8日目(10月14日)シェーカル〜ロンボク

 今日の出発は早い、その為か、夕べはあまり眠れなくて、睡眠不足気味、4時に起きて、5時5分に朝食、5時50分にホテルを出発、外は真っ暗、

 橋を渡り、ウトウトしている内に、チックポイント、暗い中、パスポートを出して審査を受ける、その後は、昨日と同じ道を走り、途中から、地道を走るが、眠いのと、外は暗いので、眠って行く、

 7時20分、標高5100メートルの峠、パン・ラに到着、駐車場には誰もいない、外に出ると寒〜い

     
 パン峠から  夜明け近いチョコランマ  周りの山
 まだ、夜が明けていない峠、ツアーの人達は、三脚を立てて、夜明けを待つ、少しずづ、周りが明るくなってきた、ひときわ大きく目立つのは、チョモランマ、その周りの山には雪で白いが、チョモランマだけは黒い峰が見える、
     
 朝日に輝くローツェ峰 8516メートル チョーオユー峰 8201メートル  マカル峰 8463メートル
 朝日が当たってくると、今まではチョモランマの影になり、見えなかったローツェ峰が赤く染まっている、ここからは、8000メートルの山が4座見ることが出来る、日が出ると共に、温かくなり、人も増えて、お土産を売る人も品物を並べる、
     
 パン・ラ(峠) 5150メートル  ロンボクへ向かう道  沿道の小さな村
 8時30分、パン峠を後にする、道はジグザクの下り道、この道は北京オリンピックの聖火ランナーが走った道、こんな標高の高い、上り坂の道を走るのは大変だろうと・・・・・・思った、

 道を下ると、平野が広がり、小さな村が点在する、沿道の傍の池には氷が張っている、10時10分、チックポイント、建物の中に入り、面接審査、この近くの山の一角には木々が生えている、
     
 ロクボク村へ  灰色の山に木が・・・・  ロクボクむらへの道
 この場所には、地下水でもあるだろうか・・・・・・ここを通り過ぎると、前方には雲が出て来た、道からはチョモランマが見える場所に来たが、肝心のチョモランマは雲の中、バスを降りて写真タイム、雲の中より、チラッと頂上が見えるだけ、

 11時、ロクボク寺の前にあるホテルに到着、こんな不便な場所のホテル、期待はしていなかったが、思ったよりもきれいなホテルでびっくりする、
     
 道の先にはチョモランマが見えるはず  ロクボク村のホテル  部屋の中
 ホテルにチックインするが、部屋は1階と3階、3階を希望して、部屋に入る、今の所、高山病の症状は出ていないし、見晴らしが良い方が良い、部屋もきれい、窓からはチョモランマも見えるマウントビュー

 11時20分より昼食、食堂とトイレは二階、テラスも二階にあるので、移動が少し面倒だ、
     
 二階のテラス  ホテルの周辺の景色  昼食
 昼食には、大きな器に盛った麺類、味はまぁまぁの味だが、多すぎる、それでも半分以上は食べた、12時半にバスに乗りチョモランマのベースキャンプを目指す、周りは灰色の世界

 そんな場所に、チベットガゼルの群れが居る、慌てて、バスの窓から写真を写す、近くに車がいても、のんびりと水を飲んでいる、ローサンさんによると、今年は何時までも暑いので、まだ、山奥には移動していないだろうとの事、
     
 ベースキャンプへの道  チベットガゼルの群れ  荷物を積んだヤク
 バスが止った所には、沢山のテントがある、簡易宿泊所やお土産を売るテントなどが並んでいる、ここで小さなバスに乗り換え、私たちだけではなく、他の人も乗り、バスは満員で出発する、

 カーブの道を、揺れながら走る、バスが止った所がベースキャンプ、ローサンさんがパスポートを持って、手続きに行く、ようやく、手続きが終わり、ペースキャンプの中へ、しかし、チョモランマは雲の中、

 小高い丘に登って行く、ここは5000メートルの世界、平地の丘を登る様に、一気に登ったら、心臓は爆発するように脈打ち、胸も痛くなった・・・・・・・・・びっくりした〜

