旅の始まり
今年は、行ってみたいと、長年願っていたチベットのカイラスに行く予定を立てた、旅行で知り合った友達も一緒、旅行社から、催行の通知に、準備をし、スーツケースも空港に送った、しかし、出発4日前、突然の中止の連絡が・・・・・・スーツケースは関空まで行って、戻ってきた、ではどこへ行く・・・・・・・・選んだ場所はインド

        大ガンジス河紀行平成24年9月23日〜10月10日

           1日目(9月23日) 関西空港〜デリー
 
 今日から長い旅に出る、朝方までは雨は降っていたが、出かける頃には雨も止んでいる、今日の関空の集合時間は12時、7時半頃の新幹線に乗り、はるかを乗り継いで、関西空港に到着したのは9時半、十分時間の余裕があるので、朝食を食べ、店をうろつき、少し早い時間に集合場所に行くと、一緒に行く友達も来ていた

 逢うのは4年ぶり、よもやま話に花を咲かせて居る内に、旅行会社の人が来て、搭乗券をもらう、関空から出発するのは二人だけ、後は東京から参加、

 予定時間よりも10分早く離陸、席は窓際で、機内は8分入り、機内食を食べたりしている内に、5時50分に香港の空港に到着、
     
 機内食 香港の空港 
 ここで機内待機、前に来た時には、霧の為に何も見えなかったが、香港には沢山の島があり、高層ビルが見える、香港で1時間20分程、機内待機をした後、香港からの乗客を乗せて、飛び立つ

 これからが長い、機内食もカレーが出るようになり、9時20分(現地時間、時差3時間半)デリー国際空港に到着、二人で入国審査を済ませて、外へ出ると、旅行社の人が迎えに来ている、

 まだ、若い男性で、デリー支店へ来てから半年と言う、迎えの車の中で話をしていくが、初めて逢った時は、日本語の堪能なインド人と思って居た・・・・・・・・・・・これは内緒

 10時35分、ホテルに到着、トランクを降ろして、ロビーで待っているが、添乗員も来ない、待つ事15分、「ホテルを間違えました、後、20分程行った場所です」と言われて、再び、トランクを車に乗せて出発、

 同じホテルの系列で、何時もはこちらのホテルに泊まるので、間違えたらしい・・・・・11時、ホテルに到着、ロビーに入ると今度は添乗員が迎えてくれた、

 東京から参加した人たちは、1時間前に到着したとの事、ホテルで両替をした後、部屋へ、遅いのでシャワーを浴びただけでベットへ、  長い一日



                    2日目(9月24日) デリー〜リシケシ
 
 モーニングコールは6時半、6時頃には目が覚める、今日は良く晴れている、日本では涼しくなって来ているが、まだ、インドでは夏、8時にホテルを出発、全員でバスにのる、今回の参加者は男性5名、女性3名の8名のツアー、添乗員の他に現地ガイドが乗る、現地ガイドは、山などガイドしている人

 バスはデリーの街を後にする、デリーの郊外は、通勤圏に入っているのか、綺麗な建物が続く、でも、沿道には、生ジュースの屋台、など、道端で色々な物を売っている

     
 生ジュースの販売  ポップコーンの販売?  オートリクシャ
 8時40分、他の州に入ったので、バスは通行料を払う、運転手は支払いの為に事務所へ、通行料はこの小型バスの場合は、16600ルピー(約24900円、1ルピー1,5円)3カ月間、有効との事

 段々と郊外に行くに従い、周りにはサトウキビ畑が続いている、ヒンズー教寺院もあり、建設中のマンションも見える、郊外に出ると、マンションの値段もデリーの2分の1まで下がるとガイドの説明、因みにガイドは日本語は話せなくて、英語での会話を、添乗員が通訳する、

 11時頃に小さな町に入るが、ここでツアーの人達がお酒を買う、酒屋には、格子があり、格子越しに、お酒を選んで買う、入り口には鍵がかかっていて、勝手には中に入れない、

 この街のレストランで昼食、添乗員が「肉料理はここまで、後は当分野菜料理のみ」・・・・と、ランドリーチキンが出る、他にはラッシーと言われる飲み物が出る

ランドリーチキン ラッシー チャーハン
 ラッシーは、飲むヨーグルト、塩味と甘い味がある、塩味を飲んでみたが・・・・・・やはり飲みなれた甘い方が美味しい、当分、肉は食べれないので、欲張ってたっぷりと食べるが、これは美味しい、長い米のチャーハンは、少し食べれた、

