12日目(10月4日)  バラナシ〜サールナート〜バラナシ

 4時半のモーニングコール、支度をして、貴重品だけを持って、5時15分にバスに乗る、昨夜、アアティが行われたガートで船に乗るかと思ったら、途中で狭い路地へ、ヌンマリル・ガートから、早朝より、ヒンズー教徒の沐浴風景を見る為に、船に乗る、
     
 沐浴する人達  ダシャーシュワメード・ガート  ガートの上の建物
 沐浴する人を船の上から眺める、まるで、露天風呂に入っている様な感じ、朝に成っても、川の水は汚く、身体どころか、手さえも入れる気が起きないが・・・・・・・・・・・宗教の力は凄いと実感する、

 沢山のガートがあり、その上には沢山のホテルや寺院がある、ガートの近くには、巡礼者が冥想し、他の巡礼者は楽しげに沐浴し、花を売る子供が、忙しげに行きかう、

     
 冥想する?巡礼者  花を売る少年  物売りの船
 段々と明るくなるに従い、船も増えてくる、物売りの船も来ている、途中にシーツを干してあるのを見るが、この川で洗うの?  バックパッカーの人達が良く利用する、日本人が経営する久美子の家が見える、
     
 久美子の家  シーツを干す  南インド寺院
 南インド寺院の前の広いガートには、沢山の女性が、サリーを来たまま、沐浴している
   
 南インド寺院前のガート  沐浴する女性達
 ここへ来てから、船は引き返していく、こちらでは、沢山の人が居るのに、対岸には何にも無い、不思議に思ったら、此方側は西国浄土、対岸は聖地では無いと言う、
 
 船から見るガンジス河の寺院とガート
 1時間ほどの、遊覧を終えて、ガートに帰って来る、ここで、ツアーの一人が、沐浴をする、びっくり、後から体調を崩さないのかな〜ガートの入り口近くには、沢山のサドゥが座っている、
     
 サドゥ  サドゥ?  歯磨きの木 インドセンダンの木
 その横では、歯磨きの木を売っている、これはインドセンダンの木、インドでは、その木で歯を磨く、バスが停まっている場所が、最初の所と違い、あちこちバスを探し、ようやくバスに乗り込む、

 ホテルへ帰る前に、静かな寺院が有るとガイドが言うので、寺院へ向かう、10分程、行った場所でバスを下りて、歩く、赤い建物が見えてきた

     
ドヴルガリー寺院   寺院の入り口
 ドヴルガリー寺院は、シヴァ神の奥さんパールヴァティの化身したドゥルガを祀る寺院、ドゥルガは戦いの神様、沢山の人がお詣りしている、寺院は真っ赤に塗られているが、異教徒は中に入ることが出来ない、外だけを見て帰って来る、

 9時にホテルに帰り、朝食、朝食後は部屋で一休み、これだけ、暑いと体調が悪くなる、昼食を食べた後、1時40分、予定には無かったが・・・・・・・希望者たちで、仏教遺跡を見るのにバスに乗る

 バスはバラナシの郊外へ、1時間ほどでサールナールへ到着、入場料を払い、中に入る、ここはブッタが悟りを得て、当時、多くの宗教者が集まっていたバラナシを目指した、バラナシの郊外にあるサールナールへ着いた時、かって共に修行した5人の修業者に合い、自分の悟った真理を初めて話した、聞いていたのは5人と森に住む鹿たちだった、

 ここから仏教は広まって行く、遺跡の中には、大きな仏塔がある、

     
 サールナールの仏教遺跡   仏塔
 沢山の僧たちが修行していただろう・・・・・僧院跡は大きい、説明を聞いている私たちに、物売りが付きまとう、入場券が居るのに・・・・・お金を払って遺跡の中で物売り?不思議だったら、東南アジア、インド人は5ルピー、その他の外国人は100ルピーとの事

 仏教を保護したアショカ王が建てた、石柱も金網越しに見える、遺跡の向こうには、鹿のいる動物園?が有り、私たちが行くと、鹿のエサを売る人が群がる、ゆっくり、遺跡を見学させてよ(怒)
     
 アショカ王の建てた石柱  遺跡の中  鹿
 この鹿たちは、ブッタの話を聞いた鹿の子孫かな〜しかし、ここも暑い、そんな中、うるさく付きまとう物売り、やはり、インドの観光は涼しい冬がベストと実感、

 遺跡は広く、全盛期にはブッタの住居も有ったとか、この遺跡を含む一帯は公園に成っていて、家族連れやアベックも多い、

 
 ダメーク・ストッパー(仏塔)
 6世紀に建てられた仏塔の外壁には綺麗な模様が残っている、ここから、一旦、外へ出て、バスの中に、貴重品を置いて、考古学博物館に入る、ここから出た出土品が展示されている、ここはカメラさえ持ち込めず、
     
仏塔   仏塔の外壁の模様  ムルカンダ・クティ寺院
 博物館には、初転法輪仏座像や、釈迦八相図、マショーカ王石柱獅子柱頭などが展示されている、インドでは珍しく冷房が効いていて、ゆっくりと見学出来た、写真を撮れなかったのは残念だったが・・・・・・

 40分程、見学した後、バスに乗る、直ぐに下りる、花壇に囲まれた綺麗な寺院が見えた、スリランカからの寄付で作られたムルガンダ・クティ寺院、靴を脱いで、中に入ると、壁いっぱいにブッタの生涯を描いた壁画がある、戦前に日本人画家、野生司香雪が描いた作品、


 寺院を見学した後、再びバスに乗る、途中で、チュウクンディストッパーを見るが、逆光で写真は上手く撮れなかった、子のストッパーは、この地に来たブッタが、5人の行者と初めて逢った場所だとか、私たちがバスを下りると、人々が集まってきて、ジロジロ見られる、落ち着けなくて、直ぐにバスの中へ

 4時半にホテルに到着、その後は、ガンジス河のガートへ行くとの事だが、暑さに疲れてしまい、私はパス、冷房の効いた部屋に入り、ゆっくりと風呂に浸かり、本を読んだり、お茶を飲んだりして、ゆったりと過ごす(友達は参加)