる、普通だと林芝空港のチケットは取れないとの事だが、便宜を図るから、早くチベットから出て行け・・・・・との事で、チケットも取れて、明日の林芝空港からの出発となった、

 後は残るか・・・・・・日本に帰るか・・・・の選択、私は残って、行ける場所に行き、予定日に帰国が希望、夕食後は添乗員が一人一人部屋を回って、希望を聞いていた、私は多数決に従うとの事を言って、部屋への訪問は断るが・・・・・・

 まだ、若い添乗員、こんなトラブルは初めてだろう・・・・賠償金を中国政府に請求したい気分だけど、どうしても、添乗員やスルーガイドに矛先が向けられるので、大変だ、先ずは成都に付いてから・・・・・・ラサから麗江まで2000キロの旅は、3分の1も行かない内に強制終了、