5日目(7月21日) ジュルド滞在

 朝方、雨が降る、今日の予定はジュルドで、待機して、様子を見ることに決まる、しかし、4000mでの、急な予定変更は、高山病の危険が増す、予定では、標高3565mのバドゥムで泊まっていた、

 夫婦で参加されていた人が、高山病の為に、急遽、ガルギル(標高2705m)の町まで引き返す事になる、又、若い男性も高山病で苦しんでいたが、この人は、薬を飲んで、回復した、


 私は高度には強いかな〜、高山病の症状は出ていないが、4000mの高地では、少しの坂を登るだけで、心臓がパクパクする、朝食後は、直ぐ近くの丘の上のダンドゥムコンパ(僧院)へ
     
タンドゥム僧院   中庭 本堂の入り口 
 ダンドゥム僧院は、14世紀にイスラム勢力に対抗する為に、ナリ・リンポチェが建てた僧院、現在は、ダライ・ラマ20世の弟が転生者、

 この僧院は、15年ほど前に、パキスタンから来たイスラム過激派に襲撃され、僧侶3人が亡くなる事件があり、この事件をきっかけに、近くに軍隊の駐屯地がある、

 今は、平穏な僧院、本堂に入ると、正面にダライ・ラマの座がある、

     
本堂の入り口の守り像?   陽気な僧侶たち  トルマ
 この僧院の一室には、許可された電話が有り、添乗員は、何度も此処まで登り、バドゥムの状況を聞いていた、(携帯電話は使えない)

 現在、バドゥムでは、外出禁止令が発動され、今日の夕方から、警察を始め、各方々の会議があり、その時に今後の事が決まると言う、

 僧院の屋上に登るハシゴがあるが・・・・・・・膝に不安を抱える私は・・・・とても怖くて登れない、ツアーのほとんどの人が登って行く、私は門の所で、皆を待つ、ここからは眼下に広い草原が広がっている

   
 ランドゥム僧院から見る周りの風景 
 天気はあいにくの曇り空、山の上は雲がかかっている、僧院から帰り、車に分乗して、近くに有るタシ・トンジェ村に向かう、車で5分程乗ると村がある、車から降りると、沢山の子牛がお出迎え?
     
 村の子牛  羊に乗る少年  タシ・トンジェ村
 大人の牛たちは、夏の間、遠くの牧草地に移っている為に、子牛だけが村に残っている、小さな川が流れていて、その周りには畑、畑には麦や豆が植えてあるが、全体に痩せている
     
 麦と豆(白い花)  村の家  タンポポ?
 タンポポ?の花が咲いている、タンポポは4000メートルの高地でも咲くのかな〜ガイドが村の若い女性に頼んで、家の中を見せてもらえないか?と交渉する、0Kで、その娘さんの家へ・・・・・・・・・

 中に入ると、母親が、ラダックで、代々受け継がれるペラクを付けて、正装で登場、早速写真を撮る

     
 訪問した民家  ペラクを付けて正装した女性  居間
 居間は広い、ツアーの若い男性が、写真を撮り、その場で現像して渡すので、沢山の子ども達が集まってくる
     
 子供たち  家族  売り物の靴下
 子供たちの写真を撮って渡すと、近所の人達も集まってくる、村の全員が集まったと思うほどの人数、自分たちで編んだ靴下なども持参して、売り出す、
     
 乾燥チーズ  チーズを作る  ガイドと生後数日の子牛
 お茶と乾燥チーズが出る、乾燥チーズは、前に食べた時に比べると、柔らかくて美味しかった、30分程、民家で過ごして、帰路に付くが、途中では、外でチーズを作っていた、ツアーの人が乾燥チーズを買っていく人も居る

 帰る時には、沢山の人達が見送り、村を後にする、

     
 村の子ども達   白い豆の花が咲く村
 テントへ着くと、昼食、食事をしていると、急に土砂降りの雨、食事を終えた頃には、雨は止んでいたが、はっきりしない天気、

 少し休憩した後お湯をバケツに貰い、洗面所で湯を浴びる、この場所での、お湯が浴びれるのは贅沢、さっぱりした後、希望者で、もう一つの村、ランドゥム村へ、

 写真を撮りに行ったけど、雨が降ってきた、村のカフェでチャイを飲んで、帰って来る、

     
 ヤク  夕食  夜、月が出る
 夕食前に、バドゥムの警察署からの情報が入り、外出禁止令が解かれて、何時もの日常に戻ったとの事、女の子も家族の元に帰ったとか、

 明日はレーに帰る事になるかと、覚悟をしていたので、嬉しい誤算、夜、月が出てた、明日は良い日でありますように・・・