3日目(6月18日)シムラ〜サラハン

 6時、スズメのさえずりで目を覚ます、7時ホテルのレストランで朝食、今日は良い天気、皆は夕べは犬の鳴き声で寝れなかったと言っていたが・・・・・・・私は全然聞こえなかった、それほど、良く寝た事か・・・・・・従って今朝は快適
シムラは標高2205メートル、これから高地に行く為に、パルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)で酸素の量を測ってノートに記す、

 今日の出発は遅い、再集合は10時近いので、一人で町の散策に出発、ゆるい上り坂の道を歩いていく、シムラは前に行った、ガントクやダージリンと同じ斜面に家が建っている、

シムラの町 道端には猿が・・・・・・・・

 登校する生徒達と同じように歩く、ここはリゾート地、同じように歩いている観光客も多い、その横には猿が、地元の住民と同化するように、居るのが面白い、大きなお菓子の袋を持った少年が居る、その横を登校する少年、学校へ行っていないかな・・・・・・・・・それとも、登校する前に家の手伝いをしているのかな・・・・・・・・・
そんな人達を見ながら、のんびりと歩く、

 やがて、山の上に教会が見えてきた、教会の場所で、生徒達が消えた・・・・・・学校はこの近くであろうか・・・・
山の頂上には、展望台と教会が建っている、

展望台から町の反対側を見る 展望台に建つ教会

 展望台からは山の反対側が見える、やはり同じように斜面に家が建っている、写真を撮っていると、一人の男の人が話しかけて来た、何を言っているの?・・・・・首を振ると、色々な文字を書いた紙を取り出す、英語、・・後の文字は判らないけど、日本語は無かった、「NO」と言うと去っていたので、多分何かの商売であろう、

 再び、来た道を引き返す、9時45分にロビーに集合して、希望者で町の散策に出発する、先ずは郵便局、ここで日本へのハガキを出す為の切手を買う、日本までは8ルピー(24円)、そしてお土産店でシムラの絵葉書を買う
後は市場の見学、いろいろな物を売っているが・・・・道は段々と狭くなり、迷路に・・・・・・・・・途中で引き返す

市場 市場の中の店

 ホテルで昼食を食べた後、四輪駆動車で出発、今回もくじ引きで乗る車が決まる、くじ引きする人は5人、毎日、違うペアーの人の中に一人入る、少し気が重い、駐車場まで少し歩くが、白い綿毛が舞っている、菩提樹の綿毛とか・・・

 出発してしばらくして車は止る、一台の車が付いてきていない、待つ間、近くの町を写真に撮るが・・・・・ここも凄い、
斜面にぎっしりと家が建っている、こんなに坂道ばかりだと、足腰は強くなるけど・・・・・老人には大変だ

                     斜面に建つ家々

 斜面での土地は、上と下では値段は違うだろうか? 違うとしたらどちらが高いかな・・・・・・・?
4台の車が揃ったので、出発、ヒマラヤ杉の大きな木が目立つ、畑にはジャガイモ、キャベツ等の作物があり、リンゴの木が多い、

 出発してから1時間半、棚田が見えてきた、斜面には上から下まで棚田が続いている、緑豊かな風景が広がる、やがて前方に車が沢山止っている、何だろう?・・・・・・・道路工事中、
現場に近づいて見てみる・・・・・・・が、驚いたことに、大きな岩山に人が上に乗って、少しづつ崩して落としている、

棚田 工事中

 見ていると、人が落ちそうで怖い、しかし、これでは、工事が終わるのに何日掛かるのだろう・・・・・・落とした石を人が取り除いて通行が出来る、
4時10分、ナカンコンダ峠を越える、標高2670メートル、今日の一番高い場所、道は段々と下に下りていき、川が見えてくる、

 サトレジ川、これからはこの川に沿って進む事になる、川の近くの村でティタイム、トラックが沢山止っている、
ここに大きな木に綿が付いているような物がある、毛虫の巣・・・・・・かな、ガイドに聞いたら「クモの巣」だって・・・・・・

沿道の小さな村でティタイム クモの巣

 日本のクモの繊細な巣に比べると、インドのクモは大雑把、これで虫が取れるのか・・・・・と心配するほど、
ここでチャイを飲む、粉紅茶を煮て、中にミルクと砂糖を入れて、こして完成、大きな木の下でのんびりと飲むのはおいしい、

 ここからは川沿いの道を進む、今までは緑豊かな山々が、木の無い山に変わる、7時20分、給油の為にガソリンスタンドに寄るが・・・・・・・・・ガソリンが無い・・・車にガソリンが入らない・・・・・・・何も無い山の中でガス欠なんて事に成らないよね〜・・・・・・・・

 山の上に上っていく、7時半、サラハンの村に到着、標高はシムラより低くて1920メートル、ホテルの近くで車を降りて、手荷物を持って坂を登って行くと、山の中腹にコテージ風の建物がある、

川沿いの道 ホテル

 部屋は思ったよりも広い、8時から夕食、別棟のレストランへ、明かりは薄暗い、食事を終えて外に出る、周りはホテルの小さな明かりだけ・・・・・・・空には三日月、星がとても綺麗、明日の良い天気を祈って、ベットへ