6日目 フンザ滞在

 山に入ると天気が一番気にかかる、今朝は雲が厚いかな。ご来光を見ようと屋上に上がって驚いた、屋上にテントが張ってあり、中にはホテルの従業員が寝ている、夏とは云え夜はまだ寒いだろうに・・・・

   
 日が昇る   フンザから見るラカボシ

  屋上から見るフンザの村は緑豊かな桃源卿、村は7000メートル級の山に囲まれて、今はアンズの実が実っている。

 今日は移動が無い、ジープに分乗してフンザのカリマーバードの対岸にある
ナガール村に向かうジープは狭い道を通り、フンザ川の支流ナガル川の渓谷を目指す。渓谷の奥にはポパール氷河がある、車を降りるとお土産を持った男の人が寄てくる、小高い丘の上から見る氷河は思ったよりも汚れている。

   
 ポバール氷河  ナガール村

 氷河を見て丘を下りようとすると、若い男の人が寄ってきて手を引いて引っ張って行く、この時、、前に言っていた添乗員の言葉を思い出す、「現地の人には付いて行かないでくださいね、この間、娘さんが連れて行かれて、いたずらされそうになりましたから」

 まさか?・・・・・・・やがて半分ほど丘を下りた所で、男の人はツッ・・・と身を寄せ右手を出し  「マネ」  「・・・・・・・・・・・」そう肝心な言葉を忘れていた、添乗員は「娘さん」と言ったっけ

     
 お土産を売る人達   ナガール村から見るカリマバード

  雷が鳴り出す、雨が降ったら土砂崩れの危険があるので、あわててシープに乗り、ナガール村を後にする

 昼食後はカリマーバード地区の観光、900年前に建てられたマルチット城に行く。この城は荒れるにまかせていて、内部は薄暗く、窓も無く砂ぼこリがひどい、軽い閉所恐怖症の私は部屋に入らないで廊下にいるとイタチに遭遇、あっというまに消える

   
 マルチット城  マルチット城から  バルチット城

  前藩主の居城であるパルチット城に行く、ここは今は博物館になっているがここも窓が少ない、冬の寒さを考えてのことで在ろうが、あまり住みたくは無いお城である、しかし、ここの庭からはフンサの村が一望のもとに見渡せる、

   
 バルチット城から見るカリマバード 

  見学を終え長い坂を下っていく途中に大きな桑の木に白い実がなっている、背伸びをして、桑のみを取っていると(勝手に)家の人が来て長い棒で叩き落してくれる食べて見ると甘くて美味しい・・・・・いっぱい貰ってくる

 村の中を散策、この村には女の人が目につく、ベールをしている人が少ない、イスラム圏でも戒律の緩やかな所と聞いた

     
 若い人が踊る   カリマバード

 今夜はパキスタンでの最後の夜、ホテルの別棟で郷土料理を食べながらガイド、ほかのお客(パキスタン人)も交えて
若い人達が踊る。憧れのフンザ、明日はお別れ。