3日目(4月4日) プンツォリン〜パロ
 
 6時起床、7時朝食、朝食にはお粥がでる
日本のお粥と一緒、美味しい、出発までの一時、外に出てみる、ホテルの前にはチベット寺院の「サンドベルリ・ラカン」があり、朝早くからお参りに来ている人が居る、私も寺院に行き、マニ車を回してお参りをするが・・・・・暑い、少し歩いただけで汗が噴出す、
朝食 サンドベルリ・ラカン お参りする人々
お参りする人の側には、鳩に餌を与えている人も居る、殺生を禁じているチベット仏教では、日常的な事だろう、

 ブータンで、バスを運転するドライバーは「コタ」さん、初めて逢った時はビックリした、まだ、10代の男性?・・・・この人が運転するの?・・・・・でも年齢を聞いて二度ビックリ・・・・・・・35歳だって

 ガイドは「パルダンさん」日本の野球選手だった○○さんにそっくり、ブータンの旅行中、ツアーの人達からブータンの○○と呼ばれていた、二人ともブータンの民族衣装である「」を着ている、ゴの下はスカートの様に短くして、ハイソックスをはいている、冬は寒くないか・・・・聞いたら、日本の着物のように冬は袷を着ていた、○○さんとは誰でしょうか?
ドライバー ガイド 民族衣装 ゴの裏
 8時にホテルを出発、門を通ってインドのジャイガオンの町へ、インドに入ると、雰囲気がガラリと変わる、人が多くゴミゴミした感じ、インドの出入国審査へ・・・・・・・ここで一人一人面接をして、インドを出国、再び門を通りブータンへ、ブータンの入国審査を受けて、ようやく正式にブータンへ入国、
ブータン ブンツォリンの町 国境の門  ブータン側から インド ジャイガオンの町
ブータンでは入国審査は団体で出来るので、ガイドが手続きをしている間、国境の門を写真に撮る、沢山の人がインド側からブータンに入って来ている、この人達はブータンで働く人達、9時半、ブータンに向かって出発、ブータンへは空路で入る人が多く、インドから陸路で入る人は少ない、その為か、日本人に会うことも無かった、

 バスは小型の日本製のバス、山の中に入っていく、道は舗装されては居るが、カーブの多い山間の道、所々で道路工事をしている、働いている人達はインド人、この場所はブータンでは南に位置していて、標高は500メートル程度、亜熱帯気候地帯で、道の両側にはツタなどの植物がある、

 だんだんと標高が高くなるに連れて霧が出てきた、視界は悪くなり、時には2〜3mほどしか見えない時がある、対向車が来ると怖いが、流石にドライバーは慣れているのか、動じる事も無く、バスは走っていく、
亜熱帯の森 沿道の風景
 霧の中から山の斜面を切り開いた段々畑と人家が見える、10時半、今日一番の標高の高い峠を通るが、一面霧の中、途中野外トイレ休憩をして、12時40分、ワンカと言う水力発電のダムが見えるダムビューレストランで昼食、
リュカダム   レストランから 段々畑 昼食
 昼食には焼きそばが出る、赤米よりも美味しい、しいたけやワラビが出る、ブータンでは日本と同じようにワラビを食べる、それ以降、道々にワラビが沢山生えているのを見るようになる、炒めたワラビは美味しかった、レストランからは眼下にダムが見える、ブータンの輸出産業を支える物に、電力がある、豊富な水を利用して水力発電で、その90パーセントの電力をインドに輸出している、

 1時間程してからバスに乗る、段々と下に下りるに従って霧が晴れてきた、ブータン国民の75パーセントが国教である「チベット仏教」を信仰している、橋や峠などにはルンタが風にたなびいている、沿道の人々はにこやかに手を振っている、本当に穏やかな国

 4時半、インド人の村を通る、ブータンの人達は昔から中部地区から北に住み、南部にはネパール人やインド人が多く住んでいる、段々と南部に住むインド人が増えていて、宗教の違いもあり、将来は紛争の種になりそうな危機がささやかれている、
橋の上にたなびくルンタ 沿道の村々 チュゾム チックポイント
 沿道にはブータン特有の家屋が見えてくる、山沿いの道から川沿いの道に入り、橋のたもとでバスは止まる、ここでチックを受ける為にガイドが書類を持って行く、この場所チュゾムはパロ、テンプー、チベットへと向かう交差点、橋を渡り、私達は右手へ、左手に行くとチベットへ、しかし、今は中国との国境は全部閉ざされている、

 道も良くなり、平野が見えてきた、プンツォリンから180キロ、標高2300メートルのパロの町に入っていく、山に囲まれた谷間にあるパロは緑の田園風景が広がっている、このパロの町に2泊する、やがてバスは山手へ、今日のホテルは山の斜面に建つホテル、バスを降りると、目の前に長い石段が出迎えてくれる、・・・・・
パロへ パロの町の高層住宅 夕食
 長い石段を登ってホテルのロビーへ、部屋は二階、歩いて二階に上がる、同じようなロビーがあり、そこから一階分狭い階段を下りた場所が私の部屋、これ・・・・・・・・・・二階?二階から3階分降りた場所にも部屋がある、不思議なホテル・・・・・

 夕食のレストランへは、二階のロビーを通りベランダに出て、別棟の部屋へ、そこから階段を下りた場所、迷ってしまう、夕食はスープの後、バイキングで焼きそばや魚のから揚げが出る、そして山菜、魚が美味しかった、レストランからはライトアップされたパロゾンが見える、明日に備えて、早めに寝よう・・・・・・