11日目(6月26日)サルチョ〜ラチュルン・ラ〜ツォモリリ湖畔
夕べ、10時ごろにレーから交代の車が到着、前の車の運転手さん達は、ここで泊まり、朝5時に自宅のあるマナリーに出発されたとの事、外に出ると、朝日が山にあたり、今日も良い天気になりそう・・・・・・7時に朝食を食べて、直ぐに出発、今日からはレーから来た、新しい車に乗る、今までは日本車だったが、今回はインドの国産車、
今回は一番前の車、8時20分、サンチョから8キロ行った場所が、ヒマーチャルプラディシュとジャム・カシミールとの州境、ジャム・カシミールに入るが、今回からガイドとしてレーから来た僧侶の方が「ラダックに入った」と言う、ここがチックポイント、この州はパキスタンと国境を接している為に、チックポイントを撮影する事は、禁止されている
昨日泊まったテント | 州境 |
ここを通り過ぎると、道は狭い道から広い川原の道に変わる、これが、憧れていたラダックの風景かと思うと・・・・・感無量、道はサチュー川に沿って走る、
沿道の風景 |
添乗員が乗っている一番前の車は、常にトイレの場所を考えないといけないとの事、青空トイレと言っても、やはり、それなりに場所を選ばなくては・・・・・・今回は広い川原を走るので、岩陰などが多く、助かるが・・・・・トイレ休憩の時に珍しい植物を見る、フワフワした綿状の様な物に包まれた花?・・・・・・・初めて見る
初めて見る花 | 同じ花だが・・・・ |
フワフワした物は蕾だろうか・・・・・・・違う場所に同じような花が咲いていたが、それには紫の花が一緒に咲いている、まるで蛙の卵からおたまじゃくしが生まれてくるみたいな花である、
やがて車は川沿いの道を離れて、山の上に登っていく、凄い岩山、その中腹に狭い道が見える、人一人通るのが一杯の道、・・・・・・・あの道を歩くのは・・・・・怖そう、でも、こんな場所に人が住んでいるの???
山に登る | 岩山の中腹の狭い道 |
段々と登るにつれて、遥か遠くに山々の連なりが見えてきた、その山の一つに、チベットにある、チベット仏教の聖山、カイラス山に似ている山がある、「ラダックカイラス山」と名前を付けようか・・・・・・・・なんて言いながら、景色を楽しむ
ラダックの山々 | ラダックカイラス山? |
10時5分、ラチュルン・ラ(峠)に到着、標高5060メートル、標高は高くなっても、体が高度に慣れてきたのか、ほとんど平地と同じように感じている、
ラチュルン峠 標高5060メートル |
峠の上には、大きな岩山、この山の高さは5500メートルほどあるのかな・・・・・こんなガラ場でも高山植物の花が咲いている、このたくましさに脱帽
可愛い花2輪、 | 峠に咲く花々 |
寄り添うように咲いている花、皆も「可愛い」で、競って写真に撮る、峠近くには沢山の花が咲いている、峠の名前のラチュルンとは、薬草の名前とか・・・・・・15分ほど写真タイム、
峠を下っていく、やはり、ここでも、反対側から来るトラックが多い
ラチュルン峠 | 峠からの下り道、 |
峠を下り、川沿いの道になる、すると、前方に車が止まっている、何だろう・・・・・・トラックが、積荷のドラム缶を道路に散乱させている、その横を通り抜けようとしたタンクローリーが溝に落ちて動けない状態、そのタンクローリーを牽引している車が居るが、牽引して移動する時に、又、溝に落ちた、二台の車が完全に道路をふさいでいる、
何時になったら通れるだろう・・・・・と思っていたら、皆が道に落ちているドラム缶をトラックに乗せていく、あの重たいドラム缶を・・・・・・びっくりしたり感心したり・・・・・しながら私達は見ている、
タンクローリーを牽引する車 | 皆でドラム缶を積み込む |
ようやく、私たちの車が通れるスペースが出来たので、通ることが出来た、でも、大きなトラックなどは、まだ通れない、広い台地にテントが沢山ある、この場所で、今日の昼食、何時ものようなランチボックスと日本から持ってきたご飯のパック、
昼食の場所 | ランチポックス |
ランチボックスに果物のグァバが入っている、食べた人は不味いとの事、食べず、チャイも飽きてきて、あっさりした紅茶が良くなる、食後、同じような道が続くが、やがて広い草原の中に入っていく、今回の旅で初めて、目にする景色、何処までも続く草原の中を走るのは快適、ヤクの群れがいる、
草原の道 | ヤクの群れ |
オートバイに乗った集団に逢う、オートバイとか自転車に乗った人達に逢うことが多くなった、2時半、車は幹線道路を外れて、道なき道を入っていく、大丈夫・・・・・・・と心配するが、運転手が道を知っているとの事、やがて、遥かに湖が見えてきた、ショカと呼ばれる「塩湖」その向こうには雪山、湖の周辺は沢山の地糖がある、
塩湖 | 青い空 |
岩山、遠くには雪を被った山々、空の青さ、紺碧の空とはこのような空の事を言うのであろうか・・・・・・まるで吸い込まれて行きそうな空の青さである、
やがて、道路に入る、、今までは反対から来る車も多かったが、この道は行き交う車も居ない、野生のロバを見る、5時、湿原の中に温泉が沸いていると言う場所でストップ、湿原の彼方には間欠泉が見える、写真に撮るには遠すぎる距離、周りには綺麗な水が流れ、時が止まる
温泉の沸く湿原 |
温泉が沸いていても、人も居ない、静かな湿原、水の流れる音だけが聞こえる、所々に白い土、これはアルカリ性土壌、湿原を通り過ぎると、小さな集落がある、住んでいる人が居るだろうけど・・・・・・・・こんな綺麗な場所に住むのは、素敵な事だろうけど・・・温泉も在るし・・・・・・・私だったら、何日位、居ることが出来るだろう・・・・・・・・便利な生活に慣れてしまった身体には、直ぐに元の生活に戻ってしまいそう・・・・・・
やがて、前方に湖が見えてきた、この湖畔が今日の宿のあるツォ・モリリ湖かと思ったが、違うと言う、この湖を通り過ぎる、周りには何も無い、静かな湖
湿原の近くの集落 | 静かな湖 |
湖を通り過ぎ、ジグザクの道を登っていく、沿道にはマーモットの姿が見える、何時見ても可愛い、時間が無いので、そのまま通過、やがて前方に湖が見えてきた、これが今日の宿泊地「ツォ・モリリ湖」湖の周りには、環境保護の為であろうか・・・・・・・・湖を囲む様に金網が張ってある、
夕暮れのツォ・モリリ湖 |
湖に浮かんでいる雲、手が届きそう、湖には沢山の鳥が見える、湖の側のチックポイント、ここには軍隊が駐留している、7時、ツーリストキャンプに到着、キャンプ地の直ぐ側には、湖畔で唯一の集落がある、
テントに入る、中にはベットが二つ、今日のテントにはトイレや洗面所などは付いていない、トイレは別棟のテントになる、食堂用のテントで夕食、今日はサルチョから231キロの道のり、この湖畔の標高は4600メートル、初めて、これだけの高さで宿泊する、しかし、体調の良好、