旅の始まり
 地球は1つ、でも国は・・・・民族は、たくさんの国があり、沢山の民族がある、皆、仲良く暮らしています、こんな言葉が何時になったら、聞けるのだろうか、
今回の中国旅行に出かけるには、気が重かった、

 4月になり、始まった反日運動である、7月には収まったとは言え、中国の人達の胸の奥に反日の感情がある中に行くのは、憂鬱である、しかし、申し込んだ旅行は催行されず、
第二希望である今回の旅行、どんな事が待っているだろう・・・か


 平成17年7月7日〜7月21日


1日目(7月7日)名古屋〜成田〜西安

 成田集合、それも午前中、地方都市に住んで居る身には大変、夜行列車に乗り、寝不足のまま成田に来る、
集合時間、8時55分、少し時間があるので朝食を食べておく、8時半に集合場所に行くと、もう添乗員は来ている、今回、この旅行社から私の参加するツアーを含め2組のツアーが中国に旅立つ

 私の参加するツアーは,参加人数、男性8名、女性7名の15名、添乗員は若い男性、搭乗手続きは添乗員と一緒に各自、自分でする、
出発便は中国東方航空272便、出発時間は10時55分発、機内に乗り込むが、時間になっても一向に飛び立たない、

 機内に「管制塔から指示が無いので1時間ほど遅れます」の放送が入る、何故????どうして??
の疑問があるが、その放送以外は詳しい説明が無い、
その内に機内食が運ばれてくる、成田空港で食べる機内食、複雑な感じ・・・・

 食事を終えてからも、ひたすら飛び立つのを待つ、待つ事1時間20分、ようやく管制塔の指示がでたのか飛び立つ、何があったのかは・・・・とうとう判らなかった、
機内から見えるのは、雲、雲だけ・・・・・

  4時20分(現地時間、時差1時間)
北京空港に到着、ここで手荷物を全部持って飛行機を降りる
バスに乗り、空港内へ、日本人だけ別な場所に案内される、ここで入国手続きをする、
その後は、再びバスに乗り、降りたばかりの飛行機に乗り込む、

 北京発4時5分発、今日の目的地
西安には5時45分に到着、一時はどうなるかと心配したが、ようやく無事に西安に着くことが出来てホッとする、空港からは迎えのバスに乗り西安の市内を目指す

 市内へ向かう沿道には、沢山の桃の木、今が収穫時であろうか・・・・沿道には桃を売っている
ホテルに入る途中に市内のレストランで夕食、やはり中国、中華料理である、

成田空港で機内食 レストランで中華料理 ホテルの前の市場(8日朝)

 食事の後、8時20分、ホテルに到着、今日のホテルはこのツアーで一番のホテル
ホテルの前には市場があり、人が行き交うのが見えるが、明日に備えて、早めにベットへ、


2日目(7月8日)西安〜西寧〜貴徳

 6時には朝食が始まる、早めの朝食は人が少ない分、のんびりと食事を楽しむ事ができる
今日の出発時間は8時45分、出発前の一時、ホテルの前に出てみる、
通勤する人々が自転車やバイクで走る去る、日本と同じ風景、

 ホテルを出発、ここ西安の町は古くシルクロードの出発点になった町だけに、旧市街は城壁に囲まれて、鐘楼を中心に道が東西南北に分かれている、町にはトロリーバスや二階建てバスが走っている、
昨日、来た道を空港に向かう、

 9時45分に西安空港に到着、空港で面白い看板を見る、「手机加油貼」何と読むかは判らないが、
これは携帯電話の充電器の意味、
11時5分、西安を後にする、

 12時15分、西寧の空港に到着、西安の空港に比べると、小さな空港である、外に出ると雨・・・・・・
ここでスルーガイドのOさんの迎えを受ける、まだ若い日本語の上手な男性、
ここからは、3人がグループとなって6台の四輪駆動車に乗る事になる、

 今日は男性二人の中に私が入る、同じ車の男性の一人が中国語がペラペラ、3年ほど中国語を習っているとの事、運転手との会話もスムースに・・・・・通訳がいるようで、私は楽しいが、私よりも年上の人が中国語を習って見える事に脱帽・・・・・・・・私もしっかりしなくては・・・・・・

 市内のホテルのレストランで昼食を食べた後、出発、西寧の町は新しい建物が多い、それも同じような作りの・・・・発展途上の町である、今日の宿である貴徳までは125キロの行程、
郊外に出ると、菜の花畑が広がる、今が花の時期、一面黄色の菜の花が咲き乱れているのは見事

峠への登りから見る菜の花畑

 4時近くに標高3700メートルの拉背山の峠に到着、ここで車を降りる、峠、チョルデ(チベット仏教の聖なる土地)にはタルチョがはためいている、
ここで花の写真などを撮るが、しかし、寒い・・・・・夏から一気に冬に逆戻りした感じ、
雨は止んだが、雲が厚い、

 峠から下りて行く、下りるに従い少し太陽が顔を出す、道から少し入った窪地でトイレ休憩、
これからは青空トイレが続く、でも、広々とした場所でのトイレは汚いトイレでするよりも快適である、
4時50分、赤い山と収穫前の麦畑が見えてきた、

赤い山と麦畑

草木も生えていない赤い岩の山、こんな山が延々と続いている、麦は裸麦で主に麺類用に使われると言う、

 5時15分に黄河に掛かる橋「黄河清大橋」に付く、ここで車を降りて橋を歩いてわたる、
ここから見る黄河は日本の河川と同じ幅、これがあの大河になるとは想像できないほど・・・
この2〜3日、雨が続いたとかで、川の水は増水している、川の岸辺にはお墓がある、日本と同じ用に石碑がある、墓の無いチベット族とは違い、漢族の墓であろうか・・・・・・・

黄河清大橋 黄河 岸辺にあるお墓

5時45分、今日の宿である貴徳のホテルに到着、貴徳の標高は2370メートル、西寧の町よりも100メートルほど高くなった、夕食まで時間があるのでホテルの近くを散策、
郊外にあるホテルの付近は静か、ホテルの前にはお寺?がある、

ホテルの前,お寺?かな ホテルの前の道路

 夕食の時に「今日のお風呂のお湯は温泉です」と言われて、早速部屋のバスタブに温泉を入れてのんびりと入る、中国で温泉に入るのは初めて・・・・
日本の様に大浴場や露天風呂は無いのだろうか・・・・・・・・・