8日目(9月30日) ウッタルカシ〜ハリドワール

 今日は移動が長いので、朝早い出発となる、6時半頃、外を見ると、昨日ロビーで会ったロシアからの観光客が、ホテルの庭でヨガをしている、毎年、来ているとか・・・・・これからガンゴドリへ向かうのだろうか・・・・・・
   
ホテルの庭でヨガ   バギラティ川
 昨日もガンゴドリへ向かう車を多く見た、もうすぐシーズンが終わるので、今年最後の巡礼だろう・・・・バスで7時半に出発、8時10分、昨日、観光する予定だったチベット村でバスを下りる、

 ここのチベット村は、チベット動乱の時に亡命した人達では無くて、昔から住んでいる人たちだとの事、チベット寺院が有り、中に入る
     
 チベット村  チベット寺院  マニ車
 この寺院はサキャ派の寺院で、正面には薬師如来がある、写真は撮れないので、お詣りした後、マニ車を回しながら、寺院の周辺を歩く、

 その後は、川に向かい、吊り橋を渡った所にゲルク派の尼僧院がある、対岸に渡った後は急な坂道を登るので、止めて、吊り橋の辺で、皆を待つ
     
 吊り橋  対岸の丘の上の尼僧院  カート?
 少年が川の中に入って行く、沐浴??ボールが川に入ったのを取りに入っていた、近くにはヒンズーの寺院もある、30分程待っていると、皆が来たので、合流して村の中を散策する、日本人が珍しいのだろうか、村の人達が外へ出て、見ている、

 1軒の家では、女性たちが集まって糸を紡いでいる、敷地の中に入り、作業を見る、「ジャパン」と言うと、笑顔で接してくれた、

     
 糸を紡ぐ女性達  若い娘さん  ミシンを踏む男性と奥さん
 狭い軒下の道を通ったりするが、こんな狭い道でも、牛が堂々と歩いて居る、この村には、チベット人とインド人が2000人ほど暮らしていると言う・・・のどかな風景

 村の中を通り、幹線道路へ、9時15分、バスに乗り、村を後にする、バスは段々と山の中へ、急なカーブの道が続く、この頃になると、ウトウトしている、

 途中でトイレ休憩、バスの中から周りの風景を見ていると、小さな子供が自分の背よりも大きな枯草を運んでいた、小さな子供が家のお手伝いをしているのを、良く見るようになる、

     
 お手伝いする子供たち   道端には井戸
 バスは山の道を走るが、人が住んでいない様な場所でも、井戸が設置されている、やがて、先回も昼食を食べた、チャンバの町のホテルで昼食を食べる、

 ここのカレーは美味しいとの事、ここで、キビキビと働いて居る男の子がいる、13〜14歳位と思って居たが、16歳で、父親が居ないので、一人で母親と妹を養っているとの事、写真を撮って、お礼にチップを渡す、選挙カーが走っている、何を訴えているのだろう・・・・・・
     
 昼食を食べたホテル  ガイドと少年  選挙カー
 山から下りると、2日目に泊まったリシケシの街に入る、この街を通り過ぎて、ハリドワールの街へ、今日はここに泊まる、
 ガンジス河はゴウムクから流れ出て、バギラティ川として、ヒマラヤの渓谷250キロを下る、途中4つの支流と合流し、最後にリシケシでアラクナンダ川と合流し、そこでガンジス河と名前を変える、海抜300メートルの平原に出た場所が、聖地ハリドワールである

 古代インドの7聖都と1つで、世界創造の際に神々と阿修羅が求めて争った「不死の霊水(アムリタ)」の入った壺からこぼれた4か所の1つとされる場所

 4大聖地への巡礼者が旅の最後に沐浴をする街となっている、聖地ではあるが・・・
 バスを下りて、川の側を歩いて行くと、川岸はゴミの山、巡礼者は川岸に野宿すると言うが、このゴミの山の横でよく泊まれると思うほど、ハリ・キ・バイリー・ガード(ヴィシュヌ神の足跡の意)の沐浴場へ着く、
   
 ハリ・キ・バイリ・ガードで沐浴する人達 
 このガードは大きく、沢山の人達が、川を挟んで、川岸で沐浴をしている、川の流れは強く、真ん中では、流されてしまいそう・・・・

 プシャ(礼拝の儀式)は6時半から始まるが、もう、沢山の人が、敷物を敷いて座っている、私も人ごみの中を歩くより、ここで座って待っていよう・・・・・・・・・しかし、下に敷く物が無いが・・・・・・・と思って居たら、四方八方から、敷物を売る人が敷物を差し出す、小さな女の子から10ルピー(15円)払って買う、

     
 ガードに集う人々  
 毎日、こんなに人が多いのか、聞いたら、今日は日曜日で満月、だから何時もより人が多いとの説明、皆と同じように、カートに座ってプシャが始まるのを待つ、警備員?の人が、お布施を取りに、見物客の周りを回っている、お金を受け取ると、領収書を書いて渡している、川風が出てきて、少し涼しくなった
     
 警備員?  火が灯る  火が増えていく
 私たちの所にも来たけど、小銭が無くて、寄付出来なかった、対岸に祭壇が出る、いよいよプシャが始まった、次々に火が灯されて、川面に写し出されていく・・・・・

 外は段々と暗くなり、白い服を着た司祭が川岸に並ぶ、鐘がなり、祭壇に沿って灯りの帯が出来る、川面に映る火の帯、鳴り響く鐘の音、ヒンズー教徒では無いけど、皆と一つに成った感じになる
 
 プシャ クライマックス
 やがて、火が消えて行く、プシャは終わった、この間、20分程、旅行中はプシャを何度も見たけど、神と教徒の人達と一体に成った感じがしたのは、ハリドワールのプシャだけだった、

 終わると、人々は一斉に帰るので、道は大混雑、橋を渡り、ようやく集合場所へ、全員そろった所で、堤防を通り、バスに乗り込む、ここから20分程、行った場所が、今日泊まるホテル、

 夕食は8時から、スープは美味しいが、チャーハンはコメが違うので、美味しくない、デザートのアイスクリームはどの場所で食べても美味しい、

 今日のホテルは快適だが、段々と暑くなってきた