3日目(4月23日)アルマトイ〜国境〜キルギス    

 中央アジアでの始めての目覚め、よく寝た、朝食を食べた後、8時にホテルを出発、
市内から郊外へ、天気は生憎の曇り空、沿道にはポプラの木が多い、これ秋になったら黄色に色づいて
きれいであろうか・・・・

 カザフスタンの事に付いてのガイドが始まる、
この国のガソリン料金は1リットル38テンゲ(1ドル150テンゲ)日本円にすると30円位かな・・・
それだけ、物価が安いという事か、・・・この国の平均寿命は男性68歳、女性70歳、
何処の国でも女性の方が長生きみたい・・・・だが、

 左手に天山山脈が見えてくる、曇っているのではっきりとは見えないが・・
沿道の木々には沢山の鳥の巣、みなカラスの巣とか、コロニーを作っているみたいである

草原の道 はるかに天山山脈が見えてきた

 道は悪くなり、バスの中は振動が激しくなる、広い草原には牛や羊の放牧が目立つ
10時、初めての草原にて青空トイレ、人はいないし、車も少ない、
バスの窓から所々に黄色の花が見えてきた、何の花だろう・・・・・?
沢山黄色の花が咲いている丘でバスストップ、ようやく青空が見え出した、

野生のチュウリップ 名前の判らない花?

黄色の花は野生のチュウリップ、ここでは名前をアンナと言う、丘の上には色々と名前の知らない草花がある、知らない土地の見たことも無い草花、これも旅行の楽しみの一つである、

 とても面白い物を発見、木に実が成っている、何の木だろう?・・・・・クヌギの木でその実はスープに
入れたり、子供がおやつとして食べるとガイドの説明、食べて見たが、味も無く、美味しいとは言えず

クヌギの木 クヌギの実 アンナの咲く丘

13時5分、国境に到着、ここでカザフスタンを出国する、バスを降りて一人一人パスポートを見せて
ゲートを出る、歩いて国境を分けているチュー川を渡るとキルギスへ入国となる、
チュー川は濁っている、この川を写真に・・・・・なんて事は出来ないのでひたすら真っ直ぐ前を見て
歩く、キルギスに入国、

 バスは空のまま、国境を越える、でもバスの中のトランク等はしっかり検査されていた、
バスに乗り込むと、係管がバスに乗り込んで来て、簡単にパスポートを見せるだけで終わる
出国するよりも入国する方が簡単、国の違いであろうか・・・・・

 キルギスに入ると直ぐに一面黄色の菜の花畑が・・・・・バスを降りて写真を・・・・
ただし、国境方面には絶対カメラを向けない事・・・との条件付きで・・

国境の近くに広がる菜の花畑

 キルギスに入ると時差1時間、1時半が12時半に変わる、お腹の方は1時半でお腹が空いた
街の中に入ると人家が多くなり、リンゴの花やライラックの紫の花が目に付くようになる、
13時10分、キルギスの首都、ビシケク郊外のレストランで、遅い昼食、
 
 サラダに続き、ラム肉入りのスープ、サムサ(羊肉入りパイ)、魚のグリル卵包み、

ラム肉入りのスープ サムサ 魚のグリル卵包み

ラム肉入りのスープはラム肉の匂いを消す為に入っている香草の匂いの方が強すぎて食べれず
サムサは美味しい、


 昼食が終わると、いよいよキルギス共和国の首都、ビシケクの市内観光に出発
天気が回復したので、爽快である、先ずはビシケク最大のバザール
ここのバザールは昨日行ったバザールに比べると広い、うっかりすると迷子になってしまいそう

 野菜、穀物、魚、肉、御菓子、衣料、と何でも揃っている、写真もOK、でもこれだけ混雑していると
スリにも気をつけて・・・・・と言われてバックをしっかり抱えて目だけを動かす
狭い場所に同じ品物が並んでいる、野菜も種類が豊富、バナナなどは隣のパキスタン産とか

 バザールの中で豆腐を売っている、この国の人達は豆腐を食べるのであろうか?・・・・・
第二次世界大戦の折り、ソビエトにいた朝鮮民族の人達が強制的に移住させられ、今でもこの地で住んでいると、ガイドの説明、この人達が食べるのであろうか・・そう言えばキムチも売っていた

日本人に良く似た肉売り場の店員 ボゾー(穀物で出来た酒) 菓子売り場

日本と違って、殆どの物が量り売り、ポゾーを飲んだ人の感想、日本のどぶろくに似た味とか・・・・

 
バザール後にして今度は博物館へ、3時40分、博物館に到着、
ここにある自由の女神像の所で結婚したばかりの二人が記念撮影をしている、
ここ中央アジアでは、結婚したばかりの人は英雄の像の所で記念写真を撮るのだと言う

 博物館の中に入る、写真撮影は有料、従ってパス・・・ここもアルマトイの博物館と同じような物が並んでいる、見学後、博物館の売店を覗いてみる、フエルト製品が多い

 その後、希望者はツムデパートへ、私はそのままホテルへ、ここのホテルもきれいなホテルである
夕食までの時間があるので、ホテルの近くを散策、
ライラックの花が咲き、ポプラ並木が広がり、とても緑豊な街、高い建物が少なくてとても首都とは思えないような、静かな街である、

 夕食はホテル内のレストランで、
サラダに続き、マッシュルーム入りのクリームスープ、ビーフ、ケーキ

クリームスープ ビーフとご飯 デザートはケーキ

 食事は思ったよりも美味しい、キルギスの料理と言うより、ロシア料理に近いのであろうか・・・
12階の部屋で一人でのんびりと過ごす、