 昼食を終えて、庭に出ると、さまざまな花が咲いている、ジャスミンやクレマチスの良く似た花がある
       
 クレマチス  ジャスミン  スイレン  何の花だろう・・・
 12時35分に出発、途中にトイレ休憩をしながら、バスは進む、大きな川が見えてきた、ハリドワールの街に入る、この街は聖地に成っていて、沢山の巡礼者が訪れると言う、橋の袂でバスを下りて、歩いて橋を渡る、

 外はムッとするような蒸し暑さ、少し歩いて居るだけで、息苦しさを感じ、直ぐに汗が噴き出す、道路は大きなトラックが、ひっきりなしに通り過ぎていく、小さな公園?に着く、大きなシヴァ神の像がある、

     
 シヴァ神の像  対岸のガート  サドゥ・・・・・行者
 対岸には、階段状のガートと呼ばれる沐浴場があり、沐浴している人が見える、公園にはサドゥと呼ばれる修行している人が居る、その横にはヒンズーの神々の像

 30分程、公園内で写真を撮った後、バスに乗る、しかし、暑い、バスの冷房にホッとする、4時45分、リシケシの町外れにあるホテルに到着、

 歓迎のレイを貰い、エレベーターに乗ったけど、途中で停まってしまう、電気も消えて・・・・・閉じ込められた!!エレベーターの中では大騒ぎ、ようやく動き出したけど・・・・原因は停電、インドでは、急に停電になる事が多い、それ以後、このホテルのエレベーターには、怖くて乗れなくなった、

 部屋は綺麗で広い、一休みした6時半、ロビーに集合して、オートリクシャに乗る、初めて乗るが、思ったよりも快適、10分程乗って、下りてから歩くが、道は狭く、両側には店が密集している、沢山の人が歩き、道は一杯だと言うのに、この狭い道にオートバイや自転車が走る、ぶつかりそう・・・・・・・(怒)

 ようやく、川にかかる吊り橋の側に着いた、この吊り橋を渡るが、この橋でも、オートバイと自転車が走る

     
 ガンジス河に架かる吊り橋  吊り橋の上の猿  対岸へ
 吊り橋の上には猿が居るが、人間も猿もお互いに無関心?びっくりして写真を撮るのは私達だけ・・・・・このリシケシの街は、ビートルズが修行した場所として有名で、今は、外国からもヨガの街として、修行に来る人が多いと言う、対岸に渡ると、沢山の店とヒンズー寺院があり、ヨガ道場もある、
     
 対岸  ヒンズー寺院 
 ヒンズー寺院の側のタルパチェニケタンガードでプジャ(礼拝の儀式)を見る為に、靴を脱いで、階段状のガートへ、もうたくさんの人が集まっている、川の中にはシヴァ神の像、
   
 ガンジス河に建つシヴァ神の像  プジャに集まった人々
 6時半、プジャが始まる、人々は鐘の音の中、手を合わせて歌を唄う、両手をあげたり、司祭の祈りの声が聞こえる、一種独特の雰囲気、沢山の人達の中に、黄色の服を着た少年たちが、たくさん、参加している、
     
 黄色の服を着た少年たち  燭台の火が回る  火に手をかざす
 この少年たちは、3歳から20歳まで、インド全土から来て、ここでサンスクリット語を学ぶ学生たち、彼らは20歳まで、ここで学び、卒業してから、故郷へ帰り、聖職に付くと言う、妻帯はしないと言うが、チベット仏教と同じように、小さい頃に、寺院へ入り、その人生が決められてしまうのは・・・・・可哀そうに感じるけど、名誉な事だろうか・・・・・

 川の側とは言え、暑くて汗びっしょり、やがて、燭台に付いた火が見物人の間を回ってくる、人々はその火に手をかざす、私の所に来たが、如何するの?・・・・・・次の人に回そうとしたら、川に向かって3回、円を描くようにする、と、近くの人に教わり、シヴァ神に祈りを捧げる様に、回して、次の人へ・・・・・・

 インドは3回目だが、今まではチベット仏教圏の土地ばかりで、ヒンズー教圏は初めて、カルチャーショックを受けそうだ、司祭が退場してプジャは終わる、

 一度にたくさんの人が帰るので、来る時よりも人が多く、吊り橋は落ちそうな人数、その中をアベックのオートバイが走る、橋は歩け(怒)よ・・・・・・・

 対岸に渡り、狭い小道を暑さにヘロヘロになり、ようやくオートリクシャに乗り、7時半にホテルに帰る、服を着替えて8時に夕食のレストランへ
     
 スープ  チャパティ  デザート
 聖地に入ったので、食事はヴェシタリアンになり、肉などは出ない、しかし、スープとデザートは美味しかった、夕食後は、シャワーを浴びて、10時半にはペットへ、暑い中、良く歩いたので疲れた