3日目(10月9日) ラサ滞在

今日一日はラサの町の観光、5時に起きた時には頭痛も無く、すっきりとした、今日からパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定器)で一日3回測定をして、手帳に記入する、朝食の時に計ったら、血中酸素は81、脈拍は86、成都では血中酸素98、脈拍72、両方ともラサの方が悪くなっているが、この数値は安全圏

7時45分にバスに乗り、ホテルを出発、先回は中に入ることが出来なかったポタラ宮の見学、見学時間は決まっていて、今回は一番目、入り口に並ぶ、もう個人で来ていた人たちが並んでいる、

 入り口から入ると、庭園が広がっている、丁度、朝日がさして、白い壁が赤く染まる、こうして身近に見ると、ポタラ宮の大きさが実感できる、
   
 朝日に染まるポタラ宮  正面から
 庭をゆっくり散策しながら正面の門の所まで進む、庭には花が咲いている、朝が早いので人が少ない、やがて、長〜い石段が目の前にそびえる、
     
 ポタラ宮の庭園  僧院の跡かな〜  石段を上る
 ストックを付きながら上がって行くが、ここは標高3600メートルの世界、一段上がるごとに息も上がる、休憩しながらゆっくり上がって行くが、ガイドのローサンさんは駆け上がる、とても真似できない、ふうふう言いながら、上がって行くが、石段は緩やか・・・・・だんだんと慣れてきた??息も上がらなくなる、入り口はもうすぐ、頑張れ
     
 長〜い上り坂  最後の石段を  入り口が見える
 通行禁止の石段には草が生えている、主が居なくなった、ポタラ宮は、世界遺産になったけど、手が届かない所が出て来たのだろうか・・・・・眼下にはラサの街が一望できる
     
ポタラ宮から見るラサの街   ラマ時代の病院
 遠くには、ラマ時代の病院の跡が見える、今は何に使っているだろう・・・・・ようやく、白宮の入り口になる、団体が見学できる時間は1時間、9時に入る、出る時間は10時、一分でもオーバーすると罰金、前にガイドのローサンさんは、一分超過で1万円、払ったとの事、

 受付では手荷物のエックス線検査があり、私のストックまでエックス線を通す、中に仕込み刀でも、入っていると思われたかな〜・・・・内部は撮影禁止、ガイドの後ろを付いて行きながら説明を聞く

 約300年、政治と宗教の中心地となったポタラ宮は、今はひっそりと静か、白宮は主に政治などが、行われていた場所、ダライ・ラマに逢う為の謁見の間、ダライ・ラマの寝室、などプライベートな場所を見る、

 いまでも、ダライ・ラマが住んでいたら、とても、この場所は見学できなかっただろう、ここを通り過ぎて屋上にでる、前はこの場所から写真を撮ることが出来たらしいが、今は撮影禁止になっている、

 ここから中央の建物の紅宮へ、ここは歴代のダライ・ラマの霊廟、圧巻はダライ・ラマ5世の仏塔、金の仏塔の周りには数々の宝石が散りばめられている、ここでは金が一番安い物と、ガイドの説明、

 しかし、これだけの仏塔を作るのは、費用は無限大、この費用は何処から出ただろうか、宗教は偉大だが怖く感じる、狭い階段を上り下りしながら見学する、10年ほど、前に来た事のあるツアーの人が、前はもっと近くで見ることが出来たと言っていた、だんだんと厳しくなっている、

 1時間の見学を終えて外へ出る、入り口とは別の出口、ポタラ宮の裏側になるのかな〜、あまりにも広すぎて解らない、
     
 出口  ラサの街と堀  石段を下る
 外に出て、長い石段を下って行く、上りよりも、緩やか、それでも長い石段・・・・・ようやく下まで降りる、長いマニ車があり、沢山の人が回していた、観光客の中には、チベット族の人も多い、駐車場まで歩き、バスに乗り、正面へ移動、

 バスを下りて、地下のトンネルを潜り、ポタラ宮の正面に歩いて行く、ポタラ宮の前は大きな広場に成っている、ここから写真を撮る、ポタラ宮へ来たら、ここから写真を撮るのは定番だろう・・・
   
