4日目(4月24日)ビシケク〜イシククル湖

 昨日の天気とは一転して、今日は良い天気、朝食後ホテルの近くを散策する、
雪を被った天山山脈(キルギスではアラドラ山脈)が手が届きそうに見える

ホテルの近くから見る天山山脈

 夢中になって写真を撮っていると、地元の人が話し掛けてくる、残念な事に言葉が判らない、
多分、「あの山の向こうが中国」と言っているようだが・・・・・・
あまり、景色が素晴らしいので、時間を忘れてしまい、ホテルに着いた時は出発時間ギリギリ、

 8時にホテルを後にする、バスはビシケク郊外へ、果てしなく広がる草原と、天山山脈、
バスの窓から目が離せない・・・・

 9時20分、バスはガソリンを入れる為に止まる、私たちもトイレ休憩、しかし、ガソリンスタンドのトイレは、汚い、そこで青空トイレに変更、・・・・これがトラブルの始まり

 ツアーの男性一人が青空トイレをした後、警察官に建物の中に連れこまれる、慌ててガイドを呼ぶ
私たちは何事だろう・・・・と・・・外で用をたしたので、迷惑条例に掛かったかな・・・・なんて冗談を
言っていたが・・・・・・ガイドも添乗員も建物の中から出て来ない

 15分ほどかかり、3人が出てくる、何があったの?・・・質問が集中する、
やはり、青空トイレが咎められたとの事、でも、青空と言っても、周りは牛や馬の糞がいっぱい、
環境美化の問題とも思えぬが・・・・・・・

 警察官がツアーの一人を捕まえたのには、罰金の名目でお金を取ることが目的みたい、このお金も
自分たちのこずかいに・・・・・・みたいな感じ、貧しい国では警察官も金、金、金である
ガイドが警察官に「観光客がこんな事で悪い印象を持てば、観光産業のマイナスになる」と抗議していたと聞く、私たちにも落ち度があったが、・・・・・・これからは人のいない所で青空トイレを・・・・・・
反省していない


 いろいろな話題を積んでバスは出発、小さな村々を通り過ぎる、草原の道、小高い丘、
野生のリンゴの花、ライラックの花、道端にはタンポポ、名も知らない草花、夢のような街道である、

 11時40分、チュー川に沿って渓谷の中に入って行く、ここで写真ストップ

イシククリ湖まで列車が行く 牛が道路を横断 橋を渡り中国へ

 風が強く、急に寒くなる、冬服を羽織る、橋があり、この橋を渡って雪山の天山山脈を越えると
中国のカシュガルに行くと言う、カシュガルまではここから400キロの距離、鉄くずを沢山積んだトラックを多く見るようになったが、このトラックは天山を越えて中国まで行くのだろうか?・・・・・・

 バスの右手の山の向こうが中国、左手の山の向こうがカザフスタン、ここは山の囲まれた国境の地
山を下ると、湖が見えてきた、ここが琵琶湖の7倍の広さを持つイシククリ湖
ゲートを入る、湖の向こうには天山山脈が連なっている、

 湖の沿道にはこの湖で取れるのであろうか・・・・魚の干物を売っている、
アンズやリンゴの木々が目に付くようになる、

 古いお墓の所で写真ストップ、この国のお墓は立派、大きな建物になっている、日本だと沖縄の
お墓と同じかな・・・・・
13時15分、イシククリ湖畔の避暑地、チョルポン・アタのオーロラホテルに到着、
2時に昼食との事で、部屋に荷物を置いて直ぐに湖へ

イシククリ湖と天山山脈

 ホテルの前庭を通ると直ぐに湖へ付く、きれいな湖、浜辺では地元?の観光客が裸で泳いだり、
日光欲をしている、寒くないのであろうか・・・・・湖の彼方には天山山脈の雪山が連なっている、
湖の美しさ、ボッ〜と見とれているだけ、

 2時、ホテルのレストランで遅い昼食、前菜魚の燻製、スープ、ビーフストロガノス、リンゴ

魚の燻製 トマト味のスープ ビーフストロガノス

ビーフストロガノスとはハンバーグみたいな物、昼、夜とコース料理では・・・・太りそう・・

 3時半、再びバスに乗り出発する、来た道を引き返すように、20分程行った所でバスを降りる
チョルポン・アタ博物館へ、館長さんの案内で中に入るが、小さな博物館、中には石器時代の道具や
民族衣装、伝統の装飾品などがある、

 博物館を見学した後、バスに乗り山の方へ、岩のゴロゴロしている場所でバスを降りる
ここが、岩絵野外博物館、この岩に数千年前の岩絵が残っている、
ガイドの説明を聞いていると、近くの家の子供達が来る、一緒に日本語の説明を聞いているが、
何を喋っているのか・・・・・興味深そうにしている、

岩絵野外博物館 ガイドの説明を聞く?現地の子供 桜に良く似た花、アンズの花?

 5時50分ホテルに帰る、此方は夏時間になっているので日が暮れるのが遅い、
ホテルの近くを散策、湖とは反対の山の方に行ってみる、
地元の人達が農作業をしている、山がきれい、こんな所にいると何処までも歩いて行ってしまいそうな
気分、

 夕日を見るために再び湖へ、残念な事に夕食の時間が追っており、夕日が沈むのが見えなかった
それでも、ホテルの庭の白樺の木の美しさ、

ホテルの前庭 もう少しで日が沈む

 7時半になってもこの明るさである、しかし、標高600メートル、少し寒くなってきた
夕食はホテルのレストラン、やはりリゾートホテル、レストランもきれいだが、メニューも多彩
サラダ、魚のグリル、ビーフ、ヨーグルトのムース、つけ合わせにはジャガイモ


 部屋に引き上げた後、ぼんやりと部屋から庭を眺めている、日が暮れて星が出てきた
夢のような風景の一日が終わった、