10日目(10月16日) シガツェ〜クンガ空港〜北京

 今日はいよいよチベットを離れる、6時半の朝食は時間が早い為に、準備が出来ていなくて、お茶が無い、請求すると、お茶がわりに、ヨーグルトが出る、しかし、古いのか、口に入れると、舌がピリピリする、少しだけ食べて止めておく、

 ツアーの一人が、後から、このヨーグルトでお腹を壊した様子、7時15分にホテルを出発する、まだ、外は薄暗く、走っていると、段々と、周りが明るくなってきた、
     
 朝食  古いヨーグルト  シガツェ郊外
 広い平野が続いている、来た時には、麦の刈り入れの最中だったが、今は畑には何もない、遠くの山には雪が降って、白い峰に変わっている、冬は駆け足で来ている、
     
 遠くにギャンツェ城  ギャンツェの郊外 
 遠くにギャンツェ城が見えてきた、ここを通り過ぎると、朝もやの中にギャンツェの街、ギャンツェの街もあっという間に通り過ぎる、郊外にでると、色づいたポプラの木が灰色の世界に彩りを添える、やがて、ダム湖が見えてくる、

 帰り道は、また景色が違って見えるから不思議、バスは止まらないので、バスの中から写真を写す
     
 ダム湖  
 青空に映え、ダム湖の水の色はブルー、静かな湖面では時が止っている様だ、やがて、バスは渓谷の中へ、渓谷を抜けると広い荒野が広がっている、
     
 渓谷の道  渓谷の中の村  丘に登る
 ノジン・カンツァン峰が見えてきた、景色の良い場所でバスを止めて、写真ストップ、しかし、道からは電線が邪魔、小高い丘に登ると、欧米人の観光客の団体が居て、同じように写真を撮っている、
   
 ノジン・カンツァン峰 7206メートル  周りの無名の山
 丘の上には、石だけの荒野に見えるが、良く見ると、こんな過酷な場所でも、植物は生きている、欧米人が、添乗員に「チベットでは食事は食べれたか?」と聞いていた、日本人には麺や米があれば、問題は無いけど、欧米人には、パンやステーキが無いと、不便かも〜この人たちは香港に住んでいると言っていた
     
 荒地に生えている草   周りの山々
 荒地に生えている草も、紅葉している、何だが、愛しく感じる、15分程のカメラストップをした後、バスは峠に向かって登って行く、川沿いの道を段々上るに従い、雪の山が近づいてくる、
     
 カロ峠に向かう道  
 昨夜は雪が降ったのか、前に通った時よりも、雪が多くなった様に感じる、10時20分、カロ・ラ(峠)に到着、青空の元、雪の白さが鮮やか
   
 カロ・ラ(峠) 5045メートル 
 カロ峠に到着すると、自称モデルたちが出てくる、峠のテントで生活している様子、記念写真を撮ろうとすると、直ぐに横に並ぶ、一人で撮りたいのに・・・・・・向こうへ行って・・・と身振りで追い払うと、、怒り出す、白い峰、青空、その中の記念写真に、何故、汚いお婆さんが写るのよ、、それも、モデル料まで、取って・・・・・・
     
 ガイドのローサンさんとシンさん  カロ峠の仏塔  カロ峠の氷河
 ガイドのローサンさんとシンさん、ローサンさんはベテランのガイドで、23日に出発するネパールまで行くツアーでも、同行すると言う、添乗員も同じ人、このツアーの参加者は15名、大変だろう・・・・
10分程写真を撮った後、バスは峠を下って行く、
     
 羊の群れ  峠の麓の村 ナンカルツェ 
 狭い渓谷の一角では、羊が沢山草を食べていた、やがて、11日に昼食を食べた小さな村のナンカルツェに来る、11日に来た時と景色が変わっている、??雪が降って、山が白くなっていた、レストランの裏手で、バスの中に水を入れる為に停車、若い娘さんたちが、ポットのお湯を使って洗濯している様子をぼんやりと見ている、今時、手で洗うのは、珍しい風景になった、

 給水してから、バスは出発、やがて、ヤムドゥク湖が見えてきた、そして周囲の山は雪で白くなっている、
     
 洗濯をする娘さん  ヤムドゥク湖 
 4日間の間に、晩秋になり、冬が目の前に来ている、ここでは秋は早く通り過ぎるのかな〜バスの窓から、雪山と青い湖を眺める、しかし、段々と峠に近づくにつれて、雲が出てくる
     
