11日目(10月3日) アラハバード〜パラナシ

 今日も朝から暑い、日本の蒸し暑い夏に戻ったみたいだ、インドでは、今年は雨季に入るのが遅かった関係で、例年よりも雨期明けが、1ヶ月遅れているとの事、7時から朝食で、パンや果物を食べる、
     
 ホテルの部屋から  泊まったホテル  朝食
 部屋の外から見る風景は、直ぐ近くにバラック、その向こうに高層ビル、対照的な景色が広がっている、8時にホテルを出発、今度のバスは冷房がガンガンに効いて寒い、温度を上げて・・・・・・・・と言ったら、これ以上は上がらないと言う、暑いインドを、バスの中では、寒さに震えながら過ごす事になる、

 沿道には、道端でミシンを踏む男性などなど・・・・・長い橋を渡る、下の広い川はガンジス河、橋の所でカメラストップ

     
 ミシンを踏む男性  ガンジス河  橋の袂に住んでいる?子ども達
 下のガンジス河では、魚を取っている、橋の袂では野菜を売る少年、橋の袂には、小さな住宅があり、そこで野菜などを売っている、小さな子供たちが顔を出すので、シャッターを切る、

 バスから見る畑には、日本では見なくなったキビ畑が続いている、沿道にはバナナを売る店が多くなる、9時50分、バドイ村でトイレ休憩、道端にはチャイを売っている、ここでチャイを飲む、小さな素焼きの茶碗に入れたチャイは美味しかった、飲み終わると、その茶碗は、その場で割って、地面に返す

     
 チャイ屋  紅茶を煮だして  完成
 チャイの値段は5ルピー、町の中に入ると、牛が歩いて居る風景、牛を車で引いて死亡させた場合は、事故扱いで、罰金5000ルピー、しかし、虎などの希少動物を殺した場合は重罪になると言う

 インドの人口の一割が裕福層で1食にかける費用が400ルピー、3割が中級層で1食にかける費用が100ルピー、6割が貧困層で、その人たちが1日の食費が100ルピーとガイドの説明、

 11時45分、政府が経営しているお土産店へ入るが、値段が飛びぬけて高い、ここは見るだけで終わり、バラナシの市内へ入ると、車も人も多くなる、ここは観光地、インドで初めて有名な観光地に付いた

 12時20分、市内のレストランへ、中には絵画が飾ってある、カレー料理主体だが、ダンドリーチキンが出るので、助かる、やはり、観光地、味も良い、食事をしている内に、雨が降り出した、
     
 ダンドリーチキン  雨が降り出す  ホテルのロビー
 3時にバラナシのホテルに到着、このホテルは大きくて、部屋も広い、バスタブもあるので、のんびりと出来そう・・・・・3時半、ロビーに集合、雨は止んでいるが、地面は濡れている、雨具を着たが、暑くて・・・・・・上着を脱ぐ

 ホテルの近くで、リクシャに乗る、友達と二人で乗るが、自転車をこぐのは、痩せた若い男性、走り始めるが、車、人、オートリクシャ、リクシャと身動きが出来ないほどの混雑

     
リクシャに乗って  
 ヒヤヒヤしながら乗っていたら、他のリクシャとぶつかる、スピードは出していないので、落ちる事は無かったけど・・・・・20分程乗った後、下りて歩き始める、狭い路地を通る、
     
 狭い路地  チーズ  露地の奥の家?
 ヴィシュワナート寺院の横を通る、沢山の人が居るが、異教徒は、中へ入ることが出来なかった、狭い道には、人があふれ、その中を牛が歩いて居る、雨は止んでいるが、蒸し暑く、汗びっしょり

 地面には、餅の様な物を売っているが、ハエがたかっている、誰か食べるのだろうか・・・・・路地を歩いて居ると、良い匂いがしてきた、マキが積んである場所に付く、そして、目の前にガンジス河、良い匂いは白蘭の香り

 ここは火葬場のあるマニカルニカーガート、火葬場を、ツアーの人達が見に行ったが、私はとても見れない、見に行った人たちの話だと、足だけが、焼け残っていたとか・・・・・見なくて良かった、見たら、うなされそう
・・・・・・・・・
     
 マニカルガーガード  沐浴する人  聖なる白牛
 ここから見るガンジス河は・・・・・・今まで見たガンジス河の中で一番汚い、川は広くなり、流れも緩やかななり、流れているのか解らないほど・・・・・・・・この川で沐浴する人、その横には牛の死骸がある、

 聖地バラナシでは、死んだらここで火葬されて、遺灰はガンジス河に流されるのが、ヒンズー教徒の最高の願い、火葬場は毎日、煙が上がる、

 火葬にもランクがあり、一番高い火葬は白蘭を使った物で1万ルピーから2万ルピー、次はチーク材を使った物が、4000ルピーから2000ルピー、マンゴ材は200ルピー以上、白蘭を一部使うと400ルピー、油の良い物は200〜300ルピー、死体を包む布が200〜300ルピー、

 その費用は身内が払う、身内の無い人や、妊婦、子供などは、重しを付けて、そのまま、河に流す、木材での火葬は、3時間以上かかるので、忙しい人は火葬場で焼くと20分程で、終わると言う、

 死体をそのまま、流し、その川で魚を取り、沐浴する、宗教とは・・・・・・・・・・難しい、川の傍には白い牛が居る、黒い牛に比べると、白い牛は聖なる牛として、敬われている、

 来た道を引き返して行く、同じように狭い路地を通り、今度は違うガートへ出る、ここでは、アアティ(プシャの一部、火の儀式)が行われるので、沢山の人が居る、

     
アアティが行われる、ダシャーシュワメードガード  
 アアティが行われる時間には1時間余裕があるが、近くの台に座って、開始を待つ、物売りの攻勢が凄い、入れ替わり、立ち替わり、品物を持ってくる、その間には物乞いの子ども達、6時半、アアティが始まる
     
 プシャを行う司祭たち  別々に別れる  プシャを行う司祭
 祭壇が川に沿って並んでいる、その祭壇に、若い司祭が座る、黄色の服を着た僧侶が鐘を叩き、アアティの始まり、私が見ている場所は一番前、川の船の上も満員状態

 アアティのクライマックスは、火をガンジス河に捧げる儀式、燭台の火を、ガンジスに捧げる
   
 燭台の火をガンジス河に掲げる 
 しかし、今まで見たプシャとは違い、司祭は若く、イケメンばかり、並んだ7〜8人の司祭は、皆、同じような動きで、まるでショーを見ているみたいだ、
 
 プシャはクライマックスを迎える
 回りは巡礼者も居るだろうけど、観光客が多く、黙って見ているだけ・・・・・・鐘の音だけが聞こえる、ここでは、神と一体感になる事は、無かったが、イケメンの行うショー、それなりに満足

 アアティが終わると、広いガートは船の見学者と一緒になり、凄い混雑となる、全員が揃った所で、リクシャ乗り場まで、10分程歩き、リクシャに乗る、雨が上がり、少しは涼しくなった、