5日目 チラーズからフンザ

 今日は良い天気である。この天気続くといいけど・・・バスで出発しようとすると、昨日行けなかった団体の人が「フンザまでは行けないよ」と有り難いお言葉に見送られて、バスに乗る。・・・・・・とバスの運転手が昨晩熱を出し今日は違う運転手。

 その運転ぶりを見ていた昨日までの運転手が「熱が下がったのでやはり自分が運転する」と言ってハンドルを握る。
バスの中では、ノドアメを渡したり皆で気を使う。だって、
私達の運命はあなたの運転にかかっているのです。

     
 泊まったホテル  ペンキで汚れた岩絵  岩絵

 チラーズの岩絵は有名。バスを下りて見学、でもせっかくの岩絵がペンキで汚されている。道の途中に温泉が湧き出ている所がある。「ここに露天風呂を作ると良いのに」なんて言いながら、バスは順調に走る。

     
 ルリ玉アザミ  温泉が・・・  沿道の風景

 雪山が見えてくる、これが憧れのナガルバルバット[8125m]。良く晴れているので、バスを止めては写真、少し行っては写真、トイレも山を見ながら・・・・

   
 ナガルバルバット峰 8125メートル 
インダス川とギルギット川が合流する場所へ着く、ここはヒマラヤ山脈、カラコルム山脈、ヒンドゥクシュ山脈が一度に見える場所
     
 ナガルバルバット峰  ヒマラヤ山脈、カラコルム山脈、ヒンドゥクシュ山脈が見える

  やがてバスは止まる、ここからは土砂崩れの為に車は通行止。仕方なくバスを下りて歩き始める。大きな荷物はバスが止まると同時にワッと押し寄せた現地の人が持つ。2個も持つ人がいて・・・・・・現地の人にしたらいいアルバイトかも・・・。バスを下りた運転手はふらふらだった。また熱が出た様子、ご苦労様でした。

     
 歩く   ナツメの実?

 手荷物だけを持って歩き始めるが暑い、道には至る所に土砂が流れ込んでいる。りんごを買い、かじりながら歩く・・・・・と土砂の上に乗ったとたん転んでしまう。左手に持っていたビデオをかばったのはいいけど、右手に持っていたりんごをしっかりと握っていたのは・・・・・おかげで思い切り鼻を打つ。馬鹿みたい(泣)今日は13日の金曜日。イスラム教でも厄日かな〜。

 歩いている私の側を12〜13才位の男の子がピッタリとついて来る。「????」私が手に持っている水が少し残っているペットポトルが目的みたい。
空になるのを待っているのだ、飲み干して渡すと去って行く。

 前にも遺跡を見学する為にバスを下りた時、バスが止まり扉が開くと同時に子供達が入り口に殺到する。入り口のゴミ箱には空になったペットポトルが入っていて、それを奪い合うように持って行った。何かに再利用するのかな〜

 1時間程歩くと新しいバスが待っている
バスはギルギットの町に着く。ギルギットは緑豊かな町である。昼食後、磨崖仏を見に行く、その後は町を歩くがここも男の人ばかり..。目つきが鋭いので視線が突き刺さる。

     
 ギルギットの吊り橋  磨崖仏のある岩  磨崖仏

 4時にフンザに向けて出発、途中からラカボシ[7788m]が見え始める。ここからはしばらくはラカボシと一緒、車窓から見るラカボシ、ラカボシの北壁が見える場所でのティータイム・・・・・・・・。

   
 ラカボシ峰 7788メートル 

 道路の端でガーネットが拾える場所に来る、皆夢中になって拾っているが、老眼の私には全然見えない。仕方なくガイドから貰う。・・・これがガーネット???小さい、小さい石でした。

   
 ラカボシビューでチィータイム 

 道草が多くて待望のフンザに着いたのは夜の8時、既に外は真っ暗です。