旅の始まり
 今年の3月、東チベット旅行が、不本意の中、変更を余儀なくされ、リベンジは有るだろうか・・と思っていた
矢先、10月中旬に、予定を少し変えた東チベットの旅行が発表された、

今度こそは・・・・再び、挑戦した、しかし、出発の一か月前に、再び、政情不安の為に中止との連絡、3か月前に申し込んで、いよいよと思っていた矢先の事、一歩踏み出した足は・・・・・・・・降ろすところが無い、

仕方なく、再々挑戦した場所は、エベレストのベースキャンプへ行くツアー、今度こそは、行けるだろうか?


チョモランマ・ベースキャンプとチベットヒマラヤの旅平成22年10月7日〜17日
                   1日目(10月7日) 関空〜北京〜成都

今回の旅は、成田も関空も出発は早い、従って、関空も成田からも、遠〜い私は、空港の近くのホテルに前日から泊まる事となる、

 当日の朝は7時にホテルのマイクロバスに乗り、7時15分に関空に到着、もう、係りの人は来ている、
今回、関西空港から出発する人は4人、男性2名に女性2名、添乗員は東京から出発となる、係りの人に、北京での乗り換えの事などを詳しく聞いて、搭乗口に向かう、

 9時20分、関西空港を飛び立つ、座席は希望して窓際の席、しかし、窓の外は海の上、
北京には11時20分に到着(現地時間、時差1時間)

 関西空港でもらった案内書に従い、入国審査を受ける、その後、二階に移動してシャトルに乗る、シャトルを下りてスーツケースを受け取った後、国内乗継カウンターでスーツケースを預けて、エスカレーターで3階へ

 安全検査を受けた後、ようやく、国内線の搭乗口へ、一度、北京で乗り換えた時は、一旦空港の外へ出て、国内線乗り場まで、スーツケースを持って、長い距離を歩いた記憶があるので、今回はあっけないほど簡単、

 2時15分、成都行は北京を飛び立つ、今回の席は通路側、本などを読んで過ごす、4時40分、成都の空港に着陸、空港の外に出るが、出迎えの人が見当たらない、

 全員で固まって、待っていると、ようやく見つけてもらえた、相手も探していた様子、車にのり
30分程走ると、5時40分、今日泊まるホテルに到着、ここで、添乗員と東京組との合流、

 東京からは男女2名、合計6名のツアー、添乗員は中国通のベテランの女性、
6人とも一人参加の人たち、ホテルの近くのレストランで夕食、
     
 成都のホテル  ホテルから見る成都の街  夕食
 四川料理と言われて、辛い料理と覚悟していたが、思ったよりも辛くない、日本人向けに辛さを抑えてあるだろう・・・・夕食の時に自己紹介、男性3名、女性3名の少人数のツアー、楽しい旅に成りそうな・・・・・予感

 8時に食事を終えて、ホテルに帰る、ホテルは市内の中心にあるので、遅くまで車の音がしていた、


                   
 2日目(10月8日) 成都〜ラサ

 今日の出発は早い、ラサに向かう飛行機は、どこの空港でも朝早く出発するみたいだけど・・・なぜだろう、4時半に起きて、5時半に荷物を出し、朝食はランチボックス、6時にバスに乗り、バスの中で朝食、外はまだ、暗い、

 6時40分に空港に到着、朝早いのに空港には沢山の人、団体でのチックイン、希望の席は窓際、希望者全員が窓際の席になる、ラッキー 7時50分、飛び立つ、どんよりした成都の街を抜けると、窓の外には雪山が広がる、

 でも、雲が多い、機内食にはおかゆが出る、朝食を食べたばかりだが、美味しかった、
     
 横断山脈  ラサへ   機内食  ラサへ
 雪の山が灰色の山に変わり、10時10分、ラサのクンガ空港に着陸する、荷物を持って外に出ると、現地ガイドのローサン」さんが出迎えてくれる、ローサンさん、呼びづらくて、「ロー」さんと呼んでいたけど・・・・・・これって呼び捨てにしていたのかと・・・・・後から判ったが・・・・・

