6日目(7月22日) ジュルド〜バドゥム
天気が良いと、見慣れた景色を、素晴らしい景色に変えてしまう、朝、起きると、真っ青な空、白く輝く峰々、カメラを持って外へ飛び出す、
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ジュルド テント場から |
ランドゥム僧院 |
日が昇る、今日は待望のザンスカールまで、行く事が出来ると思うと、天気も良いし、気分は最高、朝食後は、荷物を整理して7時に車に乗り出発、
今回も3号車、若い男性と一人参加の女性の中に入る、昨日、訪問したタジ・トンジェ村の横を通る、草原の川の傍に鶴がいる、カメラストップ
このツルは、一昨日、初めて来た時にも見た、群れからはぐれたツルだろうか・・・・・黒首ツル、ガイドが珍しいツルだと説明、車は、一昨日通った道へ、その時には見えなかった山々が青空の中にそびえる
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ジュルド近くの草原と湖 |
草原の中には、雪解け水が溜まったのか・・・・・点々と小さな湖がある、そしてマーモットが顔を出す、高い山々が見えてくるに従い、川が小さくなって湿原が広がる、
その湿原の突き当りには氷河がある、ここが川の源流、
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氷河から流れる水 |
峠へ登る |
道は湿原を離れて、段々と山の上に登って行く、道端には沢山の高山植物、ブルーポピーの薄紫の花も見える、沢山のマーモットの巣、その上に直立してるマーモット、今は繁殖期だろうか・・・・・・
やがて、ペンシ・ラ(峠)標高4401mへ、一昨日も通った峠だが、天気が良いと、こんなに景色が素晴らしい・・
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ペンシ峠 標高4401m |
峠には、湖があり、草が生えているので、馬や羊の姿が見える、峠から少し降りた場所が、ドゥルン・ドウン氷河の展望の場所、
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ドゥルン・ドウン氷河 |
真っ青な空の元、氷河の先端の山まで良く見える、こんな素晴らしい景色が見えるのだったら、4000メートルのジュルドで2泊したのも、悪くなかったかな〜
ここから下に下りるに従い、眼下には広い谷が広がっている、氷河の水が、ここから流れ出て、ザンスカールの村々へ向かう、ペンシ峠が分水嶺に成っている、
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ドゥルン・ドウン氷河から広い谷へ |
氷河の展望場所から、ジグザクの道を下りて行く、広い谷沿いの道を走る、小さな川が、対岸に見える雪山から、氷河の水が流れ出て、段々と川が広くなっていく、
一昨日、引き返した、アブランのチックポイントに到着、車を下りて、待つ事5分、無事に通過、良かった〜麦畑が広がっている道を走る、仏塔を見ることが多くなる、
11時半、道の両側には沢山の家がある、そして道路を歩く沢山の人達、ここがお祭りが行われるサニ僧院が有る村、綺麗な湖の辺で車を下りる、湖の周りには草原が広がり、人々が憩っている、私たちも、ここでランチボックスを開ける
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聖なる湖 テジュンタル湖 |
湖を渡る人々 |
ここには、100以上の水源が有ると言われている、所々には、湖の底から水が噴き出しているのが見える、その横の草原では、お坊さんたちが、クリケットに興じ、村人たちが憩っている、
食事を終えて、サニ僧院へ歩いて行く、楽しみにしていたナロジャ祭の見学、祭りは2日間、行われるが、昨日は外出禁止令の為に、見物する人は居なかったと聞く・・・・・・・
今日一日だけの祭りを楽しむ為に、サニ僧院の前には、沢山の人達が座っている、私たちも、日差しが強い場所(日陰は座る席は無かった)に座る、
1時から、祭りが始まると聞いたが、予定の時間に成っても始まらない、ザンスカール時間かな〜遅れる事50分、ようやく、僧侶が入場、指定の席に座る
着飾った村人たちが、楽しそうにお喋りをしながら、祭りの開始を待っているが、頭には毛糸の帽子、着ている物も、厚い服、この格好で、暑くは無いだろうか・・・・・・
ホルンの音色、太鼓の音、祭りが始まる、何となくウキウキする、やがて、守護尊のヤクの面を被った人が登場、
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ヤクの舞 |
2人がヤクの舞を舞う、目の前見えるので、迫力がある、知らぬ間に、屋根の上も見物する人で一杯に成っている、近くでは、テレビカメラも撮影していた、
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チティパティの踊り |
骸骨姿の4人が登場、これはお墓の守り神、チティパティ、何となく背が低いので、少年僧が踊っているのだろうか・・・踊りの合間には、面を被った人が見物人の間を回る、
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面を被り寄付を集める人 |
村人の踊り? |
カラスの頭の帽子を被る人 |
この人は寄付を集める人、祭りには膨大な費用が居るので、その資金を、特に外国人を狙って来る、何度も来るので、10ルピーを渡す、その為に小銭を用意した、
男性の村人たちが、口に白い布を巻いて登場、先頭の人がカラスの頭に似た帽子?を被っている、カラスも仏教の守護神だろうか・・・・・
再び、仮面をかぶった人たちが踊る、しかし、暑い、日が当たるので、ふうふう言いながらの見学、着飾った老人たちは、居眠りをしている、踊る人も、重たい衣装、大きな仮面、修業とは言え、大変だ
衣装も独特の模様が刺繍されている、全体に色鮮やか、又、先回に出た村人が・・・・すると、沢山の見学者が、カタを村人にかける、7〜8人の村人が舞台に居るのに、カタを貰う人は限られていて、一枚もカタを貰えない人も居る
カタを沢山もらう人は、村の有力者・・・・・・かな、やがてパドマ・サンババの八変化が登場
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バドマ・サンババの八変化 |
傘の中に入っているのは、バドマ・サンババかな〜目の前の椅子に座る、私も一緒に傘の中へ・・・・・
バドマ・サンババは、八体に変身して、仏教を広める為に土着の神々と戦ったと言う、その変化をしたサンババが、前の椅子に座り、その中の何体かが、舞をする、そして退場・・・
広場の中心に、黒い入れ物に入った物が運ばれる、これは邪気が有るもの、黒い帽子を被ったジャナが踊って、邪気を払う、邪気が口から入らないように、マスクをしている、ここで、添乗員から連絡があり、祭り見物は終わり
サニ僧院の裏手に回る、11世紀にナローパが7日間、滞在し、その時にナローパの像が作られた、年1回、祭りの時に見ることが出来る、沢山のお詣りする人に交じって、お詣りをする、
そして、僧院の回廊を回り、本堂へ、ここはお祭りの準備室、踊った後、着替えをする人や、これから踊る人が準備している
食べ物も置いてあり、脱ぎ捨てた衣装、それをたたむ人、ごった返している、本堂から出て、サニ僧院を後にするが、お祭りはまだ、続いている、何時まで続くのだろうか・・・・
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サニ僧院 ナロジャ祭 |
この旅行で、一番楽しみにしていたので、最後まで見たかった、残念、再び、湖の側の駐車場まで、歩いて行き、5時20分、サニ僧院を後にする、
20分程、走り、バドゥムの中心地から少し離れた場所に立つホテルに到着、ホテルは複雑な作りに成っていて、私の部屋は3階、周りは改装中、むき出しのコンクリートの階段を登る、
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夕日に染まる山々 ホテルから |
部屋からは、夕日に染まる山々が見える、長い旅路の末に、ようやく、待望のザンスカールへ着いた、夕食後は、バケツにお湯を貰って、簡易シャワー、今日は充実した一日だったが、疲れた〜
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