10日目(6月25日)キーロン〜バララチャ・ラ〜サルチュ

今日の朝は雲が多い、雨さえ降らなければ大丈夫と思うが・・・・・・6時に朝食、9時に出発・・・と言っても、今日の移動は午後から、これからキーロンの町の高台に建つ「シャシュル・ゴンパ」を見学に行く予定、朝食後、ホテルの前の道に出てみる、

 この町も斜面に建ち、狭い路地が入り組んでいる、9時にホテルを出る、今回のゴンパのガイドはホテルのマネージャー、今日はシャシュル・ゴンパのお祭りの日、もしかしたら、お祭りが見えるかも・・・・・・車はキーロンの町を眼下に上へと登って行く、道は九十九折の道

ホテルの前の道 シャシュル・ゴンパへ

 道は狭いし、急カーブの続く道、周りには山バラが咲き誇っている、今日のお祭り、地元の人は車、それとも徒歩でこの道を登って来るのかな?、35分かかって、シャシュル・ゴンパに到着、早速、中に入る、ここではカメラの使用は許可される、フラッシュも・・・・・・・

主堂 活仏の写真

 活仏とは、まだはっきり理解出来ないが、高僧が亡くなった後の生まれ変わりの人?、小さな時から、生まれ変わりとして、ゴンパで修行する、でも、大きくなり、今の境遇に疑問を感じたとき・・・・・どうするのだろう・・・・・活仏の中には「結婚したいので活仏を辞め〜た」と言って、僧を辞めた人もあると、聞いた、しかし、活仏を辞めたと言っても、代わりの人が居るわけではなく、結婚しても活仏としての活動はしているとの事、(僧は妻帯を許されていない)

 写真に写っている活仏もユニークな人みたいで、写真でもポーズを取っているのが、面白い、周りには色とりどりの仏達

壁に書かれた仏たち

 添乗員はノートを見ながら、一生懸命説明しているが・・・・・・・如来と菩薩の違いさえも判らない私には、難しい授業を受けえている感じ、授業が判らなくて・・・・付いていけない学生の気持ちが少しわかった・・・・・・たいくつ・・

ゴンパ 勤行する僧たち

 今日はお祭りの為に勤行が営まれている、一生懸命、お経を唱えている場所へ入る、写真撮影のOKが出るが・・・・・気が引ける、お経はとても賑やか・・・・太鼓、鐘、ホルンなどの演奏が付き、まるで音楽を聴いているよう・・・・・・・このゴンパは16世紀に創建されたゴンパだが、改築されて窓の装飾はとても綺麗、

祭りに来ていた村人 お茶とお菓子

 見学していると、お茶のお誘いを受ける、部屋の中に入ると、地元の人が来ていて、一緒にお茶とお菓子を頂く、チベットの女性は、エプロンを付けているのは既婚している人だと言う、祭りは午後1時からで、私達は残念な事に見ることが出来ない、お茶を頂いた後、ゴンパの上に上がって見る、ここからは眼下にキーロンの町、

 10時45分、ゴンパを後にして、急カーブの道を下りて行く、途中で、歩いて登ってくる人に逢う様になる、道の周辺は段々畑、急斜面の畑は作業するだけでも・・・・滑って行きそう

ゴンパから  雲が多い 急斜面に作られた段々畑

 ホテルに到着後、荷物を持ってチックアウト、12時よりホテルのレストランで昼食、今まで,どのホテルでも女性が働いていない、全部男性ばかり、ホテルでは女性は働くことは出来ないのだろうか・・・・・・畑や外の仕事には女性の働いているのは見るのに・・・・・・・

 13時、出発、キーロンの町を後にする、郊外に出ると、柳の木が多くなる、14時、パスポートのチックの為に車が止る、無事にパス、橋を渡り、パーガー川に沿って走る、この川も雪解け水が多く、灰色に濁っている、途中の氷河湖畔でトイレ休憩と写真ストップ、

バーガー川を渡る 氷河湖

 道は今までとは違い、広々とした道に変わる、青空も見えてきて、快適、

峠に続く道 来た道を振り返る

 上に登るにつれて、雪が残っている山に変わる、無数の筋がある岩山、多分、昔の氷河の跡だろうか・・・かぶさってくるように感じるほどの迫力のある山、

岩山 バララチャ峠へ

 4時10分、標高4650メートルのパララチャ・ラ(峠)に到着、車を降りる、峠にはタルチョがあり、私たちは車で来たが、自転車に乗って来ている人も居てびっくりする、

バララチャ・ラ(峠) 標高4650メートル

 こんな高い場所でも、小さな花々が咲いている、外は思ったよりも寒くない、ここで運転手さん達の写真を撮る、今まで凄い道を無事に通行できたのも、この人達の運転のお陰、今回ほど、怖い思いをした道は初めて、感謝、感謝、

生死を共にした運転手さん達 乗ってきた車

 この人達とは、今日でお別れである、何だか感無量・・・・・・10分ほど峠で過ごした後、下っていく、川沿いの緩やかな道を進む、途中でトイレ休憩、道端の花を写す

道端の花々

 花の色が、日本で見るよりも鮮やかに見えるのは、空気が澄んでいるのか・・・・・・・高山なのか・・・・やがてパオやテントが見えてきた、「あのテントが今晩泊まる所かな」と、同乗の人と話している内に通り過ぎる、同じようなテントが続く道を行く、6時30分、今日の宿である「サルチョ」のツーリストテントに到着、

ツーリストテント テントの内部

 ここには同じようなテントが無数建っている、ここで運転手さん達とお別れ、皆で感謝の挨拶の後、一人一人と握手をして別れる、少し、寒くなった、シュラフを貰い、テントの中に入る、テントの中はベットが二つ、布団、毛布が完備、続きの部屋には水洗トイレと洗面所、思っていたよりも、快適なテント、

 7時からは大きなテントで夕食、しかし、今日到着する予定のレーからの車は着いていない、その為に、運転手さん達は、帰ることが出来ないで居る、無事に来るのかな〜・・・・・・・・・・

夕食後は各自のテントにお湯が来る、これで体を拭き、二人分の布団と毛布を着て寝る、シュラフを使わなくて良さそう、ここの標高は4253メートル