仙台城(青葉城)

所在地 宮城県仙台市青葉区天守台青葉城址
遺構 石垣、復元隅櫓など
形式 平山城
築城者 伊達政宗
築城年 慶長5年
撮影日 2004年4月30日

歴史

慶長5年(1600)青葉山に国分氏の千代城跡を利用し仙台城を築城。
仙台城は南は龍ノ口渓谷、西は険しい山、東は広瀬川という天然の要害でした。
当初は五層の天守を構える計画でしたが、幕府への配慮で実現しませんでした。
ただし本丸東側にある懸造りとよばれる斜面に突出した建物が天守の代用となっていた。
しかし二代忠宗のとき二の丸を造営し、四代綱村のときには城の中心が二の丸に移り、山城から平山城へ造りかえられた。

修復された石垣

感想

時間がなかったのでるーぷる仙台というバスで一気に仙台城跡まで向かうのですが、天然の要害というのがバスに乗っててもわかるくらい急な坂道を登っていきます。
バスを降りると最初に見るのはすでに修復工事を終えた真新しい石垣。
「えっ!こんなんなの?」と思ってると隣にきちんと元の石垣もあったので安心しました。
誰もが知ってる正宗の像。この前からは仙台の街が一望できます。
確かにこれだけ見渡せるなら懸造りが天守の代用となったのはうなづけます。

青葉城資料展示館では仙台の城下町の様子や本丸大広間をCGで再現してて、伊達政宗と片倉小十郎が説明してくれます。

さて、くだりのバスに乗り遅れてしまったので自力でおりていくと車道の途中から近道という細い道があったのでそちらを通っていきます。
その途中には野面積み(だと思う)の石垣が見られます。
しかしなぜだか全てにシールが張ってある。なんでだろう?と思ったのですが時間がないのでさくっと進みます。
あとで考えてみると修復工事のためのシールだったんですね。

さて急いだのは麓にある仙台市博物館にいきたかったからです。
ここには有名な伊達政宗の具足があるんです。
しかし世の中そうはうまくいかないもので間に合いませんでした。しかも次の日からだったら閉館時間がのびてたんですよ。残念でした。

さてここまで来たなら伊達政宗の墓所の瑞鳳殿へ寄るのをお勧めします。
杉木立の中にたたたずむ絢爛豪華な桃山様式の建物です。残念ながら空襲で焼けてしまい再建されたものですが、当時の伊達家の裕福さがうかがえます。

なにぶん時間が足りませんでした。いつかもう一度ゆっくりと訪れたいです。

仙台の街を見渡す政宗

瑞鳳殿

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