9日目(8月14日)   エレヴァン滞在

 今日は連泊、朝はゆっくりする、7時半、朝食、ホテルのレストランへ行くと、前に逢った日本人観光客が居る、今日はグルジアに向かうと言う、9時出発、

 エレヴァンは、アラス川流域にあり、トビリシやバクーに比べると、歴史的な建物は少なく、ロシア的な雰囲気の残る街、この街の歴史は古く、紀元前から地の利を生かして交易都市として長く繁栄していた、

 沿道にはカジノの文字、昼間は家具屋さん、夜になるとカジノに変わるとの事、8時半にリブシマ教会へ、開門は9時との事で、外観を眺めながら写真を撮る、門を入ると花が綺麗

     
 リブシマ教会へ  野菜畑から見る教会  野菜畑
 教会の回りには、色々な物が植えてある、ピーマン、トウモロコシなどなど・・・・・・教会で使うのかな〜

 この教会は7世紀の創建、創建当時の建物が残っている、リブシマは異教の地であった、ここへ46人の女性達が、布教の為に訪れた、王がその人たちのリーダーの女性を側室にと所望したが、断固として断る、怒った王は全員を殺してしまう、その後、ホルヴィラップ修道院に閉じ込められ、解放された聖グレゴリアスによって、ここに女性達を埋葬して、教会を建てた、

 教会の中では、若い修道士が準備をしている

   
 リプシマ教会  礼拝が始まる
 9時に修道士が、入り口の紐を引いて鐘を鳴らすと、2人の神父が教会に入り、礼拝が始まる、年長者の神父は黒いマントを被っている、しばし、見ている・・・・・・
     
 鐘を鳴らす修道士  祭壇  2人の神父による礼拝
 修道士は、お祈りをしている神父の横で、雑用をしている、いずれは、神父に成るのかな・・・・・・

 1時間ほどの見学を終えて、出発、今日も良く晴れている、暑くなりそう・・・・・直ぐにバスは停まる、次に訪れたのは、エチミアンジン大聖堂、アルメリア正教の総本山、エチミアンジンとは、神が示した場所の意味
     
 門  門のレリーフ  ねむの木
 門を入ると、広い敷地に沢山の建物が並んでいる、現在見られるエチミアンジン大聖堂は、7世紀に最初の大主教、聖グレゴリウスによって再建され様式を継承しつつ17世紀に改築された物、

 ここには、キリストを刺したと言う槍がある、宝仏殿は閉まっていたので、見る事は出来なかった、大聖堂は改築中で、聖堂の周りには足場が組まれている、

   
 改装中のエチミアンジン大聖堂  教会内の建物
 大聖堂の中に入る、フレスコ画が精密できれい〜アルメリア人は細工が得意・・・・・・ガイドの説明
     
 大聖堂の中へ  精密な細工  祭壇
 中は広く、きれいで、荘厳な感じで、さすが、アルメリア総本山、祭壇にはアルメリアクロスのハチュカル、入り口には、聖人のフレスコ画
     
 聖パウロ  セントローダー  サロメの首
 セントローダーは天国の入り口の鍵を持っている人、聖パウロはキリスト教の指導者、天井の首の絵はサロメの首、バスに戻るにも、広い教会の敷地を歩いて行く、暑くて〜日陰を求めて、

 次に訪れたのは、スヴァルトノツ遺跡、バスを下りると、可愛い子犬が迎えてくれる、遺跡は7世紀に建立され、10世紀にアラブ軍によって破壊された神殿跡

     
 可愛い子犬たち  スヴァルトノツ遺跡に向かって  遺跡の柱
 炎天下、暑さにフウフウ言いながらも、遺跡に向かって歩いて行く
   
 スヴァルトノツ遺跡 
 19世紀に宗教関係者によって発掘が始まるが、石材が近くの人々が持ち出しているので、集めるのが困難との事、詳しい資料が無いので、想像で復元
     
 スヴァルトノツ遺跡の中 復元中   鷲の彫り物
 水の神を祀る神殿だったと思われている、人々は紀元前から住んでいた様子、遺跡の横にある博物館へ、遺跡から出土した品々が展示されている
   
