5日目(9月27日) ガンゴドリ〜ボジバサ

 心配していた天気も、良く晴れていてホッとする、今日は馬に乗って行く、朝食にはお粥が出るので、しっかりと食べて、カメラなどはザックに入れて背負う、8時半にホテルを出発、馬の居る場所へは、山の中の狭い道を15分程歩く、

 騾馬が沢山居る、騾馬は馬に比べると背が低いが、体力は馬よりもあると言う、私も小さな騾馬に乗るかと、思ったら、乗る人の体格を見て、駄馬を決まるみたいで、私の乗る駄馬は大きい、少し不安・・・・・
     
 ホーストレッキングの始まり  馬子  チックポイント
 馬に乗るまでが一苦労、石垣の上の登って、そこから馬の背に移動、あぶみに足を入れる、馬に乗るのは初めてではないが、視界が高くなるので緊張する、

 馬を引いて行く馬子は2頭を担当、私の乗る馬は手綱を引いている、前の馬はそのまま、不思議に思ったら、手綱がある馬は、癖のある馬だと聞いた・・・・・・・・・大丈夫??

 歩き始めは、森林帯の中の道、少し歩くと、ガンゴドリ国立公園の管理事務所へ、ガイドが入山手続き、ここから、歩き始めると、道は石だらけの道に替わる、遥か下にはバギラフティ川が流れ、道も狭い道に成ってきた、

 1時間ほど、乗った所で川に出る、ここで馬を下りる、馬は空身で川の中へ、私たちは小さな丸太橋を渡る、そのまま、歩いて行く、道はゴロゴロして歩きづらいが、緩やかな登り坂、段々と雪山が見えてきた

     
川を渡る  遠くに雪山が・・・・  川沿いの道
 道には高山植物が咲いている、道幅が狭くなっている場所へ、馬は危険と言われて、ここも歩く、1メートル強の道は、舗装されていて、手すりも付いているが、2〜3メートル手すりがあり、5メートル程途切れる、全部手すりが有る方が、安全だと思うけど・・・・・・・雪崩の関係かな〜
   
 眼下にはバギラティ川  川沿いの道を歩く
       
 道端に咲く高山植物    ピラカンサス
 20分程、歩いてから馬に乗る、馬上からは、写真を撮る余裕は無い、1時間半ほど馬に乗り、再び川が有るので、馬を下りて、丸木橋を渡る、馬から下りると、足がこわばった感じで、歩くのが大変、直ぐに馬に乗り、急な上り坂を登るが、大きな石がゴロゴロしているので、振り落とされそう・・・・・

 9キロ程行った場所で、馬を下りる、樹林帯の中に茶屋があり、ここで昼食、ランチボックスを開ける、ここは、チールバーサー、標高は3500メートル、ガンゴドリから450メートル上がった、

     
 チールバーサー で昼食  木立の中 標高3500m  ランチボックス
 茶屋では、簡単な食事が出来るようになっていて、ここで休憩する人が多い、私たちの様に馬で来る人も居るが、歩いている人が多い、ランチボックスの中のリンゴは渋くて不味い、乗ってきた馬にプレゼント、ここからは雪山が見える
 ゴームクのカイラス山?・・・・・・・・・・マンダ山(通称ハヌマン山)
 雪山は、私たちが最初に行く予定だった、カイラス山に似ていると、・・・・・行ってきた人が言っていた、この山で、見ることが出来なかったカイラス山を想像する、

 1時間ほど、休憩した後、再び馬に乗る、林の中を行くが、直ぐに崖の道に替わる、今までの道と比べると、厳しい道に替わる、狭い道で、ガラ場、前の馬が、時々滑る、緊張する、

 歩いて居ても浮石で転びそうな道を、馬は4本足、人間よりも大丈夫と自分に言い聞かせるが、それでも上は崩れそうな岩、遥か下には川が流れ、「日本人観光客、川に馬共々滑落」なんて見出しで、日本の新聞に載るかも・・・・・と覚悟した、

 景色は素晴らしいが、とても景色を堪能する気にはなれなく、必死で馬にしがみついている、20キロの道を馬に乗り、ようやくボジバサに到着、高台で馬を下りる、ここで馬たちは、ガンゴドリまで帰って行く、そして、明日、又、この場所まで迎えに来る、この場所は自然保護の為に、馬たちは泊まる事が出来ない為・・・・・・・・

 ここからは、バギラティ山群の1峰、2峰、3峰が目の前に・・・・・・・

   
 バギラティ山群 高台から
 ここは標高3792メートル、その下にはテント場があり、政府のゲストハウスもある、観光客は決められた場所以外はテントを張ることが出来ないので、まだ、スタッフが来ていないので、高台でゆっくりと景色を見ながら待つ、
     
 キャンプ場  キャンプ場から見る周囲の山々 
 スタップの人達が来たので、テント場へ下りていく、テントは二人部屋の人達は1張のテントに2人、一人部屋の人達は1張に一人、中に入り一休み、

 日が落ちると急に寒くなってきた、ダウンジャケットを着たり、カイロを入れたりする、7時半より、大きなテントで夕食、スタッフの人達が作ってくれた食事を食べる、

 夕食後はする事が無い、寝袋の中へ、周りは物音ひとつしない世界、月明かりに、白い峰が浮かんでいる、