7日目(10月24日) 海螺溝滞在
6時半、添乗員の「お早うございます、星が出ていますよ」の声に飛び起きて、外へ出る、満天の星空、うっすらと浮かぶ白い山、ホテルの庭には沢山の人が日の出を待っている、
昨日は雨の為に見えなかった山々が、圧倒的な迫力で追ってくる、こんなに間近に見えたんだ〜日の出は7時と言っていたが、東の空には雲が出ているので、7時に成っても、太陽が出てこない
予定時間よりも遅れて日が登る、残念な事に山が赤く染まる事は無かった
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朝日に輝く日照金山? |
昨日降った雨が、山の上の方では雪に変わって居る、樹氷が綺麗、夢中で写真を撮っていると、若い女性に日本語で話しかけられて、携帯電話で写真を撮って欲しいと頼まれる、スマートホン、タッチパネル、慣れないので、思うような写真が撮れない、彼女は台湾からの観光客、
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花の様な樹氷の山 |
7時20分の朝食の予定が大幅に遅れて7時45分から、私の除いて他の人達は、他の場所に移動して写真を撮っていた為、往復20分も歩くと言われて、体調が万全では無いので、私はパス、した、
食後、ホテルの前でグリーンバスを待っていたが、満員のバスは止まらないで通り過ぎていく、仕方なく歩く事に、皆は先にどんどん歩いて行くが、私は添乗員と最後を歩く、木々には雪が積もり、冬の風景
歩く道はバスが通らない細い道、20分程歩くと、ゴンドラ乗り場に到着、ここからはホテルから見た風景とは違う景色が見える、ゴンドラに乗る、定員8名のゴンドラに4名、ゴンドラからは氷河、青空、そして真っ白なミニヤコンカ峰
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ゴンドラから見る氷河舌とミニヤコンカ主峰 標高7556メートル |
氷河は、あまりきれいでは無いと、ガイドの金さんが言っていたが、昨日の雪が氷河の上に積もり、白一色の世界に成っている、ゴンドラから下りた所が、4号営地(3600メートル)
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4号営地の展望台から見るミニヤコンカ峰 |
展望台 |
ミニヤコンカ峰・・・・・・大雪山脈の最高峰ミニヤコンカは、標高7556メートル「ミニヤの国の白い山」と言う意味、ヒマラヤ山脈の標高が正確に測定される前は、世界最高峰に位置付けられた事もある、古くから登山者の憧れの峰だが、急峻な地形と目まぐるしく変化する天候の為に、登頂に成功したのは20名にも満たない、世界でも屈指の難峰となっている(パンフレットから)
外には雪が5〜6センチほど積もり、周りの木々は樹氷、下へ下りる木道を歩いて行く、日が当たり、雪がキラキラ輝く
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4号営地の展望台から |
天気が良いので、沢山の人が歩いている、雪の道はうっかりすると転びそう・・・・・道の入り口ではアイゼンを有料で貸し出していた、
ゆっくり歩いて10分程で氷河展望台に到着、ここからは又、違ったミニヤコンカ峰が見える、ここから、氷河に下りることが出来る、杖を持って歩いている私を見て、籠を担ぐ若者が声をかけた、ほっそりした若者に、私を担いで氷河まで行く体力はあるの????途中で落とされそう・・・・・・・断る
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氷河と氷河のむこうにはミニヤコンカ峰 |
氷河展望台から |
ここから見る氷河は真っ白できれい、景色を楽しんでいると、下から雲の帯、段々と広がって来た、
ゴンドラ乗り場のある展望台に引き返す、少し雲が出て来た、ここで甘〜いコーヒーを飲む、添乗員も4回目にして、初めてミニヤコンカ峰を見たと言っていたので、私たちはラッキー・・・・・テルテル坊主が効いたのかな〜
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樹氷と山 |
雲の帯 |
これ以上の景色は望めないだろう・・・・と皆と話しながら、帰る為にゴンドラ乗り場に向かう、下りた場所と乗る場所は違い、一旦、展望台から上に登る、お寺がある
帰りのゴンドラの中は、素晴らしい景色を見た後だけに、満足、段々と下に下りるに従い、視界が悪くなってきた、
ゴンドラからは、氷河の先端や、小さな氷河湖が見える、氷河湖の水は独特の色、ゴンドラ乗り場に着いた時には、周りはすっかりガスに包まれている、朝、綺麗に見えた山々はガスの中、山の天気は気まぐれだ、
帰りはバスに乗って3号営地のホテルに到着、11時40分から昼食、昼食を食べていると、今朝、写真を撮ってと頼まれた台湾の女性が居る、彼女たちは19名のツアーで16日間、中国各地を回ったと言う、
友達3人で参加しているが、友達は女医さん達、彼女も政府機関で日本語通訳をしていると言っていた、台湾でも裕福な人達、
しかし、私たちのテーブルに来て、コンニャクが出てくると「私達にはこの料理は有りません、少し下さい」と言って皿を持って来て、ついでに友達の分も・・・皿に盛って自分のテーブルへ帰る、エッ・・・・唖然とする、
昼食を食べてから、2時まで自由行動、ホテルからは山は見えなくなっている、2時、水着を着て、パスポートをホテルに預けてグリーンバスに乗る、温泉が有るのは2号営地(2580メートル)
バスを降りて、坂を上って行く、沢山の露天風呂、ロッカーに荷物を入れてから、風呂へ、沢山の人が露天風呂に入っている、水着を着ての風呂は、プールみたい
泳げるほどの大きな風呂があり、皆が泳いでいるので、泳ぐが2600メートルの高地で泳ぐのは初めて、100メートルも泳がない内に心臓はパクパク、疲れた、
浴槽の場所によっては、温度が違い、上の方に行くと熱くなってくる、1時間も風呂に入っていると、茹であがりそう・・・4時にグリーンバスに乗ってホテルに帰る、
6時からの夕食は、何時もの中華料理、添乗員が買って来た柚子が出る、日本の柚子とは違い、夏みかんほどの大きさ、アメリカ産と中国福建省産の二種類、アメリカ産の方が美味しかった、
今日はシャワーを浴びないでベットへ、素敵な一日だった、
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