7日目(4月7日)フンザ、カリマバード滞在
 
 今朝はドゥイカルの丘へ日の出を見に行く、4時に起きるが、お腹の調子が少し悪い、4時45分にパキスタン特製のウィリージープに分乗して、まだ、暗い道を登って行く、

 やがて、高台のドゥイカルの丘に到着、車を下りて、滑りそうな、足場の悪い道を登る事5分、ドゥイカルの丘へ着く、視界は大きく開ける、周りには7000メートル級の山々がそびえている、そこで日の出を待つが、寒い〜
     
 ラカボシ峰  ディラン峰   ドゥイカルの丘 2800メートル
 やがて、高い山の上から日が当たる、空には雲一つない、こんな天気は珍しいと添乗員も行っていた、フンザは二度目だが、この場所は初めて、段々と山に日が当たって行く様子は、凄い、感激する
   
 レディフィンガーとフンザピーク  ゴールデンピークとパワルタル峰
 女性の指の名前を持つ垂直に立つ岩山は、ここからだと、大きな指に見える、段々と日が当たるに従い、山の白さが増す、日が昇る頃が一番寒い、枯草を集めてたき火をするが、直ぐに燃え尽きる、添乗員からお握りを貰う、この素晴らしい景色で食べるお握りは最高、だが、お腹を壊しているのを食べてから気が付いた、痛くは無いが、下痢気味

 十分、景色を堪能した後、足場の悪い道を慎重に下りていき、ジープに乗る、ジープは丘を下って行くが、来た時は、暗くて解らなかったが、凄い道を登って来たのだ、
     
 丘を下る  
 急カーブの狭い道を下りていく、私の助手席に座ったので、車から写真を撮る、段々と日が昇り、周りの風景が見えてくる、今日はドゥイカルの丘へ登った人は私達だけ、他の車に逢うことも無く、下へ降りる、

 丘を下り、朝、まだ早いアルチット村へ到着、ここで車を下りて、村の中の散策、朝早いので人は居ない、
     
 アルチット村   アルチット城
 煉瓦作りの家もあるが、昔ながらの粘土で固めた様な家も多い、アルチット城の下にある村、村の奥にはアルチット城があり、フンザ川から300メートルの高さがある、その城には牢獄があり、昔は重罪人(主に政治犯)は、この城から河原に突き落とされたとの事(添乗員の資料から)

 前に来た時は荒れた城だったが、今は改修されて、綺麗な城に成っている、

     
 アルチット村   フンザ川とカラコルムハイウェー
 城の側から下を見ると、眼下にはフンザ川が流れ、その横にはカラコルムハイウェーは走っている、この高さから、落ちたら助からないだろう・・・・・早々にこの場所から離れる、その城の果樹園に入る、今は杏子の花が満開
 
 杏子の花と雪山
 杏子の花は今が満開、撮りたいと思って居た杏子の花と雪山の写真が撮れた、ここは、広い果樹園、鍵がかかっている、今回も管理人を探して、鍵を開けてもらう
   
 アルチット城の果樹園の杏子の花 
 花を堪能して果樹園の外に出ると、村の中には人々が歩いている、小さな女の子も出ていた、
     
 アルチット村    村の女の子
 1時間ほど、村を散策した後、車に乗りホテルに戻る、8時より朝食、朝食はお粥などで、少な目にしておく、9時に再び、ジープに乗り、出発、車はフンザ川を渡り、対岸にあるナガール村

 橋を渡った所からは、川を隔てて、カリマバードの村が一望の元に見渡せる、ここでカメラストップ
 
 フンザ川の対岸から見るカリマバードの村
 ナガール村はフンザ川を境に分かれている、昔は兄弟が、それぞれの村を収めていたが、カリマバードが土地が広く、肥沃な為に争いが起きたとか・・・・・・カリマバードがイスマイル派がほとんどだが、ナガール村はシーア派が多い、今でも、この二つの村は仲が悪いと言う
     
 フンザ川  ナガール村から見るウルタルU峰 
 景色を楽しんだ後、ナガール村を目指す、途中で、杏子の花が沢山咲いている場所で車を下りて、少し歩く、天気が良いので、歩くには最適、15分程歩き、ジープに乗り、ナガール村の中心地へ
     
 杏子の畑  ナガール村 ゴールデンピーク ナガール村から
 畑では、沢山の人が働いて居る、小さな子供たちも、手伝っている、写真を撮っていると、大人から子供まで、集まってくるが、この時間に子供たちが居るのは?・・・・・・・不思議に思ったら、学校へ行ったが、先生が来なくて休校になった、とか、
子供たちの教科書を見せてもらう、
     