 待っていた大型バスに乗るけど、参加者は6名、ガイド、添乗員を入れても8名、バスの中の広い事・・・・・旅行中はこのバスで移動する、これで旅行会社は採算が取れるの?・・・・と心配するほど、

 クンガ空港を後にする、ヤルチャンボ川を渡る、3月に来た時には、山には雪があったが、今は雪は無く、木々が黄色く色づいている、トンネルを抜けると、右手にラサ川が見えてきた、高山病の症状は、まだ、出ていないが、少しボッ〜としている、
     
 黄色に色づいた木々  岩山  ラサ川
 道の傍の岩山には、紫色の花が群生している、ローサンさんに「ゲサ」の花と教わる、道端ではスイカを売っている、添乗員がスイカを買うが、一個20元(300円)この時期にスイカ・・・・・ビニールハウスで栽培していた、

 3月に来た時には、ラサに向かう道には、沢山の公安の姿があったが、今回は見ない、3月に比べると格段の差、1時間ほどでラサの町に入る、雲が多いが、空は晴れている、

 今日のラサは穏やか、3月の時の様に、何となくピリピリしていた空気は無い、市内のレストランで昼食、買ってきたスイカが出る、甘くておいしい、昼食後はホテルにチックイン、今回のホテルはジョカン(大昭寺)の近く、このホテルに3泊する
     
 道端で買ったスイカ  ラサのホテル  ホテルの前の通り
 ホテルの屋根にはタルチョが風に揺れている、ラサへ来たと実感する、少し部屋で休憩した後、希望者でホテルの隣のスーパーマーケットへ行く、スーパーと言うより、個人の商店みたいだが、日本と大きく違うのが、店員が付いて回る事、水以外に少しお菓子を買う、

 再び、ホテルに帰り休憩、4時半、ロビーに集合してジョカンへ歩いて行く、歩く事10分、ジョカンの正面に着く、ここは、相変わらず人が多いが、3月に比べると公安の姿が、少ない、五体投地をしている人も、3月よりも多く感じる、
     
 祈る人  見てる人  憩う人
 熱心に祈る人、それを見ている人、その横では憩う人、その姿を写真に撮る私、いろいろな人達が居る、3月の様に、公安を撮ってはダメです、の注意も・・・・・・・無く、人々にカメラを向ける、五体投地は何時まで続けるかと聞いたら、10万回と言われた、気が遠くなる・・・・

 先回と同じように、この近くで夕食を食べるので、パルコルを回るが、すごい人、人、人の洪水、歩くにも苦労する、ガイドの後ろを必死に付いていく、沢山のお土産店、同じような物を売っている、

 パルコルの一角のレストランで夕食の予定、時間まで自由行動、しかし、沢山の人に酔ってしまい、歩くのも大儀、レストランの下の一角で、椅子に座って、お茶を頂きながら、時間を過ごす、

 夕食は中華料理、添乗員がスーパーで買ってきた苦茶を頂く、少しだけ、お湯に入れただけだが・・・・・苦くて、飲めなかった、

 夕食後は来た時と違う狭い道に入って行く、雨が降り出して寒くなってきた、狭い路地には生活に密着した品々を売っている、ヤク肉を売る店には、大きなヤクの肉の塊がぶら下がっていたり、ヤクのバターの塊を売っていたり、見ていて飽きない
     
 狭い路地  ヤク肉店  バター店・・・・・かな〜
 ヤクのバターを売る店では、食べるバターと寺に燈明として使うバターがあり、燈明として使うバターは大きな缶に入れて売っていた、今回は路地の近道を通ったので、行く時よりも早く付いたが、路地は迷路、ガイドなしでは歩けない、

 ホテルは暖房が無いので寒い、2人分の毛布を使う、夜中の2時ごろに頭が痛くて目が覚める、水を飲んだり、深呼吸をしたりするが、「何で、こんな場所に来たのだろう・・・・・」と後悔もする、

 1時間ほどで頭痛は去った、ようやく高度順応が出来たようだ、ラサでの1日目が一番辛い、