9日目(7月23日) カルカラ谷〜南イニルチェク氷河ベースキャンプ

 朝、起きて直ぐに外へ出る、空は曇っていて、遠くの山がガスっている、ヘリは飛ぶのだろうか?朝食の時、最初にヘリはベースキャンプへ食料を運び、帰ったら、次に私達を乗せて出発するとの連絡で、思わず良かった〜

 朝食後、1泊分の荷物を持って、ヘリが帰って来るのを待つ、10時頃、ヘリが戻ってきた
青空が広がってきた
     
 朝食 味噌汁が出る  ヘリコプターが帰って来た  乗り込む
 早速乗り込む、ヘリに乗るのは初めて、真ん中に荷物を置き、窓際の席に座る、いよいよ離陸、音が凄い、しばらく羽根が周り、ゆっくりと浮き上がる、ヘリの中には私たちの他にも人が乗り、20名ほどの乗客
     
 ヘリの中から  
 眼下には草原が広がって行く、だんだんと山の方に行くに従い、ガスが出てきて、景色がぼんやりとする・・
     
 雪山が見えてくる  ヘリの中から 
 ガスが少し薄れると、雪山が目の前に・・・・・・山と山の間をヘリは飛んでいく、怖いほど・・・・・・やがて、南イニルチェック氷河が見えてくる
 
 南イニルチェック氷河
 思ったよりも氷河は白く無かった、飛ぶ事40分余り、無事に南イニルチェック氷河ベースキャンプに到着、標高4000メートルの世界、周りには6000〜7000メートルの山々に囲まれている
     
 ヘリは下降を始める  ベースキャンプ場が見える  着陸
 私たちがヘリを下りると、折り返し、他の乗客を乗せて飛び立つ、岩のゴロゴロしている所を通り、テント場へ、今日はテントが満員で2人に1張になる、11時頃に到着したが、昼食は2時から、ツアーの人達がベースキャンプの近くを歩きに行く、私は、土砂の堆積した氷河の上、鋭い小石の道、転んだら・・・・・大けがをしそうで、止めておく
   
 テント場からみる周りの山々   ハンテングル峰
 雲が多いので、山の頂上部分が隠れているが、時間と共に段々と青空が広がってきた、有名なハンテングル峰(標高7010メートル)の頂上部分が雲の合間から見えてきた、

 2時より昼食、昼食後、希望者が別の場所へのハイキング、ここもパス、トイレが、テント場の下、5〜6メートル下りた場所にある、トイレに行った時に、そのまま、奥の方へ歩いて行く

 氷河の上の土砂、氷河から流れ出る小さな川や水たまり、崩れそうな土砂、大きな岩、見ている分には、面白いが、歩くには神経を使う
     
 テントから見るハンテングル峰  氷河  氷河の上の土砂
 ゆっくり、慎重に歩き、再び、高い場所へ、青空が広がり、キルギスの最高峰のポペーダ峰が目の前に・・・・・・
 
 ポペーダ峰(標高7439メートル)
 ポペーダ峰・・・・・・キルギスの国境に位置する天山山脈の最高峰で、キルギスの最高峰、イシククリ湖の南東に位置し、中国側は「新彊天山」の構成資産として、世界遺産に含まれている、ロシア名のポペーダは勝利の意味があり、第二次世界大戦でソビエト連邦が戦勝した直後に改名されたもの(添乗員の資料から)

 ハイキングに行った人たちも帰って来る、滝のある所まで行き、そこには、ザウスレアの花が咲いていたとの事、見たかった〜   しかし、私には行ける距離では無く、何時か、何処かで見てみたい・・・・・・
   
 ハンテングル峰  無名の山
 ハンテングル峰・・・・・・天山山脈でポペーダ峰に次ぐ2番目の高さの山、ポペーダ峰の西隣にあり、山頂はカザフスタンの最高地点であり、かっては、その急峻さから、天山山脈の最高峰と思われた、山名はウイグル語で「天の王」を意味する、また、カザフ語では「血の山」の意味(添乗員の資料から)

 ポペーダ峰が高いのに、ハンテングル峰の方が有名なのは何故?と聞いたら、山の形が美しいからだとか・・・・納得するけど、山も姿が良い方が・・・・・有名かと思うと、人間社会と同じ・・・・・・複雑

 ハンテングル峰が良く見えて来たが、まだ雲が多く、一瞬だけ見えて、又雲の中、日差しが強いので、日が当たっていると暑い位だが、曇ると寒い、夕食を終えて、外に出ると、夕日に染まるハンテングル峰が見える
   
 夕日に輝くハンテングル峰  夕暮れのテント場
 日が落ちると、急に寒くなる、4000メートルの高地だが、今回のツアーの人達は高山病に成る人は居ない、周りは暗闇に包まれる、後は寝袋に入って寝るだけ、良かった、素敵な山々と逢えて・・・・・・・明日も良い天気だありますように・・・・