9日目 カラクリ湖〜カシュガル
 
 朝方、強い風はおさまったが今朝はどんよりとした天気、寒さに震え上がる、ツアーで前から体調を崩していた人が、昨夜熱を出す、今朝も熱は下がらず・・・・ここには病院も無いし、カシュガルに向う、道は山を下って行くがだんだん悪路になってくる、

 幻の湖で車を降りる、灰色の砂の山、砂の中に湿原の様な湖が現れ、冬になると消えてしまうので、幻の湖と呼ばれている、外は寒いが、自転車に乗った人が来た、カラクリ湖へお土産品を売りに行く人、こんな遠くから来ているのかとびっくりする
     
 曇り空のカラクリ湖  幻の湖  自転車の男性
 1時間ほど走った所で車が沢山止まっている、崩れた道路の川岸沿いに仮の道路が作られていて、そこに荷物をいっぱい積んだトレーナー5台が坂を登り切れずに動けなくなり道をふさいでいる、昨夜から止まっている様子、

 1台のトレーナーが苦労して坂を登り、荷物を降ろして引き返し2台目を引っ張る、2台目も何とか上がり、また1台が引き返し3台目を・・・・・・・・見ているとイライラしてしまう。沢山の人が見ているが、ただ見ているだけ

 中国では手伝って貰うとお金を払わなくてはいけないみたいで、同じ会社の人達だけでやっている。     ここでは時は金にあらず・・・・

 2時間程待ってようやく3台、後2台残っていたがその横がなんとか通行でき、待っていた車が一斉に動き出すが・・・・・両方から・・・・誰か交通整理をして〜・・・・
     
 渋滞  キャラバン・サライ  カシュガルへ
 川沿いの道はいたる所で道路が削り取られている、7月末に大雨で決壊したとの事、この道を通って洪水の凄さを知る。またその道を半月たらずの内に通行できる道に修復した事に感心する、それほどこのカラコルムハイウェーは難所の道路であるとともに重要な道路であろう。

途中でキャラバン・サライを見る、 灰色の山が赤い岩山に変わり、ポプラの木が見え出す。途中の小さな村で昼食、砂ぼこり舞い上がる所でパンを売っている、
     
 赤い山  道端でパンを売る  沿道の小さな村
  この町から10分程でカラコルムハイウェーの終点カシュガルに着く、久しぶりにホテルの風呂(今まではシャワーだけ)に入って身体を伸ばす、
  ♪思えば遠くに来たもんだ〜♪
 夜、若い人達は屋台へ飲みに出かける、皆は元気がいい・・・・・・・私はベットの方がいい・・・・・