 ヤムドゥク湖  ヤムドゥク湖 湖畔  峠への登り
 11日にも止まったヤムドゥク湖 湖畔にバスは止まる、空がどんよりと曇っていると、こんなに景色が違うのかと、びっくりするが、湖の色も鉛色になり、急に寒くなる、今日は観光客も少ない、

 それでも、駐車場には、今日も、子羊を連れたお婆さんが、写真を写す人を探している、来る途中に車の事故を見る、この道を、すごいスピードで走る車が多い、バスはカンパ峠に向かって登って行く、
     
 カンパ峠への登り道から  カンパ峠  カンパ峠からの下り道
 下にはヤムドゥク湖が見えているが、ノジン・カンツァン峰は雲の中、上に登るに従い、視界は悪くなる、カンパ峠は雲の中、バスを降りることも無く、通り過ぎる、やがて、長い下り坂、斜面の草紅葉も、前よりも一段と黄色くなっている、

 峠から下りてくると、まだ、青々とした麦畑がある、灰色の世界から来ると、緑が鮮やかに写る、
     
 麦畑のある村  
 前に通った時には、菜の花が咲いていたけど・・・・・・・・・・今日は見えない?麦だけの畑が続いている、峠から下りると、ヤルツァンボ川に出る、雲が多く、雪の降りそうな天気で寒そう〜

 こんな天気の中、畑では子供たちが集まって、夢中で遊んでいる、その畑には沢山のビニールのゴミ、道から投げるのだろうか・・・・・・・川の向こうには、小さなコンパが見える、
     
 遊ぶ子供たち  遠くに見えるコンパ  沿道のポプラ並木
 1時45分、沿道にある、今、評判の揚げパンの店に入る、店頭ではパンを焼いているが、インドのナンに似ている、その中に肉類などを挟む、中国式ハンバーガー、春雨のスープと一緒に出てくるが、スープには、私の嫌いなコリアンダーが入っていて食べれなかった、
     
 店頭でパンを焼く   中国式ハンバーガーと春雨のスープ
 ハンバーガーの味は、少し、油が強かったけど、食べれた、昼食を済ませた後、クンガ空港に向かう、昼食を食べたレストランの近くで、直ぐに空港に到着、

 ここでお世話になったガイドのローサンさんとシンさん、ドライバーとお別れである、とても、楽しい旅ができた、有難うございました、

 座席は窓際と希望したが、ダメだった、手荷物検査で再検査、何がダメだったのかな〜うっかり、手荷物に入れていたカイロがダメだった、4時半、クンガ空港を飛び立つ、チベットを堪能出来て、良かった、

 2時間ほどで成都の空港に到着、手荷物を持って、飛行機を降りるとバスが待っている、行く先に従い、指定されたバスに乗る、バスは空港内を走り、別の飛行機の下へ

 バスを降りて、階段を上ると、乗り換えの飛行機の入り口、そのまま、飛行機に乗り込む、すごく、合理的だけど、添乗員も初めての経験と驚いていた、

 座席も同じで、北京行も混んでいる、6時を過ぎると、外は暗くなる、成都から2時間、9時半に北京に到着、若い女性ガイドが出迎えてくれる、ホテルまでは15分程の距離、10時にホテルに到着、
     
 ラサ、クンガ空港  北京のホテル  17日 北京、朝食
 北京のホテルは大きなホテル、久しぶりにバスタブにお湯を入れて、のんびりと過ごす、明日の出発は早い、12時にベットへ



                          11日目(10月17日) 北京〜関西空港

 5時に起き、朝食は6時からホテルのレストランで済ませて、6時50分にはホテルを出発、空港で搭乗手続きをした後、大阪組と東京組に別れる、

 9時45分、北京空港を飛び立つ、空港で、昨日、成都で反日デモが起きたとの事を聞く、帰る時で良かったけど、些細な事で直ぐに反日デモが起き、暴動化する国民性、中国には行きたい場所がまだまだあるけど、当分は中国には行く気がしない、

 1時20分、関西空港に到着、ここでツアーの人達と別れる、はるか、新幹線を乗り継ぎ、無事に我が家へ、今回の旅は、少人数で、最初は天気が悪かったが、西に行くに従い、天気に恵まれて、待望のチョモランマも見えたし、楽しく、満足の旅、

チョモランマでカメラを貸して下さったYさん、添乗員、ガイドのローサンさんとシンさん、ドライバー、ツアーの人達、沢山、沢山お世話になりました、ありがとうございました、

 また、このページには添乗員のパンフレットを参考にさせてもらいました、重ねてお礼を申し上げます、また、何処かで、会えるのを楽しみに・・・・・・・・・・
                                             平成22年12月 記