2日目(10月19日) 成都〜日隆

今日は長い移動の為に朝は早い、モーニングコールは5時45分、5時半に目を覚ますが、夕べ寝たのが遅いので、眠い、朝食は6時半、バイキング、流石大きなホテル、種類は多く、巻き寿司が出る、7時10分にはホテルを出発、

 バスは中型バス、座席は3班に分かれて、毎日乗る順番が決まる、でも、一人で1座席座れるので、助かる、バスは成都の街を抜けて、高速道に入る、成都の街を中心とした四川盆地は、何時も、モヤが掛かっているようなどんよりした天気

 高速道を走り、途中のサービスエリアでトイレ休憩、周りには沢山の果物を売っている、リンゴ、ミカン、桃、ナツメ、梨などなど、種類は豊富、ミカンは安かったが、ザクロは1個15元(200円)と高かった、誰も買わなかったけど・・・・・
     
 朝食  サービスエリアの果物 
 高速道は車は少ない、沿道には茶畑が広がっている、成都の木は銀杏の木、花は芙蓉の花・・・・ガイドの話、2時間も走り、高速道を下りて一般道へ、山に入って行く、沿道にはキウイを並べて売っている、キウイは中国語では紅心果、沢山の看板が出ていて、綺麗に箱詰めされて売られている、

 小さな街には市場があり、沢山の人が居る、こんな市場を見学するのが好きだが、今は時間が無い、通り過ぎる、11時半、二郎山トンネルに差し掛かるが、途中で渋滞にはまる、30分程待ってようやく動き出す、渋滞の原因は事故、大型トラックが多いし、すこしでも間が空くと、直ぐに割り込んでくるので、それも事故の原因だろうか・・・・
     
 沿道のキウイ売り  小さな村の市場  二郎山トンネルを抜けて
 1時半にロテーの街に到着、10年ほど前に来た事があるが、すっかり近代的な街に変わって居る、高台にバスが止り、歩いて下へ下りていく、昼食を食べた後、少し時間が有るので、前に来た時に渡った吊り橋を見に行く、

 綺麗に整備されて、有料に成っている、昔は地元の人が自転車や荷物を持って渡っていた橋が、今は観光客の記念撮影の場所に変わって居る、対岸のお寺も綺麗になった・・・・・・すこし複雑な気持ち
   
 ロテーの街の吊り橋 
 橋の周りには沢山のお土産店が並んでいる、道の側では沢山のクルミを売っている、賑やかになり、昔来た時の面影はない、
     
 ロテーの街  クルミを売る人達  ケンポ梨
 橋の周辺は公園に成っていて、広い坂道の両側には商店やレストラン、ホテルなどが並んでいる、坂道を登って行く、途中にはクルミや果物に交じって、珍しい物を売っていた、「ケンポ梨」子供の頃に食べた事がある、少し貰ってかじってみる、昔懐かしい味がした、

 2時半、ロテーの街を後にする、大きな川は「大渡河」 川に沿って走る、今、ロテーの街の上流には大きなダムが作られているので、大型のトラックが多く、道も悪いので、バスはスピードが出ない、沿道には廃屋が目に付くようになる、
     
 廃屋  無人?の家  小さな村
 このダムが完成して、満水に成った時には、どのあたりまで、水が来るのだろう・・・・小さな村があったり、住んでいる家があったりするが、2〜3年先には、この場所は。どのように変わってしまうのだろう・・・・・・・・か

 工事中の長いトンネルの中に入る、永遠にトンネルから出れないかと、思うような長〜いトンネル、ようやくトンネルから出て、デコボコ道を走っていると、バスを停められる?
 
 大きな音がして、砂煙が上がる、発破、その側を通る、大型機械が見えて、工事は急ピッチで進んでいる様子、
     
 発破   ダム工事
 7時半に丹巴の街に到着、夕食は日隆のホテルで食べる予定だったが、遅くなるので、丹巴の街で夕食を食べる、外は真っ暗、ここまでが約12時間の行程

 こんなに大きく迂回するのは、3年前の四川地震の際、臥龍から巴朗峠を越えて日隆に入る最短距離の道が、まだ修復出来て居なくて、バスは通行できない為、


 8時10分、夕食を終えてバスに乗る、暗闇の中、道は狭く、カーブの多い道が続く、それでも、ここからは舗装道路に変わりスピードは出る、

 日付けが変わった12時15分、日隆のホテルに到着、昨日、今日と2日続きの真夜中のホテル到着には疲れた、ここは標高3150メートル、長時間の移動の疲れと高度で、友達が軽い高山病にかかった様子で、頭痛と吐気が出ていた、

 お湯が出ないので、そのままベットへ、暖房設備は無いが、電気毛布があるので、温かい、今日の移動時間は17時間、私には新記録、私は高山病の症状は出ていないが、枕元に水の用意をしてベットは入る