5日目(エチナ滞在、黒水城へ)
昨日の砂嵐から一転して今日はいい天気である、朝食後車に分乗して、目的地の黒水城を目指す
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エチナの町 |
ホテルの前で打ち合わせ |
道無き道を走る |
砂漠の中にある遺跡・・・しかし道は無い、運転手の一人がこの遺跡の場所へ行く事が出来る、したがって皆はその人の車の後を付いていく事になる、
砂漠の風景は皆同じに見える、何を目印に行くのであろうか・・・
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怪樹林 |
やがて怪樹林と云われる、胡楊林が枯れた場所に着く
300〜400年前に枯れてしまった胡楊林は乾燥した砂漠ゆえに、腐る事もなくまるでミイラの様に立つている、
この世に執着するかのように・・・・
怪樹林を抜けて再び砂漠の中に・・車はさばくの砂にうずもれて動けなくなる、そのたびに皆で押す
1台押して出た・・と・・・・・また別の車が・・・私の乗った車は順調に走る、名誉挽回・・・・・・・・
でも黒水城まで、行けますか?・・・・・・・・
出発してから4時間、砂漠の中に忽然と仏塔が見えてくる、ここが西夏王国の遺跡黒水城
周囲約2キロ、城壁の高さ9m、城壁の周りには砂が押し寄せて来ている車を降りて、城壁の中に入ってみる、
中は広く11〜12世紀の西夏王国の遺跡が残っている
同行したエチナの文物管理局の係りの人が「あれが寺院跡」「あれがキャラバンサライ(旅人宿)の跡」と説明されるが、
私にはどれも土の塊にしか見えない・・勉強不足・・・・・・・昔は多くの人が行き交ったであろうこの都城も
今は風と、風に舞う砂だけの世界になっている。
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仏塔(近年に作られた物) |
黒水城跡 |
昼食は風が出てきたので、城壁の外にあるモスク風の建物の中で弁当を食べる、
中は広い、その中に住んでいるのか?お爺さんがいる、私達の食事をしている横で、胡弓に良く似た楽器を弾いてくれる、
時々、音程がおかしくなるが・・・・・これもご愛嬌、チッキで写真を写して渡したら喜んで、鞄に入れている、良かった・・・
今日の昼食も日本から持って来たレトルトの白米、マントウ、きうり、ゆで卵、梨、とても食べきれないのでマントウをお爺さんに上げる、全員が上げたので凄い量
食べきれるのかなぁ〜、でも余り物を上げてかえって失礼だったのでは?・・
昼食後、黒水城を後にする、又道無き道を走る、川の跡であろうか・・・凄い凸凹道?
車がひっくり返りそう、乗っている私も天地が逆になりそう・・・・そんな所を通りながら
砂漠を行く、また砂漠のなかに崩れかかった城跡が見え出す・・・大同城・・・・794年、唐代の辺境警備の為の要塞
少し走ると仏塔が見える、これは西夏時代の仏塔、車を降りて見学、
風が舞い上がり、小さな竜巻になる、遠くには蜃気楼が・・・この景色は昔の人も、見ていたのだろうか?・・・・
仏塔を見た後、砂漠の中をスピードをあげて走る、何台もの車が出す砂煙が風とともに
飛び散る、漢の時代に辺境警備の為の施設を見た後にホテルに戻る、
6時半より、レストランで、この3日間お世話になった運転手の人たちとのお別れの会
お酒が入り(現地の人はお酒が強い)和気あいあいと一緒に写真を撮ったりと・・・時のたつのも忘れて・・・・
思えば銀川からエチナまで800キロ・・・遠くへきたもんだ・・・・
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