5日目(6月20日)カルバ〜タボ

5時に起きて、直ぐに外へ、朝日に輝く山を見たかったが・・・・・・日の出の方向が違うので見ることは出来なかったが、雲の無いキナールカイラスを堪能できる、

朝のキナールカイラス 周りの山々

 朝食は早くて5時半、玉子焼きやお粥が出る、8時出発、今回もくじ引きで、男性二人の中に入る、今回参加の若い男性が、体調を崩して、熱が出ている、解熱剤で熱を下げてはいるが、移動などで体力を使うので、まだ、直っていない、せきをしていて、苦しそう・・・・・・・・

 道は山を下りて川沿いの道に戻り、サトレジ川の上流に向かう、道は相変わらず厳しい道、でもこの道には定期バスが走っている、沢山の乗客を乗せたバスと、何度もすれちがう、
やがて、前方に滝が見えてくる、滝の側には橋がかかっているので、車を下りて、橋を歩いて滝を見る、

歩いて橋を渡る

 雪解けの季節であろうか、水量が多い、再び車に乗り、移動、10時20分、チックポイント、ここで車を下りて各自のパスポートのチックを受ける、沢山の車、欧米から来た旅行者も居る、待つこと20分、ようやく通行許可が出る、再びバスに乗り移動、こんなにチックが厳しいのは、中国との国境が近いためか・・・・・・・

 橋を渡り、昨日と同じようなトルガの神様が祭ってある場所で、運転手達は旅の安全を祈る、その近くにトイレがあるので使用するが・・・・・・下には川が流れている水洗トイレ?・・・・・・しかし、怖かった、

橋を渡り対岸へ 道路上のトイレ

 川の中州の様な少し平坦になった所には、木が生え、小さな集落がある、川の側に、粗末な小屋がある、これは道路工事の為に、季節労働者の仮小屋、道路工事現場では、小さな子供達が遊んでいるのを目にすることがある、家族みんなで、働きに来ている様子、こんな危ない所で・・・・・・・と思うが、両親の目が届くから、安心だろうか・・・・・・・・
それでも、一日働いて、70ルピー(210円)の収入しか、ならないと聞いた、

途中にある集落 季節労働者の仮住まい

 11時40分、プー村に入る、村の中にはスクーパ(仏塔)があり、チベット仏教の世界に入った事を実感する、ゴンパ(チベット寺院)の中は撮影は禁止、靴を脱いで中に入る、正面には釈迦堂、お釈迦様と二人の弟子、こじんまりとしたゴンパである、

プー村のスクーパ(仏塔) プーゴンパの入り口

 ゴンパを見学した後、村の食堂で昼食、ランチボックスの昼食となる、中にはゆで卵、サンドイッチ、揚げ物、ジュース、他に日本から、添乗員が持ってきた、暖めたら食べれるご飯、昆布の佃煮、これは美味しい、食事をしている場所に親子連れがくる、赤ちゃんが、あまりにも可愛いので写真を撮る、お礼にチッキで撮った写真を渡す

プー村の赤ちゃん プー村

 プー村も少ない斜面に張り付くようにある、小さな村、でも、商店はあり、小さな村とは思えないような賑わいがある、
ここで、挨拶の言葉「ジュレイ」を教わり、早速使って見る、笑顔で挨拶が返ってきた、

 食事を終えて1時半、サトレジ川とスピディ川の合流点に到着、車を下りて橋を渡る、

川の合流点 スピディ渓谷へ

 ここからサトレジ川と別れてスピディ川に沿って車は走る、途端に景色が一変する、今までは山には緑が見えていたのが、ここからは岩山が続く、上は崖、下は千尋の谷、今までも凄い道を走ったが・・・・・・今回は一番凄い
下を見なければ、良いのに、つい、下を見て「ウァ〜」と悲鳴を上げる、

スピディ渓谷の道

 しかし、天気は良いので、景色は素晴らしい、
あまり凄い景色に車を止めて、写真タイム、こんな場所にも、綺麗な花が咲いている、山バラと教わるが、いたる所に大きな藪になって咲いている、

山バラ 道端の花

 道は段々と山の上に・・・・・15時、ナコ村の到着、この村も山の中腹にある村、村の入り口で車を止めて、村の中へ、途中に草を背負ったお婆さん達に会う、温厚な顔をしたお婆さん、写真を撮り、お礼にチッキの写真を渡す、
村の畑にはえんどう豆が作ってあり、のどかな風景が広がっている、

ナコ村のお婆さん達 ナコ村

 ゴンパの入り口にはストーパが、しかし、中に入るとゴンパの周辺は工事中、8月16日にダライ・ラマが来村でその準備、ダライ・ラマが来村されるという事は、凄い事だろう、この村で法話をされると、近郊からは沢山の人が来る、日本だと天皇陛下がみえると同じかな・・・・・・・それよりも、もっと凄い事かも・・・・・・・

ナコゴンパの周り 建設中のダライ・ラマの宿舎

 そんな関係で、ナコゴンパの中には入る事が出来なかった、仕方なく、元来た道を引き返す、村の家々には沢山のタルチョがたなびき、ダライ・ラマの訪問を心待ちにしている様子がうかがえる、
村の近くに湖があるというので、行って見る、湖と言うよりも池かな・・・・・・・・・・

村の湖 瞑想する場所

 湖の上の方に村から離れた場所にストーパと小さな小屋が見える、この場所は僧侶が瞑想する場所との事
4時、ナコ村を後にする、道はだんだんと下に下りていく、スピディ川に沿って走る、6時40分、今日の宿泊地「タボ」に到着、ホテルは道沿いの場所にある、

 不便な場所だから、ホテルの部屋は期待していなかったが、部屋の床はゴザが敷かれて、部屋も広いし、快適、
7時半より夕食、今晩はカレーではなくて、焼きそばやモモ(餃子の一種)などが出る、

 体調を崩していた若い男性が、又、熱が出る、この村の医師の往診を頼む、待っているが来ない、フロントで、添乗員が「お医者さんはまだですか?」と聞くと、「あそこで食事をしている人が医師です」・・・・との答え、
エッ・・・・患者をほったらかして、先ずは食事?????

 添乗員がカンカンに怒っていたが・・・・・のんびりした国、私達とは時間も考え方も大きく違う、
明日からはゴンパ巡りが続く、タボの標高は2960メートル