13日目(8月18日) タクイシ〜メスティア

 朝食に味噌汁が出る、インスタントでも、外国で飲む味噌汁は美味しい、朝から気温は30度、今日も暑い、ゲストハウスの近くを散策、柿の木があった、

 9時に出発、ゲストハウスから坂を下りて、タクイシ市街地へ、市場に寄る、市場には品物は豊富

     
 タクイシの中心地  市場の散策  甘い〜カブ?
 大きなカブに似た物がある、不思議そうに見ていたら・・・・・・・切って食べさせてもらう、甘い〜・・・大根かな〜グルジア名産のお菓子、チュルチャハラも売っている
     
 山積みのコリアンダー  クルミ  市場の男性達
 ここでも、コリアンダーが山積み、クルミなどの、ナッツ類が多く売っている、ここでクルミとヘーゼルナッツの殻付きを買う、市場を歩いて居ると、男性が写真を撮ってと言われ、皆で写真を撮る、よく似た3人、兄弟かな〜

 30分程、市場を見学した後、タクイシの街を後にする、平原が続いている、線路は有ったが・・・・・貨物列車がいた、

     
 広い平原が続く   貨物列車
 11時半、ズグディディの街に到着、ここで昼食予定だが、時間が早いので、近くにある侯爵邸(今は公園)を見に行くが、バスを下りると、蒸し暑い、湿気が多くて日本の夏と同じ、皆はガイドの後について、侯爵邸の所まで行くが、私は入り口のベンチに座って、皆を待っている
     
 侯爵邸のある庭園  侯爵邸 
 今は公園に成っているので、家族連れの人達も歩いて居る、歩いてバスに戻り、少し走った場所で昼食のレストランへ、中に入ると、涼しい〜

 壺に入った料理が出るが、少しお腹の調子が悪いので、食事を控えて置く

     
 壺料理  スグディディの街 
 食事の後、バスの中でウトウトしている内に、ソビエト時代に建設されたコーカサス地方最大の水力ダム、エングリダムに到着、バスを下りて歩いて行く、
   
 ダム湖  エングリダム
 このダムは、高さ272メートル、長さ680メートル、貯水容量1100百万平方、発電力は130万キロワット、グルジア国内のエネルギーの約4割、この貯めた水を、そのまま半独立国状態のアブハジアに送っていて、あちらでは、発電用に使われている、

 もし、この水を止めたら・・・・・・・アブハジアの後ろ盾のロシアが黙っていないとの事、複雑な政情が見える、ダム湖の畔には現地のお爺さんが居て「日本にはこんな大きなダムは無いだろう・・・・」なんて言うから、「日本にも黒部ダムと言う大きなダムがある」なんて・・・・・・ツアーの女性が真剣に論議をしていた(笑)

 バスは、ダム湖の横の道を登って行く、道は段々と狭くなるが、山が見えて来たので、目が離せない

     
 エングリ川          沿道の風景  川沿いの道を走る
 ダム湖にそそぎこむ、エングリ川沿いの道を進む、途中に小さな村々が見えてきた、景色の良い場所でバスを下りて歩く
   
 高い山と眼下の村  狭い地区に集落がある、
 遠くには雪山が見える、道は山の中腹を走るので見晴らしは良い、10分程歩居てからバスに乗る、やがて、目の前に雪山が見えてきた、写真ストップ
 
ウシュバ山  標高4700メートル 
 頂上近くは、急な岩場、それでも登る人が居るとか・・・・・・
     
 ウシュバ山の氷河  塔のある村へ 
 メスティア手前の小さな村に・・・・・・バスを下りて歩く、スヴァネティ地方には塔が連立する不思議な風景がある、塔の起源は中世中期、対立する一族同士が、それぞれ身を護る為に、次々と建てた、家族の一員が危害を受けると、危害を加えた相手も、その家族にも、必ず復讐をしなければならないと言う・・・・血の掟と呼ばれる復讐の伝統の為に、塔に入り身を護った、

 その為に、狭い場所に次々と塔が建てられた、異民族の侵略や、宗教間の争いなどが無く、厳しい山岳地帯の為に、領主や王の支配を受けず、独立した共同体が作られた事により、自然に村の掟が出来上がった様子、

     
 塔のある村   子供たち
 最悪の事態を避ける為に、掟は何重にも定められていた様で、塔は隣人に対する示威行為の象徴であったかも知れない・・・・・今は子供たちが仲良く遊んでいる、

 ここの教会を見る予定だったが、閉まっていたので、バスに乗り移動、2つ目の村レンジェリ村でバスを下りる、村の中へ入るが、写真を撮っていたら、皆から遅れてしまい、気が付いたら・・・・・・・誰も居ない!!


 仕方なく、途中で皆を待つ、道には豚が放し飼い・・・・・・道を歩いて居る、雪を被った山脈が見える
 
 レンジュリ村に建つ塔
   
 レンジュリ村から  レンジュリ村
 のんびりと景色を見ながら待っていると、皆が帰って来る、教会を見学していた様子、バスに乗り、メスティアの街へ、ホテルは高台にあるので、眼下には塔のあるメスティアの街が一望できる
     
 メスティアの町  ホテルから  夕焼けの赤く染まる山
 ホテルは高原リゾート、テラスでは沢山の人がいる、ホテルの部屋から、夕焼けに染まる雪山が見える、夕食はホテルのレストランで8時から・・・・・・・バイキング、お腹の調子が悪いので、少しだけ食べる

 明日はスーツケースは持っていけないので、1泊するだけの荷物を整理して、別のバックに入れてから、暗くなるまで、窓から見える山を見ていた、一日が終わる