 ポタラ宮広場から
 日差しが強くて暑くなってきた、今の時期、曇ったり、雨が降ったりすると寒いが、日が有ると暑い、でも、吹く風は涼しく、今が観光には適している時期かも・・・・・・・・

 11時10分まで正面から写真を写して過ごす、私だけが小さなレジカメだけど、他の人達は大きな一眼レフのカメラ、写真を撮るにも気合が違う、

 12時ホテルに帰り、昼食を済ませた後、部屋で一休み、3時30分、ロビーに集合して、歩いてジョガン(大昭寺)へ向かう、昨日の帰りに通った道を歩いて行く、狭い路地、見ていて飽きない、
     
 狭い路地  巡礼者用のホテル?  民族衣装を売る店
 沢山の人が歩いているが、小さな子供が「マネー」と言って、付きまとう、知らん顔をして歩くけど・・・・こんな時が一番つらい、やがて、パルコルの通りに出る手前は人の波、歩けないほど・・・・観光客や巡礼者、地元の人、

 寺の古い施設も、観光客相手の喫茶店に変わり、近くの建物の二階からは通りを見ている公安の姿が見える、
     
 パルコルへの道  パルコル  昔の寺の施設
 ジョカンの中に入る、チベット仏教の総本山であるジョカンはパルコルの騒々しさとは違い、静かでる、中に入り、本尊である文成公主が持参した12歳の釈迦牟尼像がある本堂へ

 狭い通路には、沢山の巡礼者、釈迦牟尼像の前では五体投地でお祈りをする人もいる、立体曼荼羅も凄い、本堂を抜けて屋上に上る、
     
 ジョカン(大昭寺)  屋上から見るジョカン 
 金色に輝く屋根の上の像、青空の中、色とりどりの色彩が輝いている、屋上に黄色の物が干してある、何だろう・・・・・黄色に色付された麦・・・・・・・・多分、宗教的な行事に使われるのかな・・・・・・

 ここからはジョカンの広場の向こうにはポタラ宮が見える、ポタラ宮が街の中心地だが、ジョカンのある場所の方が賑やかな為だろうか・・・・・こちらの方が街の中心地と錯覚しそうだ
     
 黄色の麦  法輪  僧侶
 屋上には観光客が多い、求めに応じてモデルになっているお坊さんも居る、お寺も大きいし、屋上も広い、
   
 ジョカンの屋上から遥かにポタラ宮を望む  ジョカンの屋上から
  ジョカンの見学を終えて、広場に戻る、5時から6時までは自由行動、買いたいものは無いし、あの人ごみの中を歩くのも嫌だし、夕食のレストランの下の土産物売り場の片隅で、お茶を飲みながら時間をつぶす、

 他のツアーの人達と一緒になる、その人たちは、青蔵鉄道でラサに付き、飛行機で帰ると言っていた、お土産品で、チベットの国旗を探していると言われたけど、・・・・・・・・・チベットの国旗って? あるの?

 6時に二階のレストランへ、今日のメニューはチベット風鍋料理「ギャコック」 鍋の中には色々な物を入れる、餃子の他にはソーセージ、湯葉、などなど・・・・日本の鍋の材料とは、少し違うけど、あっさりして美味しかった

 最後はおじやにして食べた、食事の後はチベット民族舞踊が始まる、男女4人の若い人たち踊る、
     
 男女4人の踊り  仮面の踊り  女性二人の踊り
 仮面をかぶっての踊りには、何か意味があるのだろうか・・・・・・民族衣装の女性はきれいだ、ただ、窓から西日が入り、上手く写真が撮れなかったのが残念
     
 女性の踊り  牛の踊り? 
 見ている人も、私たちのツアー6名と、もうひとつのツアーが居るだけで、少しさびしい、牛の仮面をかぶった人が、客席を回り、これで、チベット民族舞踊は終わり、ここからホテルまで歩いて帰って行く、

 7時20分にホテル到着、シャワーを浴びて、二人分の布団を掛けて。9時にはお休みなさい、