 ナガール村の子供たち  教科書 
 授業は英語で行われている様子、再び、ジープに乗り、村の奥を目指す、人家は少なくなり、畑が広がる、
     
 ホーパル氷河へ続く道  
 天気が良いので、青空に雪山と最高の景色、昨日も今日も、春の時期にこれだけ、空気が澄んでいるのは珍しい、春は霞が掛かった天気と覚悟してきたので、こんな景色が見えるのは、嬉しい誤算、

道は突き当り、アッパーナガールにある、ホーバル氷河に到着、氷河の近くのロッチで、少し、休憩した後、ホーパル氷河の見える丘へ・・・・・・・・途端に、沢山の土産を売る男の人が寄ってくる、

 
 ホーパル氷河
 氷河は年々、少しづつ、後退している様子、前に来た時も、氷河は汚れていたが、今も砂などで汚れている、前に来た時にもうるさいほど、お土産を売る人たちに付きまとわれたので、今回は皆と離れた場所で写真を撮るが、それでも2人に付きまとわれる、
   
 ホーパル氷河  ホーパル氷河から
 氷河の写真を撮った後、今度は男性の手を借りないで、丘から下りる、すぐ下のロッチの中に入ると、お土産売りの男性は、去る、ロッチには、彼達は入ることが出来ない様子、ここで昼食、お腹の調子が悪いので、食べないでおく、
     
 お土産売りの男たち  食事したロッチ  カリマバードへ
 昼食後はホーパル氷河を後する、ナガール村を通り、カリマバードへ、バルチット城の駐車場に車を停める、しかし、一台の車が来ない、他の車が様子を見に行くと、パンクをしていて、遅くなった様子、全員そろった所で、急な坂を上る、バルチット城からは、眼下にカリマバードの村が見える、
 
 バルチット城から見るカリマバード
 藩主の城、バルチット城・・・・・・15世紀にバルティスタンからの嫁入りがあり、その際に連れてきた石工や大工が、当時チベットの影響を濃く、受け継いでいたバルティスタンの様式を城に持ち込んで為に、今でも天井や柱、欄干などの、あちらこちらに、チベット様式が見られる(添乗員の資料から)
 
 バルチット城  
 城の中を見学、元、日本人ガイドをしていた男性の案内で、城の中を回る、中の撮影は禁止、バルチット城のテラスから、外を見るが、宙に浮いている様な構造で、上に居るのが怖い、藩主はこのテラスから、村を見ていたのだろうか・・・・・今は藩主は住んでいない、

 バルチット城を見学した後、急な坂道を下りていく、両脇にはお土産店が並んでいて、中に入って見るが、欲しい物は無い、杏子の干した物を買う、安いので沢山買ったら、重い〜

 ここから、ホテルまで歩いて帰る、ツアーの女性たちは、喫茶店へ行ったが、私はお腹の調子が悪いので、パスして、ホテルまで帰るが、道々、景色の良い場所で写真を撮る
 
 ホテルへの帰り道、バルチット城を望む
 一人で歩いていると、道端の男の人からジロジロ見られる、あまり気持ちの良いものでは無い、ホテルに帰る道の周りには、杏子の林があり、満開、今回は杏子の花を、何年分も、まとめて見た感じ
     
 青空と雪山と杏子の花  杏子の花とポプラ  夕日に染まるディラン峰
 5時半にホテルに到着、今日も山が夕日に染まっている、部屋に帰り、シャワーを浴び、一息つく、ようやく、お腹の調子も、元に戻った、7時より、ホテルの別棟で、フンザの郷土料理と踊りの夕べ
     
 うどん?  デザート  郷土料理
 料理は、砂糖を使わない伝統料理・・・・・・・だが、口に合わない、ほとんど、食べれず、夕食の後は民族舞踊が始まる、
甲高い音楽、それに合わせて踊る人は、ホテルの従業員やガイド達
     
 踊る男性達    剣の舞
 けたたましい音楽、男性が舞う単純な踊り、盆踊りみたいに、踊る人が楽しんでいる、それを見て、チップを被っている帽子に挟む、見る方は少しも面白くない、

 ツアーも男性陣も踊りに加わる、女性陣はチップを出すだけ、このチップは、演奏者に渡る、これは、踊る人が楽しむ踊り、最後に男性が剣を持って踊る、これは少しは鑑賞できるかな〜

 食事も美味しくなかったし、踊りもつまらない、9時に解散、部屋に帰って、直ぐに寝た