8日目(7月24日) バドゥム滞在
朝、6時に希望者がバルダン僧院へ行く、私はパス、今回の旅行の目的は、1 お祭り、2 山と花、3 僧院、暗くて、狭い場所にある僧院は、あまり興味が無い、それにお腹が少し不調
8時に朝食、バルダン僧院へ行った人たちが、帰って来る、全員が揃った所で、9時に出発、今回は男性と二人、曇っていると少し肌寒い、カルーシャ僧院の全景が見える場所で、写真ストップ
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カルーシャ僧院 |
カルーシャ僧院とカチュージグザル僧院(尼僧院) |
ザンスカールで一番大きなカルーシャ僧院は、15世紀に建てられたゲルク派の僧院、岩山に張り付くように、沢山の建物がある、下から、歩いて登るかと思ったが、車は山の上に登って行く
車を下りて、急な石段を上っていると、カルーシャ僧院のお坊さんが手を添えてくれた、中庭に上がると、お坊さんたちがトルマを作っている、この僧院では毎日、トルマを作ってお供えをすると言う、本堂の中に入る
ここの、本堂は広い、トルマがお供えされている、本堂から、又急な石段を登って行く、私は途中でパスして、外で待っている、ここからは、眼下に田園風景が広がる
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カルーシャ僧院から見る田園風景 |
遠くに川が見える |
段々と雲が厚くなってきた、カルーシャ僧院から山を下りて、谷を隔てた隣にあるチョージグザル僧院を目指す
チョージグザル僧院(尼僧院)・・・・チョウジは11、グザルは頭、11面観音菩薩、観音菩薩は世の悲惨さを嘆き、バラバラになった、阿弥陀仏の前で、すべて命あるものの、救済を誓ったのに、一瞬自分の幸せを求める気持ちを起こした為、バラバラに体が裂けた、
阿弥陀仏は瞬時に、観音菩薩の砕け散った体の破片を、10の頭、千の手に作り直して、時間と空間を越え、多くの命あるものを、同時に救済できるようにしました、(添乗員の資料から)
ここは尼僧院だけど、本堂は男性の僧が案内された、仏塔は修復中で、仏塔の中の物を取りだしている
ここは、学校も経営して居る様で、アメリカ人の教師が英語を教えていると言っていた、この僧院の一室を借りて、昼食、チラシ寿司が出る、お腹が少し不調だが、美味しくて完食
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カルーシャ僧院 |
チョージグザル僧院の仏塔 |
チラシ寿司 |
谷を隔てて、カルーシャ僧院が見える、昼食を終えた後、チョージグザル僧院を後にする、車は西へ、お祭りを見たサニ僧院を通り過ぎ、途中から、メーンの道路を外れて、山の中へ
回りには何も無い、空は暗くなって来て、雨が降り出した、道も車一台が通れるだけの狭い道、こんな場所に・・・・・と思うような所に僧院の建物が見えてきた、
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ゾングル僧院 |
ナローパの像 |
ミラレバの生涯を描いたタンカ |
ゾングル僧院・・・・カギュ派の祖師ナローパが1000年頃に開いた石窟寺院
暗い階段を上り、洞窟の中へ、狭い洞窟の天井には、沢山のお札、そしてナローパの像、この場所で、ナローパが冥想をし、ここから寺院が広がった、こんな狭い場所で・・・・・・・私だったら息苦しくて、30分も持たないだろう・・・・
二階の建物に入る、ここは明るくて広い、ホッとする、ここにはミラレバの生涯を描いたタンカが掛かっている
ミラレバ・・・・・母親の恨みで黒魔術に手を染めるが、心改めてナローパに弟子入りするが、師の態度は厳しいものだった、やがて、灌頂を受け、高僧になったミラレバは、生涯、質素な暮らしを送り、宗派を問わず、吟遊詩人として、人気の高い高僧(添乗員の資料から)
崖の上にゾン・コンパがある、200段ほどの石段を登るけど、見ただけでパス、石段の段差が高すぎて、登っても、下りるのに不安が有りすぎ、4人ほど、パスする人も居て、車の中で、皆を待つ
30分程、待っていると、皆が帰って来る、ソングル僧院を後にする
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ゾングル僧院 遠望する |
同じ道を帰って来る、雨は止んで、青空が見えてきた、バドゥムの中心街を通る、5日前に暴動が有った場所、中心地だが、両側に商店が並んでいる1〜200mほどの通り、
ここには、チベット族が60パーセント、イスラム教徒が40パーセントが暮らしている、通りに面したホテルや商店は、窓ガラスが割れている、一見すると、平和な街に戻っている様子だが、通りのあちこちに、長い警棒を持った警察官がいる
また、何かのきっかけで、暴動が起こるかも・・・・・知れない雰囲気、中心から少し離れた場所にモスクがある、中心街を通り川の傍に付く、ここには、5体の磨崖仏がある
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金剛5大仏 |
磨崖仏がある岩 |
金剛5大仏は、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来、阿しゅく如来、真ん中は大日如来、がある、磨崖仏の傍まで行く
この金剛5大仏は、何時頃彫られたかは未定、磨崖仏は修復した様子だが、無造作にセメントを塗ってある、その周辺にはお花畑が広がっている、
私はこちらの方が、興味がある、ゆっくりとお花畑で、自然観察をしてみたい・・・・・
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広い荒野にお花畑が広がる |
黄色の花が多いが、紫のフウロの仲間も多い、もっとゆっくりしたかったが、磨崖仏を見学した後、直ぐに帰る、途中、バドゥムの商店街で、買い物・・・・私は、興味が無いし、警察官がウロウロしている所は、歩きたくも無し、
商店街に寄らないで、ホテルに帰って来る、ホテルの窓からは、夕日の中、ホテルの近くにあるビビティン僧院が見える
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刈り入れの終わった畑 |
ビビティン僧院 |
今日はザンスカールで迎える最後の夜、窓から、夕日に輝く山々を何時までも眺めていた、
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