4日目(7月20日)ガルギル〜ジュルド
今日の行程は長い、従ってモーニングコールは4時半、しかし、3時半、アザーンの声に起こされる、寝たのが、遅かったので、今日は寝不足気味、5時に朝食、フレークを少し食べる、
今日も乗る車はくじ引きで決まる、今日は3号車、同乗者は女性一人と男性一人と私の3人、ホテルを6時に出発、朝が早いので、人が少ない、
灰色の山、そしてオアシスの緑、麦畑では、麦が色づいている、
ヌル川の傍を走る、道は舗装されていて快適、7時にサンクの町で、休憩、ここでお茶を飲む、町の通りの店を覗く、添乗員が青いマンゴを買う、今日の運転手はイスラム教徒、
2〜30分程、休憩した後、車に乗る、前方に雪山が見えてきた、クン峰(7087m)とヌン峰(7135m)
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左 クン峰 右 ヌン峰 |
クン峰(7087m)とヌン峰(7135m) |
残念な事に、空が曇っているので、山がはっきり見えない、帰りに期待しよう・・・・・舗装道路から、地道に変わり、狭い道に変わる、車は揺れるし、砂埃が酷くなる、
段々と人家も少なくなり、トイレも野外に変わる、岩ばかりの所も有れば、緑豊かな畑などがある、その横には人家、でも、冬場は厳しいかも・・・・・
山の中に入ると、雪山と氷河が見えてくる、川は増水し、道まで水が追って来る、
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パルカチク氷河とヌン峰 |
氷河の所で、休憩、段々と雲が多くなり、山の上の方はガスに包まれてきた、目の前には、橋があり、対岸にはモスクが見える、
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対岸にはモスク |
増水した川と吊り橋 |
吊り橋を渡るが、川は恐ろしいほど、増水している、パルカチク氷河からは、凄い勢いで水が流れている、今は雪解けの最盛期・・・・・・・かな
回りには、高山植物の花が咲いている、30分程、休憩した後、車に乗るが、道は益々狭くなり、その道を大きなトラックが来るので、ヒヤヒヤする、川の水は道路まで溢れ出している、
前方に仏塔が見えてきた、
仏塔・・・・・・14世紀にイスラムの勢力に危機を感じたナリ・リンポチェ(現在20世ダライ・ラマの弟)が当時の王に懇願し、仏教を護る為に、ランドゥム寺院を建立し、イスラム勢力に対抗した、この場所は、ルンゴ峰を眺めた場所に仏塔があり、公的にガルギル地区(イスラム教)とザンスカール(仏教)の境界線に成っている(添乗員の資料から)
段々と雲が多くなり、暗くなってきた、ここを通り過ぎると、仏塔を見ることが多くなる、草原が広がり、マーモットが顔を出す、
11時50分、チックポイント、直ぐにジュルドのテント村へ到着、ここで昼食を食べるが・・・・・・周りはお花畑、最高
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ジュルドのお花畑 |
紫、黄色、ピンク、白、花の種類も多い、紫の花はポピーに似ているが、オダマキかキキョウにも似ている
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ヒマラヤデジー(アズマ菊?) |
キキョウ?オダマキ? |
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管理棟の横に有るテントの中で昼食、添乗員が買ったマンゴが出る、表面は青いのに中は黄色、美味しい〜
昼食を食べて出発、途中の岩山の間に、ブルーポピーが咲いている、早速写真タイム
昔、中国の青海省で見たブルーポピーとは違い、丈の長く、トゲも少ない、青海省では、草原で見たが、ここでは、岩の隙間に生えている、初めて見た、段々と川幅が狭くなり、車は山の上に登って行く,
ペンシ・ラ(峠)標高4401mに到着、こんな高い場所にも、湖がある、草原が広がり、山羊や馬が放牧されている、峠から少し降りた場所で、車を下りる、目の前にはドゥルン・ドゥン氷河が・・・・・・・
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ペンシ峠 4401m |
ドゥルン・ドゥン氷河 |
空が灰色の為に、雪の白さがはっきり映らないのが残念、峠を下りていくと、氷河から流れ出た水が、川の源流になり、ドダ川となり流れていく、
広くなった平野の道を進む、ザンスカールの入り口のアブランのチックポイントへ、
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遥かにザンスカールの村が見える |
アブランのチックポイント |
仏塔 |
何時もは、直ぐに終わるのに・・・・・・時間がかかる、その間、周りを写真に撮ったりして時間を潰す、そして、ガイドが意外な事を・・・・・・・・・今日はこの先へ行けません
エッ・・・・どうして?? ザンスカールの一番賑やかな町 バドゥムで暴動が発生したと言う、私たちが泊まるホテルもバドゥムにある、暴動の原因は・・・・・・・・
何と・・・・仏教徒の10代の女性とイスラム教徒の男性が駆け落ちした事、如何してそれが暴動に成るの???、仏教徒に取って、ヒンズー教徒との結婚は、しぶしぶながらも許可されるが、イスラム教徒との結婚は論外
女性の親が警察に連絡して、女性が保護されて、バドゥムの警察署に着いたが、女性は家に帰りたくないと言う、住民が警察署に押しかけて、女性を返せと言って、公共の建物を壊したり、怪我人も出たと言う
警察から、来ても良いが、後は自己責任と言われ、同じ道を引き返す事になる、今晩は昼食を取った、ツーリストテントの有るジュルドまで引き返す事になる、
皮肉な事に、この頃になると、青空が見えてきた、
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山が見えてきた |
夕日が山に・・・ |
ドゥルン・ドゥン氷河 |
帰りの道は、気分も落ち込んでいるので、長い道、途中で、警察の車に、何台もすれ違う、日が長い時期とは言え、9時半、真っ暗の中、ジュルドのツーリストテントへ到着、
夕食を食べた後、テントの中へ、テントには2つのベットが有るので、隣のベットの毛布や布団を重ね、湯たんぽを貰う、昨日は暑くて寝れなかったのに、今晩は寒くて湯たんぽで寝る、慌ただしい一日
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