6日目(6月21日)タボ滞在

今日はここで滞在するので、朝ものんびりとしている、今日も良い天気、部屋からは目の前のそびえる岩山、8時の朝食時間まで景色を楽しむ、、朝食後、9時にお寺周りのセット、裸足に成るので、靴下の上にはくカバー、懐中電灯、水、を持って出発、今日は車を使わないで徒歩での観光

 ホテルから狭い道を歩くこと5分、ヒマラヤのアジャンタと言われ、1000年以上の歴史を持つ「タボゴンパ」へ、このゴンパは、今まで見たゴンパとは違い、平地に建てられ、敷地は壁に囲まれている、大小7つの建物があり、外見は茶色の建物、

ゴンパの入り口にあるスクーパー タボゴンパの外観

 中に入ると、外観からは想像できないような、華やかな世界が広がる、今日のガイドは、タボで以前は僧侶だった人、今は僧侶を辞めて、タポゴンパが経営する学校の先生をしている、

 タボゴンパ・・・・・・・996年、グゲ王国の訳経僧だったリンチェン・サンポによって建てられた、かってグゲ王国からカシミールに派遣されたリンチェン・サンボは経典を持ち帰ったと共に、カシミールから絵師や工芸師も連れて帰国した、
タボゴンパには、彼らによる工芸の技が良好な状態で残っている、(ガイドブックより)

ダボゴンパ ダボゴンパ内の仏塔

 小さなお堂を抜けると大きなお堂に入る、33の仏たちの像が周りを囲んでいる、これが有名な立体マンダラ、しかし、薄暗いお堂の中で、これだけの大きな仏達に囲まれていると、少し怖く感じる、中は撮影は禁止、
沢山の極彩色の仏達の壁画、

 大日堂、ドロトン堂、金堂、マンダラ堂、カルチェン堂、ドムトン堂、阿弥陀堂・・・・・・などなどを見て、説明を受けるが、
如来と菩薩の区別も付かない私には、全然理解の出来ない話ばかり、
ため息を付いていたら、ツアーの一人から「として見れば良いのですよ」と言われて、なるほど、無理して判ろうとするよりも、絵を楽しむ事にしよう・・・・・・1回や2回でチベット仏教を理解する方が無理、

 現地のガイドさんの計らいで、この寺の高僧に逢うことが出来る、このゴンパはゲルク派、高僧はダライ・ラマと一緒にチベットから亡命、この地に入る、このゴンパには当時4人の僧侶しか居なかったと話される、チベットではガンデン寺で修行、現在78歳

 一緒にお茶を頂き、各自で高僧と一緒に写真を撮る、その後、建設中の仏塔への寄付のお願い、これは、はっきりと言われる、これで午前中の観光は終わり、ホテルに帰る、

 昼食後は部屋で休憩、天気が良いので、ベランダに椅子を出して、ぼんやりと周りの景色を楽しむ、こんな一時が好き、2時、再びロビーに集合、今度はホテルの前の山に登っていく、ガレ場の様な場所にも花が咲いている

ウタバの花 フーゴンパ

 この花はウタバの花と説明、実は膝などの関節炎に利くとの事、良く見ると実もあるし・・・・・持って行きたいけど、無理だろうな〜10分ほど山を登ると、洞窟寺院フーゴンパに付く、ここには一人の管理人が居て、中を案内してくれる、撮影は禁止、ここからはタボの町が一望できる

フーゴンパよりタボの町が見える

 ここから見るタボの町は、周りを荒野に囲まれたオアシスの町、歩いて回れるような場所、ここでは時間がゆったりと流れているのだろう・・・・・・・・と感じる、
山を下りていくと、子供達が寄ってきて、写真を写してくれ・・・・・・と身振りで言う、写真を撮ると、直ぐに寄ってきて、写真を見せろ・・・・・・・・・と、画面を見せると喜んでいる、

タボの町の子供達

 見せるだけではなくて、チッキで写した写真を、上げたいが・・・・・・何しろ人数が多すぎて・・・・・・・・残念ながら無理だった、

 山の中腹には文字が書いてある、何が書いてあるのか聞いたら「オムマニペメフム」日本で言う「南無阿弥陀仏」と同じ意味の言葉でとの説明、

タボゴンパの経営する寄宿学校を見学する、案内は今まで案内してくれた、この学校の先生、男子の寄宿舎へ、中では小さな子供達は昼寝をし、別の教室では、明日の試験に備えて、真剣に勉強をしていた、

山に書かれたオムマニペメフムの文字 一生懸命勉強する子供達

 女子の寄宿舎もの行き、台所などを見る、この子供達は、タボ以外の村から来ていて、集団生活を送りながら、勉強している、まだ幼さの残る子供達、この学校は授業料などは無料との事、

 学校から歩いてホテルに帰るが、標高が高いと言っても、日差しは強い、ホテルに帰る頃には汗びっしょり、部屋に帰りシャワーを浴びて一息付く、夕食までの時間は少し時間を持て余す、テレビも新聞もパソコンも無い生活は、目には優しいのだろうか・・・・・・・少し視力が良くなった様に感じる、

 7時半より夕食、麺が出る、カレー料理が中心の中、久しぶりの麺は美味しい、明日は移動日、良い天気でありますように・・・・・・・