3日目(7月19日) アルチ〜ヘミス・シュクパチェン〜ガルギル

 良く寝たので、高山病に悩まされる事も無く、快適な朝を迎える、朝食は、食パン、お粥と野菜などが出る、今日からは、乗る車はくじ引き、今日は1号車、ガイドと添乗員の車に乗り、8時に出発
     
沿道の風景   インダス川 インダス川支流  
 しばらくは、幹線道路を走る、道の側には濁ったインダス川が流れる、やがて、幹線道路から外れて、狭い道へ入って行く、川の水は綺麗な水に変わり、周りには緑の木々が生い茂っている、

 9時、インダス川の支流がある下ラダック、シャム谷のヘミスシュクパチェン村へ到着、村の入り口近くにある、樹齢2000年のヒマラヤ杉の大木の所で車を下りる
     
 樹齢2000年のヒマラヤ杉   
 杉の葉は香として使い、オイルなどは、防虫剤として使われるとガイドの説明、写真を撮り、再び車に乗り、村の中へ、車を下りると、アイベックスの頭が、出迎え?てくれる
     
 アイベックスの頭  村の入り口  回りの風景
 ここから、村の中を散策、ヘミスシュクパチェン村は、60世帯が住んでいて、人口は約500人ほど、杏子、アーモンド、リンゴを栽培するのに適しており、比較的、裕福な家庭が多いとの事
   
 ヘミス・シュクパチェン村 
 畑との間にある、石ころの道を歩く、畑には麦が植えてあり、黄色の花は菜の花かな〜静かな村で、歩いて居る人も居ない、それでも、子供たちが、湧いてきた・・・・
     
 村の子ども達   作業する人
 写真を撮って、見せると、喜んでいる、まだまだ、素朴な子ども達、村の中の1軒の家を訪問する、屋根の上に登ってみる、村が一望できる
 
 ヘミス・シュクパチェン村
 回りの山々は灰色で、木々も無く、背の低い草が所々に生えているだけ、しかし、その谷には、水が有るだけで、豊かな田園風景が広がる、不思議な世界、屋根の上には、太陽パネルや毛皮のコートなどが置いてある、
     
民家の屋上   コート?  山バラの花
 民家の中にお邪魔する、この家には祖母、祖父、息子夫婦、子供が住んでいる、居間には仏壇が有り、中国では、決して見ることが出来ない、ダライ・ラマの写真が飾ってある、ここでチャイをご馳走になる
     
 息子夫婦と祖母  祖母70歳と孫  訪問した家
 居間も広く、家も大きい、裕福な家庭だ、40分程、お邪魔した後、同じような石ころの道を、帰って来る、車に乗り、元の道へ戻るが、途中、先頭の1号車が停まる、次の2号車が先頭を行き、途中で停まっているので、1号車が追い抜くが・・・・・
 今のは何?・・・・・不思議に思って、聞くと、1号車の前を猫が横切り、不吉なので、2号車を先頭に行かせて、厄落とし?をしたと言う、猫が横切ったので不吉????日本では考えられない、

 再び、幹線道路に出るが、後ろの車が付いてこない、1号車が引き返すと、4号車がパンクしていた、これって・・・・・・猫のたたり・・・・・・・

 途中のカルシの町で昼食、町の中のレストランで、ランチボックスを開ける、この町は、杏子が有名で、道端には、杏子の干した物、生の杏子などを売っている

   
 ランチボックス  スープ  黄身が白いゆで卵
 茹で卵の黄身が白い、何とも不思議な卵だが、味は同じだった、食事の後、道端で、杏子の干した物などを買う、生の杏子を添乗員が買って居て、頂いたが、美味しかった、

 オアシスの緑の場所を通り過ぎると、景色は、灰色の世界へと変わって行く、そして月に到着、

 
 月世界
 辺り一面、不思議な世界が広がる、月世界と呼ばれる場所、映画にも使われた場所で、車を停めて写真を撮る
月世界の風景 緑の地
 車に乗り、少し行くと、緑豊かな村が見え、ラマユル僧院が見える、この地は、遠い昔、湖だったとか、その湖が干上がり、この様な地形が出来たと言う、ラマユル僧院を遠望する
 
 ラマユル僧院全景
 ラマユル僧院を後に、段々と上に登って行く、雲が多くなってきた、2時40分、フォトウ峠(標高4029m)に到着、車を下りるが風が強い、
   
 フォトウ峠(4029m) 
 風が有ると涼しいけど・・・・・写真を撮って、早々に車の中へ、ここから峠を下って行く、峠を越えると、サンギエ・ルンマ川流域に入り、ガルギル地区に入る、

 ナミカ峠(3720m)に到着、フォトウ峠よりは、標高は少し低いが、それでも富士山の9合目位の高さ、雲が厚くなり、山が黒く感じる

   
 ナミカ峠(標高3720m) 
 峠からは、カーブの多い下り道、座席は左右に揺れるが、それでもウトウトしてしまう、やがて、緑豊かなワッカ渓谷に入る、ムクベクで、磨崖仏を見る為に、下りる、
     
 磨崖仏 弥勒菩薩   お堂
 チャンバ磨崖仏・・・・・大岩に彫られた約12メートルの磨崖仏、2世紀の中頃、クシャーン朝最盛期であるカニシカ大王の治世の時、建立されたと言われている、肉惑的な裸体は典型的なカシミール様式(添乗員の資料から)

 今回の旅行には僧侶の方が参加されている、磨崖仏の側にある、僧院の本堂で、旅の安全と、猫の厄払いを合わせて、祈願をしてもらう、

 ガルギルの町に近づくにつれて、青空が見えてきた、町の真ん中をヌル川が流れている、川は雪解け水で増水している、6時、ガルギルのホテルに到着、

 ホテルは道に面しているので、車や人の大来が多い、エレベーターが無いので、階段を上って行く、私の部屋は、3階の奥まった部屋、直ぐにシャワーを浴びるが、停電する、5分程で電気がつくが・・・・・・・

     
 ガルギルの町  泊まったホテル  山がピンクに染まる
 この町はイスラム教徒の町、今はラマダンで、夜にはアザーンが1時間ほど続く、夕食を済ませて、部屋に帰るが、暑い、蒸し暑い、扇風機を回しても、暑くて寝れない、窓を開け、カーテンも開けて、12時頃、ようやく寝ることが出来た、