 上にはタルチョが沢山あり、そこにラサで貰ったカタを結んでくる、これはここへ来た事の記念、写真も撮る
   
 待っていても、姿が見えないチョモランマ 
 雲が切れたと思ったら、直ぐに次の雲が流れてきて、一向に、目指すチョモランマは見えない、とうとう時間切れ、丘から下りて、帰りのバスを待つ、沢山の荷物を積んだヤクが5〜6頭、通って行く、

 その後ろには、大きなリュックを背負った人たち、この人たちは、ここから先へと進んでいく、チョモランマへ登るのだろうか・・・・・・

 帰りのバスに乗り、テント村でバスに乗り換えて、ホテルに向かう、途中に、世界で一番高い場所にある「ロンボク寺」を見学する、、今回見学するのは、私を含めて3人だけ、
     
 ロンボク寺  ロンボク寺の仏塔  入り口
 色彩の少ない周辺の景色の中、ロンボク寺のチョモランマは色鮮やか、入り口から中に入るが、ふと屋根を見ると、屋根の上には羊が居た、ロンボク寺はニンマ派のお寺、添乗員に入場券を買ってもらい(一人25元)j中庭に入る、
     
 屋根の上の羊  中庭 
 本堂の中に入ると、丁度、お祈りの時間、ここではお坊さんと尼さんが、同じ部屋でお祈りをしている、これにはびっくりした、尼さんは、まだ若い女性、その人から、茹でたジャガイモを頂く、中の写真も許可が出る、
     
ニンマ派開祖  バドマ・サンババ  寺の屋上  案内板
 若い僧が、日本人か?と聞いてきた(日本語で)うなづくと、急に笑顔になり、握手を求めてきた、これにもびっくり、温かい歓迎に、つい、お賽銭も10元出してしまった、

 本堂を出て、狭い階段を上ると、屋上にでる、標高5100メートルの寺、ラサのきらびやかな寺とは、ほど遠いけど、チベット仏教の神髄を見た思いがした、

 寺の見学を終えて、歩いてホテルに戻る途中にある、案内板、ベースキャンプの所には、軍の施設がある事は、知っていたけど(軍の施設に向けての撮影は、厳しく禁止されていた)案内板には、「大本営」と書いてあるには驚く、太平洋戦争の時によく使っていた言葉、これは、中国から来た言葉????

 見学を終えて、ホテルの部屋で休んでいると、急に雲が切れてきた、慌てて、鍵も掛けないで部屋を飛び出して、二階のテラスから写真を撮る
   
 ホテルのテラスから見るチョモランマ 
 雲の合間から見えたチョモランマは、まるで、大きな怪物が羽を広げた様に見える、流石に世界一の山、迫力があり、存在感がある、しばらく、テラスで、初めて逢ったチョモランマ(エビレスト)を見とれる

 夕食は6時から、食材の少ない場所の為に、野菜中心の食事で、昼食と同じ麺料理、私は食欲はあるが、皆は食欲が落ちている、今日の血中濃度は85、脈拍は82、ほとんど変化なし、

 ツアーの一人から、「エベレストへ登れますよ」と言われたけど、もう少し若くて、体力があっても、お金が無いとダメ、ネパールから、エベレストへ登るための入山料は、もっとも安いルートで260万、人数が多くなると割引があり、それでも、100万、2年間は登る権利があるが、キャンセルしても、途中で引き返してもお金は返却されない、

 その他には、ガイド料、シェルパで荷物を運ぶ代金など、気が遠くなるほどのお金がかかる、それよりも、こうして、車で行ける場所で、見ている方が良い、
     
 夕食  麺料理  野菜の煮物  チョモランマ
 夕食後は、部屋に帰り、窓からチョモランマを見ている、段々と夕日に染まって行く、チョモランマの黄色のイエローバンドが良く見える、今の時期は、チョモランマが汚いとローサンさんは言っていたけど、雪をかぶると、どんな姿に見えるだろう
   
 夕日に輝くチョモランマ 
 日が沈むと共に、段々と見えなくなっていく、夕日が沈み、暗くなってくると、眠くなってきた、二人分の布団を掛け、カイロを入れて、チョモランマと共に、お休みの時間、