 神殿の復元(想像)  水の神の祭壇
 水の神の祭壇では、男女4人が讃美歌を唄っている、その近くには、近所の子供たちが遊んでいる、
     
 讃美歌を唄う人達  子供たち  出土品、博物館内
 見学を終え、市内に戻り、博物館へ、博物館内は広い、博物館の係りの人が説明をされるが、アルメリアの紀元前の頃から始まり、延々と続く、余りの細かい説明に、疲れてしまい、印象に残った物が無い、もう少し、簡単に・・・・・・お願いします

 クタクタになり、そこからバスで40分、昼食場所へ、郊外の木の下が今日の食事場所、ここでは、薄いパン、ラワシュを焼いている、

     
 釜でパンを焼く  焼きあがったラワシュ(薄いパン) ジャガイモ 
 焼きたてのラワシュは、暖かくて美味しい、後はコリアンダーに気を付けながら、少しづつ食べる、木の下での食事、木はヘーゼルナッツの木、デザートはパンの中に甘いジャムが入っているパン、チョウザメが水槽の中にいる、これは・・・・・・観賞用、それとも食用?
     
 甘いパン  水槽のチョウザメ  ヘーゼルナッツ
 隣ではイタリア観光客、ワインを飲んで陽気に騒いでいる、昼食後は、直ぐ近くに有るガルニ神殿へ、日差しが強く、暑く、昼からの観光は辛い、出来たらお昼寝・・・・・・・・したい気分

 ガルニ神殿の門を入る、ガルニ神殿は、ヘレニズム様式で建てられた神殿、ここにも沢山の観光客

   
 ガルニ神殿  神殿の周りの風景
 神殿は小高い丘の上に建っている、周りには緑の木々、その先には灰色の山、神殿の外壁を回り、浴場へ
     
 浴槽跡  ギリシャ語の床モザイク  合唱団
 遥か下の方に川が流れている、浴槽は大きく、水は下の川から汲んできたのだろうか・・・・・・・碑文が壁に残されていて、7世紀までは、この地域で、ギリシャ人の商人や、職人が活動していたと思われる、また、コーカサスは東西文化の要衝にあたる為に、地中海とオリエントの両文化も色濃く残っている

 再び、神殿の前に行くと、女性の合唱団が讃美歌を唄っている、3時20分、見学を終えて出発、20分も走ると、岩山が見えてきた、エレヴァンから東へ40キロ、アザト渓谷の谷間に建ち、岩盤をくりぬいた洞窟教会、ゲガルド修道院へ
   
 ゲガルド修道院  回りの岩山
 バスを下りて、ストックを持って急な坂を登って行く、山の中腹にゲガルド修道院がある、4世紀、各国のキリスト教の修道士たちが、迫害を逃れて人里離れたこの地に来て、聖堂を創建したのが始まりと言われている
     
 祭壇  修道院内のハチカル(アルメリアクロス)  修道院の天井
 修道院の中は、ローソクが灯され、蒸し暑い、現在の建物は13世紀に建てられたとの事、洞窟教会は、大きな一枚岩を上から掘り進んで、この大きな修道院をつくったとか、

 一旦、外へ出てから、石段を上り、狭い通路を通って中へ、岩を上からくりぬく時に、音響効果を考えて作られているので、内部のホールでは、よく声が通る
     
 洞窟ホールへの入り口  ホール内  岩の上のハチカル
 ホールは思ったよりも広くて、畳40敷きほどあるだろうか・・・・外へ出る、至る所にハチカルが彫ってある
     
 鐘楼  ゲガルド修道院  遠くの岩には十字架
 鐘が鳴り響く、しばし、鐘の音を聞いている、西日が当たり、暑い、ここで今日の観光は終わり、今日は良く回った、教会、修道院が3か所、神殿跡が2か所、帰りのバスでは疲れてウトウトする

  6時半、ホテルに到着、シャワーを浴びて、7時半にロビー集合、バスに乗り夕食のレストランへ、入り口ではパンを焼いている、メニューは何時もの様にコリアンダー入り

     
 ハシュラマ  デザート  アルメリアの民族音楽を聴く
 ハシュラマとは・・・・・牛肉とジャガイモの煮込み、日本の肉じゃがに良く似ている。今日のスープは香菜が入って居なくて、食べれた、

 レストランは広く満席、アルメリアの民族音楽を聴きながらの食事、夕食後、9時にホテルに帰る、日差しが強かったので、今日もクタクタ、早々にベットへ