6日目(日隆〜松藩)

 今日は移動日、7時半に日隆の町を後にする、今日も天気はどんよりと曇っている、何とか巴朗山峠では四姑娘山は見えないかと期待したが、とうとう一度も見ることもなく終わる、峠を越え、2日前に来た臥龍へ、雨が降っている、

 映秀の町のレストランで昼食、ここまで来ると観光客が多くなり、日本人に会うことも多くなる、レストランの横で果物を売っている、ザクロを1個買う、15元(45円)高い・・・

 昼食を食べてバスに乗り15分も走らないうちに渋滞に巻き込まれる。先の方でがけ崩れがあった様子、こうなると、何ともならない、ただ前の車が動くのを待つだけ、少しずつ動くが・・・

 川の対岸は下流に向かう車、そして私たちは川の上流に向かって進む、2車線あるが、大きな車がもたもたしていると、すぐに乗用車が割り込んでくる、
 
 止まったバスの扉が開く・・・・・と沢山のゴミを持った人が出てきて、川の中にゴミをポイ、道端の野菜畑はそんな人達に踏まれて無残な姿

 動かない車の横には食べ物を持った人達が売り歩く、今茹でたばかりの卵を売る小さな子供まで現れて・・・・・がけ崩れも直ぐに商売に結び付けるたくましさ、そんな風景を見ながら少しずつ動くバスの中、ふと上を見ると岩が今にも崩れてきそう・・・・・こんな所に止まって居たくないが・・・・思うように前に進まない、

 ようやく土砂崩れの現場の到着、沢が崩れてきてブルトーザーが土砂を取り除いている、作業の合間に車が2〜3台通る、ふと横を見ると石に直撃されてボンネットに大きな穴が空いている、トラックがいる、人事では無い、土砂崩れの横を通り抜ける、すると大きな池?が・・・・・・沢の水がせき止められて逃げ場を失った水が道路に

 ちょうど住宅がある、バスは車高が高いのでいいが、乗用車は水が入り動けなくなっている、割り込んで行った車かな・・・・3時間半かかってようやく渋滞を抜け出す、でもその後もいたるところに大小のがけ崩れがある

 夕方、文川の手前のガソリンスタンドで休憩、沢山の果物を売っている、そう言えば茂県はリンゴの産地、面白い形の桃を見かける

 
 

 7時20分に茂県に到着、この町のレストランで夕食、山菜が出る、ジャガイモがそのまま茹でてあったりと・・・・・民族衣装を着た若い娘さんの唄を聴きながら食事をおえる

 8時茂県を出発、すっかり暗くなった川沿いの道をバスは走る、山の裾野を回り込んだり、川に沿って走ったり、所々に明かりが見える、茂県から3時間、11時15分、ようやく今日の宿、松藩に到着、疲れた〜